ホルモンバランスを整える - 不妊治療専門漢方鍼灸治療院 馬場聖鍼堂

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ホルモンバランスを整える

月経周期:低温期は陰陽どちらのパワーも必要です!

2015年05月19日 [記事URL]

東洋医学は、「陰陽」で世界を表現する事が出来ます。
今回は、月経周期を陰陽で考えてみましょう!
特に「低温期」取り上げますね。

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東洋医学では、月経周期の低温期は
「陰の時期」といわれます。

高温期の「陽」に対して、低温は「陰」。
でも、「陰」だけでは冷える一方で、
うまく働く事が出来ません。
「陰の中」にも、「陽のパワー」を
少し足してあげる事が大事なんです!

陽の「形は無いけれど温かい」といった、
「エネルギー」や「パワー」といったものが
水に少し加わる事で、水が活動的に働き始めます。


この、「陰の中の陽」の考えはとても大事で、
「陰」だけでは生命活動ができないし、
「陽」だけでは、「身体」といった
形あるものが無い状態です。

まさに、血液がそうですよね。

「血」という水のもの、陰の物に、
体温という温かさが加わることで、
生命を保つ事が出来るようになります。


月経の後は、なんだか身体の血が足りないように
感じる事ってありますよね。

受精卵を受けとめるために厚くした内膜が、
月経とともに剥がれ落ち、
子宮のリセットが始まります。

そのときに、出血をともなうので
検査数値には出ない程度であっても
貧血状態になっている事があります。


月経中〜後期の脈を診ると、
血管の中の血が足りなくて
力が無い脈をあらわしているかたも多いです。


月経血とともに、
温かい体温も一緒に排出されるので、
月経中は身体が冷えたように感じる事があります。
なので、お腹がの表面が冷たかったり、お腹の中が
冷えたような体感があります。


また、月経中に風邪のような症状が
でることがあります。

これも、温かい血を失った事で、
冷えて咳き込んだり、寒気を感じたりするのです。

「風邪かとおもったけど、なんか違う。」

女子なら、一度は体験したことのある症状ですね。


では、低温期の子宮と卵巣の働きをみてみましょう。

卵も内膜も、中に集めて形を作る働きである「陰」の働きであり、
それに「陽」という「生命エネルギー」が加わって
「成長」させ「育てる」ことができるのです。

卵巣の中身を充実させ、
水分たっぷりの卵胞を育て、
卵という形あるものを育くむこの時期は「陰」の時期。

また、内膜を厚くするというのも陰の働きだし、
失った血液を増やすのも、「陰」の働きとなります。

つぎは、失った「陰」である血液を増やすことを
「陰陽」で考えていきましょう。

月経のあとの低温期は、
卵を育てる大事な時期です。

しっかり血を作る物を食べて、
失った血を補う事が大事です。

血をつくる食べ物は、
赤みのお肉・お魚・レバー等があげられます。

鉄分を含んでいて、なおかつ低脂肪、
良質のタンパク質の赤みのお肉類は、
血を補うには最高です。


「血を作る食べ物」としてご紹介した「赤みのお肉類」は、
まさに「陰中の陽」のパワーを持っています。

食べる事で、血液という「陰」のものを増やすことができるし、
また、身体を温めるという「陽」の働きを持っている食材です。

なので、温かい血をしっかり補う事ができるのです。


次に、月経周期にかかわるホルモンを考えていきましょう!

さきほどご紹介した「赤みのお肉類」を上手にとると、
アンドロゲンという男子ホルモンの材料になります。

「なんで月経にアンドロゲン?男性ホルモン?」と思うかもですが、
実は、そのアンドロゲンは、タンパク質の働きで
エストロゲンになるのです!

良質の卵を育てるには、
たっぷりのエストロゲンが必要です。
美しい女性・魅力ある女性をつくるといわれる
エストロゲンが、アンドロゲンから作られるなんて!

これも、陰陽のマジックかも知れません。

女子のホルモンは「陰」、男子のホルモンは「陽」。
「陰」の女性ホルモンを作る為に、
「陽」である男性ホルモンが必要なんて、
生命の神秘ですよね!

