妊活と不妊の最新情報 - 不妊治療専門漢方鍼灸治療院 馬場聖鍼堂

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妊活と不妊の最新情報

将来、子どもを産みたいなら・・・妊活、不妊治療を始めるなら今すぐに

2016年11月26日 [記事URL]

『体外受精、過去最多の4万7千人誕生 新生児の21人に1人 26年』

先日のニュースの見出しです。

日本産婦人科学会の発表で
平成26年に実施された体外受精の件数は39万3,745件で
そのうち、4万7,322人の子どもが生まれ、
実施件数、出生人数とも過去最多で
新生児のうち約21人に1人が体外受精で生まれた計算になるそうです。

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体外受精での出生数が増える背景には
晩婚化が間違いなくあるでしょう。

女性は年齢を重ねれば重ねるほど卵子も老化が進み
妊娠しにくくなっていきます。

一方で、社会における女性の重要性は増し
仕事に追われ、結婚や子作りは後回しになりがちです。

実際、当院でも40歳前後で新婚さんや妊活を初めて間もないという方は
とても多いです。

妊活や不妊治療をスタートして
すぐに体外受精にステップアップするケースも多く
先の集計結果のようになったのは必然の結果といえるでしょう。


こういう話題が出た時に注目されるのは
女性の社会での活躍や卵子の老化ばかりになりがちなのですが
男性の晩婚化も体外受精が増えている要因には
なり得ます。

先ほど40歳前後で新婚さんは珍しくないと書きましたが
男性の場合、50歳前後で新婚さんという方も珍しくなくいらっしゃいます。

男性も35歳を越えると精子の老化が進むといわれており
精液の量や運動率は低下し、逆に奇形率は高くなっていったりします。

自然妊娠できるかどうかというのは
女性の問題だけではなく精子の質も重要

クリニックによって基準が違うものの
精子の運動率30~40%以上が自然妊娠を目指す上では
目安とされていることが多いようです。
(実際は、運動率だけではなく、精子の量なども検討材料になるはずです)

ちなみにWHO(世界保健機関)の精液検査の基準値は

精液量: 1.5ml以上
pH: 7.2以上
精子濃度: 1ml中に1500万以上
運動率: 40%以上
正常形態精子率: 4%以上

となっており、
ほとんどのクリニックがこの検査結果をもとに
不妊治療の方針を決めています。


さらに、先日ショッキングなニュースもありました。

『顕微授精で生まれた子は、精子が薄く、男性不妊の要因を引き継ぐ』

ベルギーの研究チームが
顕微授精で生まれた18~22歳の男性54人と
自然妊娠で生まれた同世代の57人の男性とで比較したところ
精子濃度が半分程度、運動率で3分の1程度という差があった
とのことで
少人数の比較とはいえ、ショッキングな結果でした。

不妊治療で顕微授精を選択する要因としては色々ありますが
多くは、卵子の老化と精子の状態で
卵子の老化がそれほど進んでいなくても精子の状態が悪ければ
顕微授精を選択されることが少なくない
のです。

この調査結果の信憑性はどこまであるのか疑問の余地はありますが
実は東洋医学的に考えても
両親から先天の精(命の火)が引き継がれ、
男児には男性の陽気が多く引き継がれる

ということから
ある程度合点がいくところもあります。

いずれにしても
男性の状態が、生まれる子どもにまで影響するかもしれないというのは
男性も積極的に身体のケアをすべきという大きな理由になりますよね。


これらの最近のニュースから
男女ともいかに早く妊活や不妊治療に踏み出すことが大事かということは
お分かりいただけたかと思いますが
もしかすると、
遠からず、結婚前から不妊治療の助成を受けられるようになるかもしれません。


『事実婚も不妊治療の助成対象に』


これも近頃のニュースです。

厚生労働省が、早ければ2016年度中に事実婚のカップルに対しても
不妊治療の助成を始める
検討を進めているとのことです。

条件は今までの助成と変わりなく、婚姻関係という制限だけをはずすのではないか
と考えられます。

「子どもができれば結婚しよう」

そう言いながら年齢を重ねてしまっているカップルも多いと思います。

もし
妊娠という結婚のきっかけがないだけで
事実婚の関係にあるのであれば
この制度が実現したら
積極的に活用していただきたいですね。


卵子の老化は簡単には若返らせることが出来ません。
精子の老化にも普段のケアが欠かせません。

将来、子どもを産みたいなら、
後悔しないためにも
今すぐ、妊活、不妊治療をスタートするのが良いと思いますよ!


