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不妊治療のストレスから起るホルモンバランスの崩れと 胃腸の不快感を取り除いて快適妊活ライフへの第一歩!

2017年08月23日

判定までの2週間は、不安な気持ちに押しつぶされそうになる、長くて辛い時期ですよね。
ひたすらネットを検索し、妊娠兆候を探しては、一喜一憂してしまいます。
そのストレスにやられてしまい、 ホルモンバランス を崩してしまう事もあります。


大事な時期なので、出来る限り穏やかな気持ちで過ごしたいのだけれど。
なかなかそうも行きません。

「判定待ちの2週間が辛い・・・」
「妊娠兆候がまったく感じられない・・」
「胸のはりが無くなった・・・もうダメなのかな(泣)」
「着床出血?それとも生理?」
「胃が気持ち悪い。これってつわり?ただの胃痛?」

ストレスで胃が気持ち悪いのか?
はたまた「つわり」なのかも分からなくなって、
また悲しさが増してしまう事があります。


不妊治療を続けていると、
ストレスからおこる胃腸の不快感に悩まされることがあります。
では、なぜストレスを感じると胃が痛くなるのでしょう?

ストレスを感じた脳は、身体を守る為に
脳の視床下部 から 「副腎皮質刺激ホルモン」 を分泌します。
それが、脳下垂体 に作用して 「副腎皮質ホルモン」 を分泌。
「副腎皮質ホルモン」が 副腎 に作用すると、「コルチゾール」 を分泌します。

   ストレス発生!!!
     ↓   
①脳の視床下部 「副腎皮質刺激ホルモン」放出
     ↓  
②脳下垂体  「副腎皮質ホルモン」放出
     ↓  
③ 副腎    コルチゾール」放出
     ↓
   攻撃から身体を守れ!
   炎症を抑えろ!
     ↓
   炎症おさえすぎ・・・
   免疫力低下・・・
   不眠・・・あれれれ・・体調不良


 「コルチゾール」 は、身体を戦闘モードにする作用があるのですが、
作用が強すぎると 「不眠・免疫力低下・脳のはたらき抑制」 といった
作用が強く現れ、逆に身体を弱めてしまうのです。

身体を守るはずの仕組みなのですが、
強すぎるストレスで身体を壊すのは、この為なのですね。


また、 脳の視床下部と脳下垂体 は、
生殖に関係するホルモンを放出するところでもあるのですが、
ストレスに対抗する仕事に力を取られて、
生殖ホルモンの放出がおろそかになってしまうことも起ります。


「着床するかどうか!」の大事な時期なのに、
生殖ホルモンの放出が滞るのは本当に困ったものです。


また、ストレスを過剰に受けると 「自律神経」にも
大きく影響を与えます。


自律神経は、 胃の働きにかかわる所です。

ストレスに反応した自律神経の働きで胃を守る粘膜が減ってしまうのに、
消化液はたくさん分泌されるので胃が傷つけられてしまうのです。
「コルチゾール」の作用で、胃の抵抗力も落ちるので
さらに悪循環となるのです。
ストレスを感じると、胃が痛くなるのはこの為です。

こうなると、胃が痛いのか、「つわり」なのかが
自分では分からなくなってしまい、よけいに不安をあおってしまいます。

胃の気持ち悪さが取れても、
「つわりが止まった!」と思ってしまい、また不安にかられるという、
エンドレスの「悩みの渦」に巻き込まれてしまいます。


こんなときは、まず、自分がストレスを持っているということを
キチンと認めてください。
「不安な気持ちは誰でも持って当たり前!」と、素直に受け止めましょう。
その上で、不安な気持ちながらも生殖ホルモンがうまく作用してくれるように、ストレスを発散する方法を考えていきましょう。


お友達、パートナーとお話ししてみる。
カラオケで大きな声を出してみる。
思う存分泣いてみる。
外を歩いてみる。
ため息をつく。


東洋医学では、ストレスを発散させるには
大きく気を動かす事がいいとされています。

お喋りすることも、歌う事も、泣く事も、身体を動かすことも、
陽気が発散されてスッキリする行動となります。


不安な気持ちから、あふれて止まらない涙をがまんするよりも
「今、ストレス解消の為に泣いているんだ。」
「浄化中だから泣いてもいい」と思ったほうが、ずっと気持ちが楽になります。

そして、大きく息を吸い込み、ゆっくり吐き出す深呼吸をしましょう。

 深呼吸は、自律神経を整える効果があります。
思いっきり泣いて、声を出して、気持ちを出し切ったところで、
仰向けになっておへそ下に手を置き、大きくゆっくり深呼吸をしましょう。


気持ちが落ち着いてきたら、次に傷ついた胃をいたわってあげる番です。

優しく手のひらで、お腹を触ってみてください。
みぞおちからおへそまで。
肋骨にそって下に降りて、おへその横まで。
おへその真下。右下、左下。

緊張して固くなっている所があれば、痛みを感じるかもしれません。
しばらく手をあてて、手のひらで温めます。
次に、痛い場所を指先で触れてみてください。
痛い場所の上に置いた指の爪あたりを、反対の手の指先でコツコツコツと叩いてみましょう。
優しい振動が、指からお腹に伝わっていきます。


これは、鍼灸の治療法のアレンジです。
鍼灸師は、専用の道具でお腹をコンコンコンと叩いて響きを与えます。
「打ち鍼」という道具を使った治療で、刺さないはり治療の一つです。
それを、指で代用した方法です。コツコツ叩き続けると、固くなったお腹が緩んでいくのが分かります。

 深呼吸と、コツコツ指治療 をする事で、お腹もリラックスしていきます。
お腹がキュルルルと動く音が聞こえるかも知れません。
もちろん、お灸を使っておへそやお腹を温める事でも治療で来ます。

食べたものは、しっかり出すとすっきり快調!
辛い気持ちも、心の奥に溜めていては行けません。
外に追い出す。吐き出す。発散させる。
我慢したり、ごまかしたり、みないふりをせず、ちゃんと受け止めて行きましょう。
辛い気持ちを認めるのは、そこにある!と気づくことです。


気がつければ、時間とともに消えて行くのを待つこともできます。
また、自分から早く消えるように行動していく事も出来ます。

溜めこむのは、辛い気持ちが増えていく一方です。
東洋医学では、「陰の方向(内側)に力が働いて、より圧縮されて濃く重くなってしまいます。


発散は、陽の方向。外に向かう力です。

高温期は、陽の時期でもありますので、陽の行動 は高温期のホルモンの働きを助けます。
いい高温期を過ごすためにも、溜め込まずに、自分の気持ちに気づいてあげてくださいね。

大きく揺れる高温期の気持ちを落ち着かせ、穏やかに過ごせますように。
あなたの妊活を応援します。


「ホルモンバランスを整える」担当
岡井志帆がお届けしました。



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