そして、その女性ホルモンであるエストロゲンが
体温を低温に保って、卵を育てる最適の温度、
低温期をつくってくれるのです。

このように、月経周期の「低温期」だけを取り上げても、
陰陽どちらの作用も重要である事がわかります。

良い卵を作る為に、
「陰と陽」どちらのパワーもうまく取り入れることを
意識してみてくださいね♪


今回は、東洋医学の「陰陽」のお話でした。


卵のアンチエイジング・ホルモン担当
岡井志帆でした。



旬の代表「タケノコ」の効果!

2015年05月05日 [記事URL]

今が旬の食べ物のひとつであるタケノコ。
その栄養価を調べると、未妊治療に関係する
あるホルモンの材料が含まれているようです。

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タケノコは、日本と中国でのみ
食べられる食材だそうです。
なんだか不思議な感じがしますね。
食文化という言葉がピッタリです。

漢方薬を調べると、
以外なことに、生薬としては使われていません。
竹の葉っぱや、皮、煮汁をお薬として使うようです。

本草綱目という、生薬について書かれている本には、
「筍は、食品としては宜しきものだが、
 薬にもちいるということは聞かない。」
と記述があります。

また、その他にも
「凡そ筍を食すには、譬えば薬を修治するようなもので、
適法であれば人を益すが、これに反するは損することがある。」
と、食べ方に注意が必要である事が書かれています。

また、食べ方には
「煮るには久しく(長時間)煮るがよく、
 生では必ず人を損ずる(害がある)。
 苦筍は久しく(長時間)煮るがよく、
 乾筍は羹(煮物・吸い物)にして茄(食べる)のがよく、
 蒸すのがもっとも美味であり、焼いてもよろし。
 味のえぐみのあるものは人の咽を刺激するが、
 まず灰湯で煮てから再び煮ればよし。
 あるいは、薄荷の片と一緒に煮てもえぐみが去る。」
と書かれていて、灰汁抜きに手をぬかないようにすることが
美味しい食べ方であると書かれています。

なかなか詳しく書かれていますね!
昔の人も、灰汁抜きに手間をかけても
食べたい!という
美味な食材だったようです。

気味としては、「甘く、微寒にして毒なし」とあります。
「諸竹筍は、いずれも冷血、および気を発する。」
とあるので、身体を冷やす作用があるようです。

主治としては、「膈を利し、気を益し、熱を化し、痰を消し、
胃を爽やかにする。」作用があるそうです。

食べ過ぎると身体を冷やしますが、
胸のつかえが取れて、身体の熱を冷ましてくれ、
痰をとって、胃を爽やかにしてくれる、
うれしい作用がありますね。


西洋医学的には、
チロシンというアミノ酸が含まれていて、
鬱状態を改善する効果があるそうです。
ですので、月経前症候群に悩む女性にも
おすすめです。

また、甲状腺のホルモンの原料であるので、
卵をイキイキさせるためにも、
妊活女性にもうれしい食材といえるかもしれません。

美味しく、身体に良いものとして
今の時期、ぜひ食べてみてくださいね。

身体を冷やすので、
「羊のお肉と一緒に食べるといい」とも書かれています。

ゴールデンウィークに、
羊と筍のジンギスカン(バーベキュー)を
楽しむのもいいかもしれません♪

妊活ライフを楽しく過ごす為にも、
ぜひ試して見てくださいね。


卵のアンチエイジング・ホルモン担当
岡井志帆がお届けしました。



不調の原因はホルモンバランス!プロゲステロンは悪者ではありませんよ

2015年04月21日 [記事URL]

生理前になると、偏頭痛に悩まされたり、
気分が鬱々してしまう・・。
そんな不快な症状にお悩みのあなた。
実は、女性ホルモンのバランスがくずれている事が原因です。

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女性ホルモンといえば、
エストロゲンとプロゲステロンがあげられます。

エストロゲンは、美肌ホルモンと呼ばれて
排卵までの低温期に活発に分泌されます。

プロゲステロンは、排卵後の高温期に分泌されるホルモンです。
この時期に、ニキビなどの肌トラブルが起こったり、
強い眠気が出たりするのはこのホルモンが原因とされます。

そのため、プロゲステロンは「不美人ホルモン」と言われて
毛嫌いされることが度々あります。


じゃぁ、プロゲステロンは控えめのほうがいのか?
というと、そうではありません!