では、今回はこのへんで。


高齢不妊、男性不妊担当 万木 祥太郎


<参考>
『体外受精、過去最多の4万7千人誕生 新生児の21人に1人 26年』
http://www.sankei.com/life/news/160916/lif1609160025-n1.html (産経ニュースのサイトを開きます)

『顕微授精、子も精子薄く...男性不妊の要因引き継ぐ』
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161031-OYTET50031/ (ヨミドクターのサイトを開きます)

『不妊治療、事実婚も助成 厚労省が年度内にも要件改正 』
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO08953230Z21C16A0NN1000/ (日経新聞のサイトを開きます(要会員登録))



不妊治療の備えとは?

2016年09月17日 [記事URL]

10月に日本ではじめて不妊治療の保険が販売されることになりましたね。

今年の4月に不妊治療の保険販売解禁になってから
まだかまだかと待ち望んでいた方も多かったかと思いますが
今回の保険は不妊治療の備えになり得るものだったのでしょうか。

続きを読む



今回販売されることになった保険は
16歳~40歳までの女性のみが対象で
2年間の不担保期間の後に、体外受精と顕微授精に最大12回までの給付金が出て
2年目以降は出産給付金ももらえる

というものです。

2年間の不担保期間がありますので、
今まさに不妊治療にトライ中!という方向けではなく
どちらかというと、これから結婚や妊活予定の方向けの内容なのかなと思います。


この保険のポイントの一つが、最大12回までの給付金でしょう。

公的な助成では、初回40歳未満で最大通算6回までしか助成を受けることができませんが
この保険では、それ以降も6回まで給付金が出るということです。


不妊治療は、体外受精や顕微授精にステップアップすると
治療費が非常に高額になります。

そのため、助成回数の上限などがネックになって、
経済的な理由で、ステップアップできなかったり、諦めざるを得なかったり
という方は実際に少なくないので、
そういう面では、助けになりうるかと思います。


ただ、先にも書きましたが
2年間の不担保期間がありますので
将来的に不妊治療をすることになるかもしれない
そのための保険
と考えた方が良さそうです。

ですので、
たとえば、重度の月経不順や無排卵などの
不妊の原因となりうるような症状があるけど、
結婚や妊活はこれから
と考えている人には経済的な備えになるかもしれませんね。


ただ、実際問題、
高齢になればなるほど
体外受精や顕微授精の回数は増え、経済的にも厳しくなってくるので
もう少し高齢不妊でお悩みの方向けの保険もできてくると
もっと高度な生殖医療の恩恵を受けられる人も増えると思うのですが
保険の設計が難しいのでしょうね。

まずは一つ、不妊治療の保険ができたことをポジティブに捉えておきましょう!
今後の他社の動向も気になりますね。


とはいえ、
こういった保険や高度な生殖医療に頼ることなく
妊娠できるというのが一番ですよね。

それに
保険に入っていれば
妊娠できるというものではありません。

ですので
不妊治療の本当の備えというのは
保険に入っておくということではなく
不妊の原因になりうる生活習慣なり体質をしっかり改善し
妊娠しやすい身体づくりを妊活前、不妊治療前から取り組んでおく

ということです。

実際、当院のゲストでも
当院に来院前から生活習慣の改善にトライされているかたの方が
早く妊娠という結果が出ているように感じます。

生活習慣や体質はすぐに変えられるものではありませんから
将来に備え、妊活前から体質改善していくことが
とっっっっっても大事ですよ。

もちろん、女性だけでなく男性も一緒に。


不妊体質のチェックはお気軽にご相談下さい。
妊活前、結婚前でも大丈夫ですよ(^^)

無料の体質チェック(メール診断)はコチラです。
http://www.e-harikyuu.com/consultation.php

説明会や体験治療はコチラです。
http://www.e-harikyuu.com/briefing.php


では、今回はこの辺で。


高齢不妊&二人目不妊&男性不妊担当 万木祥太郎


<参考>
『日生、国内初の不妊治療保険 出産時には祝い金も』
https://goo.gl/1GSgVE (日経新聞さんのサイトに移動します)

『新商品「ニッセイ出産サポート給付金付3大疾病保障保険"ChouChou!"」の発売について[1.2MB]』
https://goo.gl/xOKaDf (ニッセイさんのニュースリリースのPDFファイルが開きます)



卵子の質を改善する新しい不妊治療で妊娠に成功!?

