月経周期を東洋医学で考える〜五行篇〜 - 不妊治療専門漢方鍼灸治療院 馬場聖鍼堂

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月経周期を東洋医学で考える〜五行篇〜

2015年07月28日

月経周期を陰陽で例える事は多いのですが
「五行で例えたらどうなるのかな?」
ふと、そんな事が頭に浮かびました。

東洋医学の基本は、陰陽と五行です。
陰陽という二つに物事をグループ分けしていく考え。
そして、五つに物事をグループ分けしていく考え。


今回は、その五つにグループに分けていく考えを、
月経周期にあてはめていこうと思います。


五行は、木・火・土・金・水という
五つのグループです。

それぞれに、特徴を持っています。
その特徴、性質によって、グループ分けしていきます。


月経周期は、月経期、低温期、排卵期、高温期
に分かれます。

月経期は、厚くなった内膜をきれいにはがす時期です。
低温期は、体温を低く保ち、卵巣の中で卵を育てます。
排卵期は、大きく育った卵が卵巣から飛び出す時期。
高温期は、体温を高く保ち、排卵された卵が精子とくっついて受精卵となれば、
内膜で受け止めて着床させ育てる働きがあります。


それぞれの特徴を、季節に当てはめてみました。
季節も五行に分けられます。

まず、月経期は、内膜がはがれる様子から、
まるで秋のようであると考えます。

果実が熟れて枝から落ちていく。
または、葉が枯れて枝から落ちていくさまに似ています。
なので、秋に例えてみました。


低温期は、冬に似ています。
寒い冬と、低温期は似ています。
どちらも、「腎の臓」の陰気を蔵するパワーが必要です。
その腎のパワーを使って、
春に新しい命を生み出す生命力とするのです。
まさに、低温期に卵を育てるのと同じですね。


排卵期は、新しい命を生み出す春に似ています。
植物は新芽を出し、動物達はベビーブームの時期になります。
ちょうど、卵巣が熟した卵を生み出す様子と似ていますね。


そして、高温期。こちらは、夏と似ています。
太陽の陽パワーをいっぱいにあびて、
スクスクと成長していく時期です。
新芽は青々とした若葉になり、
春に産まれた動物のベビー達はスクスク育っていきます。
高温期は、受精卵を分割・成長させ、
着床させる働きがあります。
無事陽性反応がでれば、そのまま高温期が保たれ、
出産までの間、赤ちゃんを育てる時期となります。

どうでしょう。
ぴったりと当てはまりますね。

春は、木のグループ。
夏は、火のグループ。
秋は、金のグループ。
冬は、水のグループ。

「あれ?土が無い?」と思われたかもしれませんね。
大丈夫です!
土は、土用です。
土用のウナギの、あの土用ですね。
土用は、総ての季節の間に位置します。

月経周期で言うと、
月経期と低温期の間。
低温期と排卵期の間。
排卵期と高温期の間。
高温期と月経期の間。


このように、一年かけてめぐりゆく
大きな季節という周期と、
28日かけてめぐっていく月経周期も
同じようにグループ分けが出来ます。

月経周期をととのえることは、
妊活成功の一つです。

月経周期で、苦手な周期があるときは、
一度大きな周期である季節を思い出してください。


月経期なら、秋。
秋は、暑い夏から急に寒くなるので、身体もついていけません。
風邪を引きやすくなったり、体調を崩しやすくなる時期でもあります。
月経期も、急に体温が下がり、風邪っぽい症状が出やすくなります。
身体も疲れやすい時期です。
無理せず、温かくして過ごしてください。


低温期は、冬。
身体が低温期を保てるのは、
ホルモンの作用のおかげです。
この時期は、しっかり腎のパワーを補って
女性ホルモンを放出していきましょう。
その為にも、卵が育つ夜の時間は、
睡眠をしっかりとるようにしましょうね。
昼間は活動して、身体を動かしていきましょう!
月経で失った血(陰気)を補う時期でもあります。
血を増やす食べ物をしっかりとりましょう。


排卵期は、春。
熟した卵を卵巣から飛び出させる時期です。
気の巡りが悪くなると、排卵もうまくいきません。
しっかり、ウォーキングをして、
気持ちも軽く過ごしてください。
動かずにいると、イライラが溜まりますよ。


高温期は、夏。
猛暑に夏バテして身体を動かしたくなくなるように、
身体も高い体温の為に動きたくなくなります。
もしかしたら、妊娠しているかも?
ゆっくり過ごしてください。
でも、身体には水がたまりやすくなるので、
軽くお散歩などをして、動いておきましょう。
妊娠チェックまでの2週間は、
気持ちも落ち込みやすくなります。
夏の陽気な気持ちで、楽しんで待ちましょうね♪


いかがでしたか?
季節に例えた月経周期の過ごし方です。


鍼灸師は、あなたの身体を
こんな風にグループ分けして考えて、
治療していきます。

今回は、季節に例えてみましたが、
他にもいろいろあるかもしれません。


東洋医学の考え方の一つですので、
ぜひ参考にしてくださいね。


ご自身の苦手な時期がわかりにくい人は、
鍼灸師にお尋ねください。

アドバイスとともに教えてくれますよ。


あなたの月経周期をととのえて、
妊活成功をめざしましょうね♪


快適月経生活・卵のアンチエイジング担当
岡井志帆がお届けしました。



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