これからの不妊治療への応用に期待したい、進む最新生殖医療 - 不妊治療専門漢方鍼灸治療院 馬場聖鍼堂

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これからの不妊治療への応用に期待したい、進む最新生殖医療

2017年10月21日

不妊治療の高齢化が進む現代では、赤ちゃんを授かる確率をより高めるために体外受精などの生殖補助医療(ART)を選択するケースが増えてきています。特に、40歳を超えてからの不妊治療の場合、妊娠確率が決して高くないタイミング法などに時間をかけるよりも、諸々の検査後すぐに体外受精にステップアップというように勧められることも少なくありません。

ただ、生殖補助医療(ART)に頼るかどうかというのは、不妊治療をされている方にとっては、大きな決断を迫られることの一つです。

金銭的にも数十万円以上の実費がかかりますし、"体外受精は不自然である"、"よく分からないから、なんとなく怖い"という漠然とした不安感もありますから、躊躇してしまう方がいらっしゃるのも当然と思います。(実費については、公的な助成もありますが、高齢不妊の場合、対象年齢外となってしまう方も少なくなく、また、複数回の実施が必要なことが多いため、そういった面で、踏ん切りが付きにくい方もいらっしゃいます)


とはいえ、生殖医療は日進月歩で進歩しています。

そこで今回は、ここ数ヶ月で私が気になった、これからの不妊治療への応用に期待したい、生殖医療関連ニュースをご紹介したいと思います。


■2017.6 卵子にミトコンドリア、不妊治療で4人出産...「安全・倫理で疑問」と専門家(ヨミドクター(読売新聞の医療・健康・介護サイト))
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170622-OYTET50016/

まずは、「ミトコンドリアオーグメント療法」という卵子の質を改善する最新医療で、無事赤ちゃんを出産されたというニュースです。この最新生殖医療については、1年前の私のブログでも紹介させていただき、その後の経過も気になっていたので、嬉しいニュースです。

確かに、安全面や倫理面での懸念点はあるかもしれませんが、欧米では既に徐々に実用が進んでいる技術ですし、今後に期待したいですね。

ちなみに、1年前の私のブログはコチラです。
『卵子の質を改善する新しい不妊治療で妊娠に成功!?』


■2017.8 無精子症マウスのiPS細胞使い子孫誕生に成功 男性不妊症の治療に光 京大などの研究チーム(産経WEST)
http://www.sankei.com/west/news/170818/wst1708180009-n1.html

染色体異常が原因の無精子症となっているマウスからiPS細胞を作り、正常な染色体を持つiPS細胞で生殖細胞を作り、不妊マウスの精巣に移植したところ、この不妊マウスの精巣でできた精子を使った人工授精で健康な子どもが生まれた、というニュースです。

染色体異常による男性不妊というと、一番最初に思い浮かぶのは、クラインフェルター症候群かと思います。クラインフェルター症候群は、性染色体に異常があるために無精子症となるものですが、自覚症状が乏しく、不妊治療をし始めてから発覚するということも少なくないようです。

クラインフェルター症候群による無精子症で不妊治療をする場合、Micro-TESE(顕微鏡下精巣内精子回収術)という技術を使って精子を採取して、顕微授精をするしか、現代の生殖医療では手立てがないとされています。

今回の研究を人に応用するにはまだ時間がかかるとのことですが、割合は低いものの、クラインフェルター症候群の男性からも正常な染色体を持つiPS細胞を作れることも分かっているということで、将来、無精子症治療に役立つ日がくることを期待したいですね。


■2017.9 「卵子の元」作製に成功 京大チーム、ES細胞から (日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO21298760Z10C17A9CR8000/

さまざまな組織や細胞になることができる胚性幹細胞(ES細胞)から作った生殖細胞から、卵子の元となる「卵母細胞」を作ることに成功したというニュースです。

卵母細胞は、単体では卵子になることができず、卵巣に移植するなどの必要があるとのことで、今後の課題だそうです。

高齢不妊の場合、AMH(アンチミュラー管ホルモン)の検査で凡そ知ることのできる卵子の残存数が重要になってきますし、卵子の元となる細胞を作り出すことができる医療技術は夢のような話かも知れません。実現性や実用性は不透明ではありますが、今後の研究に期待したいですね。


■2017.9 体外受精卵の遺伝子機能解析=不妊治療改善に期待-英研究所(時事ドットコム)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017092100078

人の受精卵にゲノム編集でOCT4という遺伝子を動かないようにすると胚の細胞分裂の際に、成長異常になることが分かったという研究結果のニュースです。

体外受精は、女性から卵子を採卵、男性から精子を採精し、受精させ、胚盤胞まで培養するという流れがありますが、高齢になってきたり、卵子の質が低下してくると、受精卵がこの胚盤胞までなかなか育たないということがあります。そのため、受精後1~2日目までの初期胚で移植したり、凍結したりすることもありますが、胚盤胞に比べると移植後の着床率で差があるため、体外受精にステップアップされている高齢妊活中の方にとっては、初期胚で移植や凍結をするか胚盤胞まで培養するかが悩ましいところでもあります。

今回の研究でOCT4が胚盤胞への成長に関係すると分かったことが、今すぐ、こういった悩みの解決につながるわけではありませんが、その他の重要な遺伝子の研究も進むことで、将来的に何か手立てが見つかると嬉しいですね。


今回、ご紹介するニュースはこれで以上です。

最新の研究がすぐに身近な生殖医療に発展するというわけではありませんが、こういった研究の積み重ねが、将来につながっていくのでしょうね。

一方、私たちが提供させていただいている東洋医学は、卵子や精子、遺伝子などピンポイントをターゲットにしているわけではなく、あくまでも人間全体です。ベースとなる人の身体や心を整えることで、卵子や精子、もしくは遺伝子などに波及していくと考えます。そのための体質改善ですし、そのための生活習慣の改善です。

人は年齢を重ねれば重ねる程妊娠しにくくなっていきます。けども、人の老化は生殖医療の発展を待ってはくれません。だからこそ、東洋医学でベースとなる心身、体質を改善していくことが大切なのです。

妊娠しやすい身体になるための体質改善は今すぐ始められます。

あなたの一歩がとても大事ですよ。


では、今回はこの辺で。


高齢不妊、二人目不妊、男性不妊担当 万木祥太郎


<おことわり>
今回の内容は、リンク先の各記事の内容を元に執筆しています。日進月歩で進む生殖医療ですので、状況が変わっていることもありえます。御了承下さい。



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