2016年09月03日 [記事URL]

女性が妊娠したい年齢が高齢化している現在では
卵子の老化による卵子の質の低下に対するケアが最終重要課題の一つです。

卵子の老化は、最新の生殖医療でも、鍼灸治療や漢方薬などの東洋医学でも防ぎようがありません。

が、欧米ではすでに実用が進んでいる、卵子の質を改善する不妊治療があるということを
ご存じですか?

続きを読む



こちらはつい先日の記事です。

『「卵子若返り」?2人妊娠 卵巣のミトコンドリア移植 大阪の施設が初実施』

高齢出産になる女性の妊娠率向上などを目指して、
本人の卵巣から採取したミトコンドリアを卵子に注入する自家移植治療を実施し、
2人が妊娠したと大阪市の不妊治療施設が29日発表
(毎日新聞の記事より抜粋)

"ミトコンドリア"というキーワードは、ここ数年で
目にする機会がとても増えました。

ミトコンドリアというのは、一言でいうと
細胞を作るエネルギー源となるものです。

これを体外受精(顕微授精)の際に、精子と一緒に卵子に入れることで
卵子の質を改善して、妊娠率を上げ、妊娠に至ったというのが
今回発表された新しい不妊治療です。


これは、『ミトコンドリアオーグメント療法』と呼ばれる不妊治療で
日本では現在のところ
今回の大阪の施設で臨床研究として実施が認められているだけだそうです。

ただ、新しい不妊治療とはいっても
実は欧米では徐々に実用が進んでいる方法です。

今後に期待したいですね。


とはいえ、
今回成功したと発表されたのは
27歳と33歳の女性だったということで
卵子の老化や妊孕力の低下がどれほどのものだったのかは
多少の疑問は残りますが。。


ちなみに
今回の治療法も鍼灸治療と併用することで相乗効果を期待できます。

妊娠するかどうかは、確かに卵子の質によるところが大きいですが
着床する母体のコンディショニングもとても大切です。

現在では、鍼灸治療によって腹部の血行が改善して
妊娠に好影響を与えるというのは、欧米でも認められつつあることですし
日本でも鍼灸治療できる設備を併設しているクリニックが増えてきました。

また、7月にはイギリスでも
『鍼灸治療によって体外受精の成功率が2倍に向上したことが明らかに』
というような記事もありました。

最新の生殖医療と東洋医学というと
一見相反するように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
実は親和性も高いのです。

たとえば、今回のミトコンドリアの移植も
東洋医学では、"相火"に置き換えて考えることができるかと思います。

相火というのは、東洋医学では"命のろうそくの火"と例えたりするのですが
生命活動をするのに欠かせないエネルギーのことです。

つまり、ミトコンドリアの自家移植というのは
自分自身の生命の火を弱ってきている卵子に移植することで
卵子の持つ生命力をUPさせ、質の向上につなげている!
とも考えることができるのです。

もちろん、
東洋医学では色々な角度から物事を考えることができるので
この考えが全てというわけではありませんが
西洋医学と東洋医学は相反するものではなく
むしろ併用することで多少なりの相乗効果を期待できる

ということをなんとなく想像していただけたかと思います。


いずれにしても
日進月歩で進化する最新の生殖医療も
妊娠しやすい体質づくりとコンディショニングのための伝統的な東洋医学も
いいとこ取りをしながら、うま~く併用されるのが
不妊治療では大切なことだと思いますよ。


では、今回はこの辺で。


高齢不妊&二人目不妊&男性不妊担当 万木祥太郎


<参考>
『「卵子若返り」?2人妊娠 卵巣のミトコンドリア移植 大阪の施設が初実施』
http://goo.gl/LyNR85 (毎日新聞のウェブサイトに移動します)

『Acupuncture doubles chance of having a baby with IVF, study suggests』
http://goo.gl/eJ6rkx (イギリスの『The Telegraph』のウェブサイトに移動します)



不妊治療中の禁煙は、目先の妊娠だけでなく、生まれてくる子どもの将来のためにも

2016年05月07日 [記事URL]

妊活中なら禁煙は男女とも当たり前!
男女とも喫煙が流産リスクをあげたり、胎児や新生児に悪影響がある
ということは常識です。

続きを読む

少し前ではありますが
AFP通信の記事に
妊婦の喫煙が、胎児だけでなくDNAレベルで子どもに影響が残る
という研究結果がありましたので
紹介したいと思います。

内容は概ね次のようなものです。

妊婦の喫煙は
死産や新生児の先天的な口唇裂や口蓋裂、肺病、神経系の発達障害などに
つながるリスクが非喫煙者の妊婦よりも高いことが
DNAレベルで認められた。

さらに、新生児だけでなく、6歳前後子どもにも一部のDNAの変化が
依然として残ってしまっている。

こういった影響がその後の疾病リスクにつながるかどうかは
不明だが、妊娠中の喫煙が、子どもの小児期まで残る永続的な影響が
遺伝子情報として残り
喫煙と関連する疾病との関連性も実証された。