実は、辛いPMSやひどい生理痛の不調の原因が
プロゲステロンが少ない事によって
起こっていることもあるのを
ご存知でしょうか?


わかりやすくいうと、
無排卵時などがそれに当たります。

エストロゲンばかり分泌されて
プロゲステロンが十分に足りていない状態です。


プロゲステロンは排卵後の黄体や、
未熟なまま排卵されなかった卵胞から形成され
分泌されます。
という事は、排卵しなければプロゲステロンは
作られない!という事になります。
まさに、無排卵時の状態ですよね。

また、年齢が高くなり未熟卵胞が
たくさん育たなくなった方も、
材料が少ない為にプロゲステロンの分泌量が
減ってしまいます。


すると、エストロゲンばかりが身体にある状態になり、
バランスがくずれてしまいます。
なので、エストロゲンの作用が強くなり、
さまざまな不快な症状が出てきます。

胸がはったり、内膜が厚くなりすぎたりしてしまいます。
そのため、月経量がふえてしまいます。
不正出血も症状の一つです。

他にも、エストロゲンが過剰になると
体重がアップしたり、鬱の症状がでたり、
疲労感が強く出たり、無性に甘いものが食べたくなったり
といったことも起こります。
また、エストロゲンは血管にも作用するので、
生理前の急激な減少から血管拡張をおこし
偏頭痛の原因となる事があります。


プロゲステロンは、決して悪者でありません。
普段は、エストロゲンの働きが暴走しないように
プロゲステロンが抑制してくれているのです。

また、プロゲステロンは幸福感を与えてくれたり、
お肌や髪に潤いを与えてくれたりといった、
良い働きもしてくれています。
そう思うと、プロゲステロン様々ですよね。

無排卵を例に出しましたが、
黄体機能低下症のような、プロゲステロンの分泌が
少なくなっている人も同じです。
エストロゲンに対してプロゲステロンの分泌量が少ないので、
暴走を抑えられなくなっているのです。


もともと身体が細くて丸みのない体型の方は、
プロゲステロンが出にくい体質になりやすいです。
成長期にプロゲステロンの分泌が少なく、
胸など身体が丸く発達しなかった方です。
(ドキッ!書いていて胸が痛みます。)

上半身がやせているのに、
お尻や太ももだけぽっちゃりしている方も、
エストロゲン過剰になっている傾向があります。
(ますます、ドキッ!!)


それならば、プロゲステロンがしっかり分泌されるように
身体をととのえていきたいですよね。


プロゲステロンの分泌を活性化させるには、
ビタミンEがよいそうです。

おなじみのアーモンド、ナッツ、カボチャ、アボカド、
イワシなどです。
これらの食品を上手に取り入れて、
ホルモンのバランスをとっていきましょう。


また、ストレスは大敵です。
ストレスが多くなると、身体を守る為に
副腎皮質からコルチゾールが作られます。

どんどん産生されると、材料も消費されていきます。
その材料というのが、プロゲステロンと同じ
コレステロールなのです。

ストレスに対応する為にコルチゾールがたくさん産生されると、
コレステロールが大量に消費され、
プロゲステロンの材料が激減。
そのため質も悪くなり、分泌量も減少してしまいます。
これも、遠回りですが原因のひとつにあげられます。


また、この逆もあります。
身体がプロゲステロンの産生を優先すると、
ストレスに対応するためのコルチゾールが、
材料不足のため減少してしまい、
イライラが止まらなくなってしまいます。

