HOME > テーマ別ブログ > 卵子の老化を防止する! > 意外な便秘の原因とは?
2014年10月07日
妊活中のみなさんにも多いのが便秘です。
小さいころから便秘でお悩みの方や、
生理前や生理中といった
限られた期間のみ便秘になるという方も
いらっしゃいます。
今回は、そんな便秘のお話しです。
毎日お通じがあると身体もスッキリ。
快適ですよね。
もちろん、体調によっては
たまに「今日はでないな~。」という日もありますし、
「脂っこいものを多く取り過ぎた!」と
あきらかに原因がはっきりしていることもあります。
でも、普段からお通じのリズムがあるヒトでしたら、
翌日には少しずつでも解消し始めます。
お腹のつまりを取り除いて、
スッキリとしたお腹に戻ろうとする力が働くので
それほど深刻にはなることはありません。
気になるのが
「昔から便秘がち。」
「いつもスッキリ出てくれない。」
というようなタイプの方です。
お通じはあるのだけれど、
ウサギさん状態で、
いつもスッキリしない(T_T)
「便秘にいいといわれるものは食べているのに、
あまり効果を感じない。」
「もう少しスッキリしたい!」
そういう人は、実は別のところに
原因があるのかもしれません。
東洋医学では、便秘の原因の一つに
【腎虚】というものがあります!
【腎】は、身体の「陰分」に関る所で、
「水」はもちろんですが、
「精」といった「生命エネルギー」を蔵している
ところでもあります。
なので、【腎】が弱ると身体の潤いが無くなり
便が出にくくなります。
また、便が出ることで、
一緒に含まれる熱も出ていくのですが、
それ自体がエネルギーを消耗してしまうので、
身体が出すのを嫌がることもあるのです。
また、「便を出す」という胃腸の働きにも
エネルギーが必要なので、
エネルギー不足の方には大変な労力となるのです。
【腎】というのは、生殖器に大きく関るところですので
未妊でお悩みのかたに便秘が多いのも
エネルギー不足の
このタイプの方が多いのかもしれません。
月経不順でお悩みの方や、
月経痛、PMSが気になる方は、
早めに対処していきましょう。
その他、【腎虚】の人に多いのが、
やはり食べ過ぎです。
「私は、食べても太らない。でも、いつも便秘。」
という、『痩せていて便秘がちな方』は、注意してください!
食べることで、どんどん胃に熱がこもってきて、
ますます【腎】を弱らせることになるのです。
喉が渇くし「お水はたくさん飲んだ方が便が出るかも!」
と、ガブガブお水を飲んでも、おしっこが近くなるだけで
便は一向にでない。
足が浮腫んで、手足がだるい・・
冷えを感じる・・・
なんだか、悪循環です。
これも、ますます胃腸に負担をかけるし、
【腎】を弱らせる原因となります。
まずは、食べる物(質)と量を改善していきましょう。
【腎】のパワー回復は、卵作りに重要な要素です。
東洋医学の本には、
「腎が虚すときは、身体の潤いが尽きてしまって便秘になります。
その理由は、自分の欲しいまま食べたいだけ食べたいときに間食したり
酢やお酒を多く飲んで、辛いものを多く食べるから
便秘になるんです。」と戒めています。
○もともと、身体が疲れやすく、
一日働いた後には、グッタリしてしまって動けなくなる方。
○寝ても疲れがとれなくて、朝起きれない。
○常に疲れて、休息が欲しい。
○ストレスを食べることで解消している。
そんな方は、食べることで余計に身体に
負担をかけていることも考えられます。
まず、バランスのいい食事を軽く取って、
胃腸に負担をかけることを減らしていきましょう。
そして、エネルギーを「消化」ということにばかり使うのをやめ、
疲労を回復する方に回してあげましょう。
疲れがちゃんととれる身体にすることを目指して、
生活を考えましょうね。
そうすれば、生殖器にもエネルギーがしっかりめぐるようになり、
便秘も月経の不調も改善されていきますよ。
もちろん、卵作りにも十分エネルギーが届きますからね。
卵作りの応援でした!
はりきゅう師
岡井志帆
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