(AFP通信の記事を要約しています)

妊活中にもかかわらず
禁煙できないという方は、やはりいらっしゃいます。

ただ、その喫煙は、妊娠・出産という夢を遠ざけているだけでなく
なんとか出産までたどりつけたとしても、
何の罪もない大事な子どもにまで影響が残ってしまう可能性がある
ということです。

今回の研究で判明したというDNAの変化が
その後、疾病に影響するのかどうかは、さらに研究を重ねる必要がある
とされていますが
妊活中でも禁煙できていないという方は
あなたの今だけでなく、あなたの子どもの将来のためにも
禁煙されることを
改めて、強くオススメしたいと思います。

もちろん男性もです。


では、今回はこのへんで。


高齢不妊、二人目不妊、男性不妊担当 万木祥太郎


<参考記事>
『胎児のDNA、妊婦の喫煙で変化 大規模調査で確認』
http://goo.gl/JOouPb(AFPBB Newsのサイトが開きます)



不妊治療の助成拡大!? 男性不妊も対象に

2016年01月23日 [記事URL]

今週の新聞にこんな記事がありました。
『不妊治療の助成拡大 初回30万円に倍増』
目にされた方もいらっしゃるかと思います。

続きを読む


これは、体外受精を受ける際の助成金が
これまで一律15万円だったところを
初回のみ30万円に倍増し
さらに、無精子症などの男性不妊で
採精のためにTESEなどの高額な手術が必要な場合に
別途15万円の助成を受けることができるようになる
というものだそうです。

対象や制限事項は現行の内容と変わらずということではありますが
より体外受精などの高度生殖医療を受けやすくなるということで
経済面がネックで足踏みされているカップルにとっては
非常に大きな進展だと思います。

クリニックによって違いがあるにせよ
TESEには20~40万円前後の実費が必要で、
しかも採精できることを約束されているわけではないのですから
非常に大きいですよね。

こちらの助成は今年度の補正予算の成立後
早ければ今月末にも実施ということです。

早期の成立に期待したいですね。


また、
男性不妊の現状について
(やっと)厚生労働省が実態調査を開始しました。

不妊の原因は男女半々と言われだして久しいです。

当院でもご夫婦で通院くださったりと、男性ゲストも増えてきています。

実際にゲストにお話をおうかがいさせていただいたり
東洋医学的にお身体を診させていただいても
男性要因が大きいと考えられる
というご夫婦は多いです。

もっと積極的に男性も治療を受けたいと願っていても
経済的に難しい・・・
というご夫婦もたしかにいらっしゃいます。

今回の実態調査や新しい助成によって
こういったご夫婦が少しでも前進できるようになれば何よりですね。


なお、来月から所得税などの確定申告がスタートになりますが
不妊治療にかかった費用も医療費控除対象になります。
もちろん、当院のような鍼灸院での治療費も医療費控除対象に含まれます。

そろそろ領収証など整理して準備しておくと良いと思いますよ。


では、今回はこのへんで。


高齢不妊&二人目不妊&男性不妊担当 万木祥太郎


<参考>
『不妊治療の助成拡大 初回30万円に倍増』
http://goo.gl/mmVvfp(朝日新聞のサイトが開きます )

『男性不妊 ウェブで実態調査 治療経験者など対象 厚労省』
http://goo.gl/tHofUo(毎日新聞のサイトが開きます)



不妊治療をはじめても夫婦仲良く

2015年12月26日 [記事URL]

不妊治療をしていると
タイミングをとる日であったり
人工授精や体外受精などにステップアップされている人は
採卵や採精、移植といった時期に気がいってしまいがちです。

また、年末年始など連休前後などはクリニックもお休みなる所も多く
余計に気になってしまうかと思います。

これは仕方ないことなのですが、
時には、こういった状況が夫婦関係にも影響し、
余計に妊娠しにくくなっているということもあります。

続きを読む



典型的な例が『セックスレス』です。

このブログの中でも、二人目不妊の原因として紹介したことがありますが
二人目不妊の方に限らず、
不妊治療をはじめたことでセックスレスになってしまうご夫婦は
決して少なくありません。

気持ちは分かります。

妊娠できるタイミングでない時にやっても意味がない、体力を使いたくない・・・とか、
人工授精や体外受精にステップアップしてからは、必要性が無くなったから・・・とか、
なんとなくお互いにそういう空気でなくなってきたから・・・とか。

理由はいろいろありますよね。


ただ、
最近の研究では
普段の性交回数が多いほど妊娠する確率は高くなる
ということが証明されてきていますが
ご存知でしたか?