生理前にイライラするのも、
わかる気がしますね。

東洋医学でも副腎は「腎の臓」で「水」のグループです。
イライラするときは、「肝の臓」である「木」のグループがたかぶります。
そのため、「水」からエネルギーを奪います。
すると、「腎の臓」「水グループ」の元気が取られてしまうのです。
「水」は生殖機能に関係します。
生殖活動、生命力を取られては困ります。

鍼灸治療としては、「水」グループを助けて、
「木」のグループがイキイキ活動できるように
お手伝いしてあげるようにしていきます。

其の為にも、いいもの食べて身体に血を作り、
身体を動かして気と血をスムーズに流すようにする
生活を、心がけてもらうようにお願いします。


様々なホルモンが
絶妙のタイミングで切り替わり
バランスを保っています。


月経量が多くてこまっている。
頭痛に悩んでいる。
気分が落ちこんで辛い。


そんなあなたも、
生活を見直していけば
楽に過ごせるようになりますよ。
鍼灸治療でもお手伝いしていきます。

快適な月経生活をすごしましょう♪

卵のアンチエイジング・ホルモン担当
岡井志帆でした。



気になるサプリ"DHEA"のかわりになる食ベ物は?

2015年03月31日 [記事URL]

最近、未妊のクリニックでよく処方されるサプリメントに
DHEAがあります。
卵巣機能に衰えがあると判断されたかたの
卵の質の改善する為に使用されます。
このサプリのかわりに食べたい、
おすすめの食材についてです。


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未妊クリニックにて、「卵の質を改善できますよ」と
最近よく出されるサプリメントにDHEAがあります。
卵巣の働きが低下してきて、
女性ホルモンの分泌がうまくいかなくなり、
卵の質の低下が起こっている方におすすめされます。

男性ホルモン、女性ホルモン両方に効果があるので、
妊活女性では、少し男性ホルモンが優位になる副作用が
おこることもあるようです。
それでも、卵の質が良くなるなら「試してみたい!」と
思うのが心情です。

でも、その前に、普段の食事で代用できれば良いですよね。
その食材というのが、みなさんもおなじみの
『山芋』なのです。


『山芋』に含まれる成分である『ジオスチン』が
DHEAに含まれる『ジオスゲニン』成分と構造が良く似ているため、
代用品として摂取するといいと言われています。

女性には『大豆イソフラボンがいい』といわれるのと同じですね。

ヤムイモに多く含まれているのですが、
ヤムイモというのは、ユリ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属のものをいい
熱帯地方に栽培されているものをいいます。

日本の長芋や自然薯がこれに当たりますが、
『ジオスゲニン』は配糖体という形で
含まれています。それを、『ジオスチン』といいます。
独特のエグミ、苦みを持つので沢山入っていると食べにくくなります。
日本のヤムイモ(ヤマトイモ)には、それほど入っていないので
とっても食べやすいですよね。

含有量が少ないと聞いてがっかりしましたか?
そのかわり、安心しておいしく食べれるので、
良い食材には間違いありません。


『長芋』は、漢方の生薬としても使われています。
『山薬』といって、気味は甘温。
肺を補い、および脾胃を補い、腎の精と気を助け、肌肉を長じ、
腰痛、泄精、健忘、瀉痢、小便頻数を治し、筋骨を強くし、痰涎を化し、
皮毛を潤し、虚熱を除きます。

太陰肺経と脾経の不足を補うので、胃腸にもいいですし、肌の表面も潤します。
身体も滑らかにしますし、気力もついてきます。
また、お腹の下の方の腎の精を集めて養うので、おへそ下をしっかりとさせます。
なので、下痢をととのえたり生殖器のパワーもアップさせる事が出来るのです。

食べ過ぎでお腹や胸の辺りが詰まっている人には向きません。
沢山食べる物でもないので、少量ずつ日々の食事の一品に
取り入れてください。


DHEAは、卵のアンチエイジングにお役立ちのサプリメントですが、
以外と身の回りの食材に含まれている成分なんですよね。

ぜひ、長芋を食べて女性ホルモンを活性化して、
卵のアンチエイジングに役立てていきましょう♪

卵のアンチエイジング担当
岡井志帆でした。




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