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不育症の治療方法とは?

2015年09月12日

流産を繰り返し、検査を受けても何も原因が見つからない、という
原因不明の不育症も多いです。
そうした場合は対処法が無いと途方に暮れてしまいがちですが、
専門的な検査を受けると、治療法が確立されているリスク要因が見つかることもあります。
不育症の治療というよりもリスクを避けるための予防治療と言ってもいいかもしれません。
前もって予防治療を受け、次の妊娠に向けて準備をしていけるといいですね!

不育症の予防治療には以下のような方法があります。


血栓の予防治療

抗リン脂質抗体血液凝固因子に問題がある場合には、
低容量アスピリンを服用する治療法があります。
バファリンやアスピリンといった薬の名前は聞かれたことがあると思います。
頭痛薬で有名ですね。
そんな一般的な薬で不育症が治療できるとは!
こういったお薬には血液をサラサラにする効果があるため、流産防止に役立ち、
血栓のできやすい体質の方で不育症を克服できる方が増えました。
血栓性素因が見つかれば対応できますので、検査を受けていただく必要があります。

さらに治療効果を高めるために、ヘパリン療法を併用することもあります。
こちらは薬剤の内服ではなく皮下注射ですので、ハードルは少し高くなります。
自己注射も可能ですし、在宅でも保険適用されるようになったのはありがたいですね。
ただ、どうしても出血しやすくなりますので、注意は必要です。
注射部位の発赤やアザ、硬結などのトラブルは覚悟が必要ですね。


免疫の予防治療

妊娠が成立して、赤ちゃんが母体で育っていくためには、免疫機能が
正しく働いてくれないといけません。
免疫系が過剰防衛してしまうと胎児は異物として拒絶されてしまい、
流産につながるという不育症
のための治療法があります。
NK細胞の活性を下げる(=正常化する)ためのピシバニール療法
という治療法ですね。
まずはNK細胞活性を検査して、数値が高ければ治療の対象となります。
現在のところ、保険は適用されません(自費治療)。


同種免疫異常の予防治療

夫婦間でヒト組織適合抗原(HLA)が似ていると、妊娠維持免疫反応が起こらずに
流産しやすくなります。
そのため、夫のリンパ球を妻のリンパ球に移植する(夫リンパ球移植)という治療法です。
放射線照射の処理をしてから移植しますので、安全面ではとくに心配はいりません。
かなり高額ですが、こちらも自費治療になります。


その他の予防治療

子宮形態異常内分泌異常などが見つかった場合は、ドクターの指示に従って
必要な治療・投薬を受けてください。
隠れていた持病が発見されることもあるかもしれませんね。
ご夫婦の染色体異常が判明することも稀にあります。
必ず事前に遺伝カウンセリングを受けていただく必要がありますので、
不安感を払拭するためにも、しっかりとご相談なさってくださいね。


それでも原因不明の不育症の治療法

ストレス性などを含めて、どうしてもリスク要因が特定できないケースもあります。
そんなときこそ、鍼灸を試してみるチャンスです。
西洋医学とは違ったアプローチで、流産のために凝り固まった心身両方をゆるめます。
「心身一如」という東洋医学独特の考え方で、気持ちも身体も同時に癒します。
原因不明で途方に暮れている方におすすめですよ。
まずは冷えきった心を鍼灸で温めましょう。


「不育症」と診断されても、積極的な医療介入をしないでいても、
将来出産できる確率は80%以上です。
絶望せず、赤ちゃんが来てくれるのを気長に待つしかありません。
ですが、もし上記のような予防治療で生児誕生が早まる可能性が高まるなら、
これ以上流産を繰り返して心身にダメージを積み重ねるのはどうかと思います。
ぜひ予防治療を心がけていただきたいですね。

不育症治療の心の持ちようについては、次回にもう少し掘り下げたいと思います。
心が折れそうになったとき、出口につながる道を一緒に探せるといいですね。

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