不妊治療のステップは関係なく
そして、排卵期などのタイミングも関係ありません。

少し前にアメリカの医学雑誌に次のように掲載されていたそうです。

活発に性行為を行っていた女性には
そうでない女性に比べ、
妊娠をサポートするような免疫反応があった

つまり、
性交回数が多い女性ほど妊娠しやすい身体になっている
ということですね。


どういうことか簡単に説明します。

精液や精子、また、受精卵や胎児も、
女性の身体にとってはもともと異物です。

そのため、免疫の働きで
異物を排除しようと身体としては動くのだそうです。

でも、これでは妊娠することができないので
妊娠するためにはこの免疫が精子や胎児を排除しないように
働く必要があるのですが
セックスの回数が多ければ多いほど
この女性の免疫システムは妊娠をサポートするようになる
のだそうです。

だから、不妊治療の状況や排卵の時期などによらず
普段から積極的にセックスをした方が良い
ということなんですね。


ちなみにこの積極的なセックスは男性にも重要で
精子が常にフレッシュな状態になるというメリットもあります。

つまり女性だけでなく
男性もより妊娠しやすい精子の状態になるということです。
(乏精子症など、精子数に何かしら問題がある場合はある程度の制限は必要かもしれません)


特に日本は諸外国に比べ
セックスレス夫婦が多いと言われています。

そして、草食系男子も増えてます。
また、ゲストからもよくお話をお伺いするのですが
結婚後は草食化が顕著なようです。

もしかしたら、日本人という民族性もあるのかもしれませんね。
(この辺りは私の勝手な想像ではありますが)

もちろん、これらが不妊に悩むご夫婦が増えている原因の全てではありません。
けど、不妊を早く卒業するためにも、こういった部分は
意識を変えていってもよいかもしれませんね。


とはいえ、
東洋医学的には房事過多は腎を傷ると考えますので
疲労困憊状態など体調面がすぐれない時は
積極的にはオススメできない面もあるのはあります。

房事過多は、セックスのしすぎという意味で
腎は、東洋医学では生殖力や生命力を担当している考える臓器です。

ですので、無理し過ぎない方が良いのは良いです。

この辺のバランスが難しいですが
それでもやはり回数はできるだけ多くとれるよう
何かしらの工夫や努力が必要だと思います。


ということで
早く妊娠するためには、
どういった妊活の状況であっても積極的なセックスが大切

ということがお分かりいただけたかと思います。

今妊活中の方も
これから妊活という方も
また、これからご結婚という方も
この正月休みをきっかけに、
いつもにも増してご夫婦仲良くされてみる
というのはいかがでしょうか?

何となく恥ずかしい・・・というご夫婦は
時にはお酒の力を借りるというのも良いかもしれませんね。


では、今回はこのへんで。


高齢不妊、二人目不妊、男性不妊担当 万木祥太郎



2016年の不妊治療はどうなる?

2015年12月12日 [記事URL]

早いもので12月も半ばにさしかかろうとしています。
年末年始になるとクリニックもお休みとなるところが多いですし
なかなか計画を立てにくく
妊活中はこういう時期がもどかしかったりしますよね。

ということで、2015年も年末です。
2016年になると不妊治療に関係する法律が色々変わってきそうです。

今回は、大きなものをピックアップしてみました。

続きを読む

不妊治療への助成の対象範囲変更の完全施行(4月~)

不妊治療の助成対象の範囲変更は平成26年4月から一部施行されてきましたが
来年度からは完全施行になります。

具体的には
助成対象年齢が、限度なし → 43歳未満の方のみ
通算助成回数が、10回まで → 初回40歳未満の方で6回、初回40~42歳の方で3回まで

というように制限がきつくなります。
(年間助成回数と通算助成期間は限度なしになります)

この助成を利用すると
非常に高額な費用が必要になる体外受精や顕微授精で
1回につき最大15万円の助成を受けることができるのですが
来年度からは43歳以上になると助成を受けることができなくなります。

本年度中(3月まで)であれば
43歳以上の方も助成を受けることは可能ということですので
もしステップアップを迷われているという方は
早めにどちらかの決断された方がよいかもしれませんね。

ただし、
ご夫婦合算での所得が730万円を超える場合は助成を受けることはできません。

この変更については
厚生労働省のポスターが分かりやすいです。
クリニックなどでも掲示されているかと思いますが
40歳前後で不妊治療中の方は
一度確認しておかれることをオススメします。

厚生労働省のポスターはコチラ
http://goo.gl/EZ2I1O(厚生労働省のホームページ上のPDFファイルが開きます)

男性不妊の治療の助成が開始されるかも?

先月の話ですが
「厚生労働省が男性の不妊治療の助成を検討」
という記事がありました。

現在は、不妊治療の助成というと
女性の体外受精や顕微授精などのART(生殖補助医療)に限られていますが
これを男性にも拡大するというものです。

具体的にはTESEなどの高額で高度な医療に限定されるかと考えられますが
いずれにしても、
今まで各自治体頼みだった男性不妊の助成を全国的に受けられるようになることは
高額な治療費に足踏みしている男性不妊に悩むご夫婦には
助かることですよね。

不妊の原因は男女半々といわれて久しいですし
何かしらの男性不妊要因をお持ちのご夫婦も増えてます。

やっとこさ助成が追いついてきたというところでしょうか。
具体的な進展に期待したいですね。

日経新聞の記事はコチラ(会員限定)
http://goo.gl/MwB6XE

不妊治療にかかる薬代も贈与税非課税になるかも?

不妊治療にはとにかくお金がかかりますよね。
特に体外受精など高度な生殖補助医療(ART)になってくると
ポンと出せる金額ではなくなってきます。

そのため、不妊治療にかかる費用を両親などから
援助してもらっているという方は珍しくありません。

通常、年間110万円を超える贈与については
贈与税がかかってくるのですが
今年度より不妊治療のための贈与については非課税とされてきました。

それが、少し前の日経新聞の記事によると
不妊治療の薬代も非課税になる動きがあるようです。

実際どれだけの人がこの恩恵を受けられるのかという点は疑問ではありますが
優遇範囲が拡がること自体は歓迎したいことですね。

日経新聞の記事はコチラ(会員限定)
http://goo.gl/guC8yT

現行の税制については内閣府のホームページが分かりやすいです。
http://goo.gl/ujBR5U

ということで、今回ピックアップしたものはこれで以上です。

少しずつではありますが
年々こういった制度面は整備されつつあるように感じます。

世界トップクラスの医療技術を持ちながら
不妊大国と言われる日本です。
これからも色々な面で改善を進めて欲しいですね。

一方で、高齢不妊の方には厳しい助成制度になってきたのも事実です。

本当は、税制や助成だけでなく
働きながらも不妊治療や妊活を積極的にしやすい社会というのが
今の世の中、世代には大事な気もします。。


では、今回はこのへんで。

高齢不妊、二人目不妊、男性不妊担当 万木祥太郎



体外受精は不安?

2015年09月12日 [記事URL]

厚生労働省の資料によると
顕微授精を含む体外受精の出生児数は年々増加していて
5年前の統計データで全体の2.7%の子どもが
体外受精で出生しています。

同じ比率で増加し続けているとすると
現在では3%以上の子どもが体外受精で出生している
と考えられます。

続きを読む

小学校で1クラス30人と考えると、
だいたい1クラスに1人いるかどうかという割合ですね。

晩婚化、晩産化は進んでいますので
この割合はこれからも増えていくと考えられます。

実際当院のゲストも体外受精などのARTで妊娠を目指されている方は
少なくありません。

とはいえ、
卵子と精子を事前に採取して、体の外で受精させて
子宮に戻すという方法などに
不安を感じてステップアップをためらわれる方も
多いのが実際です。

たしかに
体外受精で初めて子どもが誕生してから
まだ30数年しか経っていませんし
生まれる子供に将来何か障がいが出るのではないか?
という不安はぬぐいきれないと思います。


少し話がそれますが
先日、あるウェブサイトで
世界で初めて体外受精で生まれた
ルイーズ・ブラウンさんの人生
が紹介されていました。

そこには、こう書いてありました。

"生まれてすぐに私を調べた医師が最初に発した言葉は
「普通の赤ん坊」だったそうです。
そして大人になり、私は普通の女性になりました。
私たちは普通の人間です。
ただ、生まれてくるのに、科学の力を少し必要としただけなんです。"

(GIZMODOより引用)

ルイーズ・ブラウンさんは現在37歳で2人の息子さんを持つお母さんです。
お子さんは自然妊娠で授かったそうです。


自然妊娠で生まれた方と何ら変わらないですよね。

もちろん、ルイーズ・ブラウンさんの現在が
体外受精にひそむリスクなどに対する保証になることはありません。


とはいえ
生殖医療はどんどん進歩していますし
いろいろなリスクに対する研究もすすんでいます。

たとえば
不妊治療で生まれた子どもと自然妊娠の子どもでは
発達障害の有無に関係ないということも分かってきましたし、
最近では、顕微授精の際の精子のDNA断片化などのリスクも
研究が盛んに行われていますね。


分からないことがまだまだあるということは不安ですし
自然でないことも不安だと思います。


けど、その不安の先には明るい未来もあるということです。

少なくとも、
ルイーズ・ブラウンさんは現在幸せな人生を送られているように思います。


今日のこの話は
高度生殖医療へのステップアップを勧めるものではありません。

ステップアップせずに授かることができれば
それに越したことはありませんよね。

けどもし、体外受精以外では困難という状況で
いろいろな不安から迷われているのでしたら
初めて体外受精で生まれた方の人生というは
ひとつの勇気になるのではないかと思い、この話をさせていただきました。


当院では、東洋医学的に不妊の原因を診断し、治療することで
より妊娠しやすいカラダへの体質改善を促していきます。

けど、西洋医学的な不妊治療も大切だと考えていますので
ステップアップやステップダウンなど、
治療の進め方についてもお気軽にご相談いただけます。

もし不妊治療に迷われているのでしたら
お気軽に不妊治療説明会体験治療までお越しいただければと
思います(^^)


では、今週はこのへんで。

高齢不妊担当 万木祥太郎


<参考>
『世界初の試験管ベビーは37歳、その人生を語る』
http://goo.gl/7b8deQ(英語)
http://goo.gl/MQzib8(日本語)

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不妊の補完医療には鍼灸治療がワールドスタンダードに!?

2015年07月18日 [記事URL]

少し前の記事になりますが
アメリカのU.S.News & WORLD REPORT紙の記事で
アメリカでは不妊治療の補完医療として鍼治療が人気を呼んでいる
と報じられました。

記事によると
アメリカで約740万人いるとされる不妊に悩む女性やそのカップルが
積極的に鍼治療を取入れるようになってきたとのことです。

続きを読む



その要因としては、
鍼治療によるリラックス効果血流改善という効果が
不妊に有効だというエビデンス(根拠)が発表されるようになってきて
結果的に、多くの医師が不妊に悩む方に鍼治療を勧めるようになったり
不妊治療専門のクリニック等で鍼治療も受けれるようになってきた
ということが考えられると書かれています。


日本でも
鍼灸治療を受けることができる施設が併設されているクリニックは
増えてきましたね。

1つの施設内で最新の生殖医療も鍼灸治療もどちらも受けることができるのは
かなり大きな利点ですし、利用される方も身体的に楽ですよね。


もちろん、鍼灸治療とひと言でいっても
現代医学的な鍼灸治療もあれば
当院のような伝統的な東洋医学に基づく鍼灸治療など
色々ありますし
それぞれに長所と短所がありますから、
どこでも同じという訳ではないと思います。


もっとも
不妊の原因となる"体質"を根本的に改善していき
より早く"妊娠しやすいカラダ"に体質改善していくためには
東洋医学的な鍼灸治療の方が適しているのではないかと思いますが。
(決して現代医学的な鍼灸治療を否定する訳ではないです)


とはいえ、
アメリカのように医師が鍼灸治療を勧めるというのは
あまり聞かない話です。

漢方薬はパターン的に処方されることが多いですが
クリニックで勧められて鍼灸治療を受けにこられる方は
そういらっしゃいません。


この辺が
日本と欧米の不妊治療とで大きく違う点の1つかもしれません。


ただ、
今年行われた全日本鍼灸学会の不妊のセッションでは
日本IVF学会理事長の森本義晴先生も講演されていたりと
鍼灸治療の効果への理解やその連携は深まりつつあるように感じます。


ちなみに当院では
ゲストの方からクリニックについてのご相談をいただくことが
少なくありません。

それは、
クリニックでの治療の進み方についてであったり
転院のご相談など様々です。

より早く赤ちゃんを授かるという夢を叶えて頂くためには
クリニックでの治療も非常に大切なことですので
ゲストの方にあったクリニックを紹介させていただいたり
場合によっては、転院をお勧めする場合もあります。


今後、鍼灸治療の不妊に対する効果や理解が進むことで
最新生殖医療と鍼灸治療のような補完医療が
もっと連携をとっていけるようになれば
より多くの不妊に悩むカップルが
夢を叶えられるようになるかもしれませんね。


そのためにも、
最新の生殖医療を学びつつ
当院の特徴でもある伝統的な鍼灸治療で
ゲストの方の不妊治療をサポートしていきたいと思います。


では、今回はこのへんで。


高齢&二人目不妊、男性不妊担当 万木祥太郎


<参考>
U.S.News & WORLD REPORTの記事(別ウィンドウが開きます)
http://health.usnews.com/health-news/patient-advice/articles/2015/03/24/east-meets-west-treating-infertility-with-acupuncture-and-modern-medicine



男性不妊の認識を刷新!

2015年06月07日 [記事URL]

今でこそ、男性不妊について認知度が上がりました。
それでも、男性自身が"子種"が無い、"種ナシ"といった
誤ったコンプレックスを持ったり、男のプライドを深く傷つけられたり、
といった呪縛から抜け出せないようです。

続きを読む

長年不妊カウンセリングの講師をされてきた赤城惠子先生が
今年の不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座にて
最終記念講演をされました。

ご自身も不妊体験がおありということもあり、
実体験に基づいて、不妊をめぐる1970年代からの社会の動き、
歴史を振り返ってくださいました。

赤城先生ご自身が初めて不妊と向き合い、
ショックを受けたこととして挙げられたエピソード。
まだ情報が乏しい時代、1977年に入手した不妊治療の本はたったの一冊。
しかも、そのなかで今は死語となった「石女」という言葉も
堂々と書かれていたそうです。
お若い方は見たこともないかな?

江戸時代ならいざ知らず、それほど大昔でもない70年代に
子どもを産むことができない女性のことをそのように表現する
風潮は続いていたのです。

ちなみに、英国で世界初の体外受精児が誕生したのは1978年のことでした。

日本では、その後も不妊は女性の問題としてみなされてきたのです。


男性不妊の領域は、この10年あまりでかなり進化してきました。

micro TESEなど医療技術の発展で、以前だったら妊娠を
諦めなければならなかったカップルにも福音がもたらされました。

私自身も関わらせていただいた方で、micro TESEのおかげで
2人のお子さんを授かることができたご夫婦がありました。
「奇跡の子」と言われていたのが印象的でした。


顕微授精に限らず、男性も治療に積極的に参加していただくのは
今ではとても重要なこととして認識されてきています。

それでも、なぜか男性の場合は「自分は問題無い」と、
根拠の無い自信を持っていることが多く、
男性因子の原因特定が遅れることがよくあります。

無精子症・乏精子症など大きな問題が無くても、
加齢や酸化ストレスによって精子の質は低下することがわかっています。

女性は"卵子の老化"が一般認知されるようになって
晩婚化とともに女性は危機感を持つようになりました。
でも男性は・・・?

不妊治療の世界では、世間の常識は通用しなくなってきています。

今回の石川智基先生(リプロダクションクリニック大阪CEO)
の講演でも、新情報を得ることができましたので
お知らせしたいと思います。


精液検査の所見に問題がある方はもちろん、
今回は問題が無かった方も、より早くいい結果を出すために
とくに気を付けるべき注意点は以下の通りです。

*年齢
*たばこ
*熱
*感染

ヒートショック、なかでもサウナはかなり危ないですよ!
そして下着はブリーフよりもトランクスで!

自宅で採精してクリニックに持参する場合は、
よく人肌で温めて、と言われてきましたが、
精子の適正温度は32~34℃なので
下着の中に入れたり、タオルでグルグル巻いたり
する必要はないそうですよ。

サプリで補うのならビタミンCとE、
コーヒーやアルコールは控えて規則正しい生活を。

精子は酸化ストレスにとても弱いため"抗酸化"がキーワードになります。

上記の注意点は、みな酸化ストレスを減らすことにつながります。

また、できるだけ禁欲期間を短くすることも抗酸化になります。

確かに精液量は減るかもしれませんが、
人工授精は別として、顕微授精ともなると量は影響しません。
週に3~4回がベスト、つまり禁欲期間は1~2日です。
「白血球に悪さをする時間を与えない!」ということだそうですよ。


ぜひとも、認識を新たにしていただきたいと思います。

石川先生は、婚姻年齢と不妊との関連性を調べたところ、
40歳~44歳で結婚した方の不妊率は63.6%だとのことです。

加齢によって卵子・精子の老化が進むことと、
晩婚化によって不妊治療のスタートも遅れるというダブルパンチ。

男のプライドや沽券はかなぐり捨てて、
ぜひとも早めの受診を。お二人揃って、でお願いしますね!


近藤琉水がお届けしました。




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