HOME > テーマ別ブログ > 卵子の老化を防止する! > 【不妊・妊活】カルシウムで卵の活性化!
2017年10月03日
カルシウム って、実は受精にとって大事な栄養素であるってご存知でしたか?受精を待つ卵にとっても大事ですし、精子にとっても大事なのです。
受精を成功させ、活発に細胞分裂をおこす助けをする カルシウム 。
でも、日本人は不足しやすい栄養素なのです。
カルシウム というと、骨や歯をイメージしますが、実は、身体の中では様々な働きに関与しています。
生殖にも大きく関わっていて、精子の働きを活発にしたり、受精の際に精子が信号を送るのもカルシウムが関係しています。
卵は、精子に自分の場所を知らせる為の信号を送ります。その信号を受け取ると精子はカルシウムを使って方向をかえ、卵にむかって進むのです。
その際、カルシウムの濃度差で、精子が動くというのですから、面白いですよね。
無事、精子と卵がでああうと、卵は他の精子が入ってこないようにしますが、これにもカルシウムが必要です。
精子がカルシウムイオンを出すと、それをキッカケに卵の分割がはじまります。
その際、卵子にカルシウムが不足していても、卵が活性化されませんので分割がスムーズにおこなわれません。
このように、受精を成功させるには、卵子、精子ともにカルシウム が重要な働きをしているのです。
このように大事な働きをする カルシウムですが、実は、日本人が不足しがちな栄養素のひとつです。
30〜40代の男女が一日に必要な摂取量は、 650ml 程度です。
しかし、現在の日本人の食生活では、十分な摂取が出来ていないそうです。
受精を成功させるためにも、いい卵といい精子の為にも カルシウム も意識して摂取していきましょう!
昔の日本人のカルシウムの摂取といえば、魚 です。ですが、食事のスタイルが変化してしまい、現代は魚を食べる機会も減ってしまいました。
魚をおすすめしますが、妊娠時の水銀の影響を考えると、大型な魚はひかえて、小魚 を中心にするといいそうです。
とはいえ、マグロの刺身も、一人前を週二回くらい食べるのは問題ないようなので、心配な方はそれより減らしてみてください。
オススメなのが 「無添加の食べる煮干し」 です。
少し塩味がしていておいしいですので、スナック菓子の代わりにポリポリ食べると間食をした満足感が味わえます。
また、カルシウムは吸収しにくいので、 お酢 に付けるといいそうです。
「無添加食べる煮干し」 を お酢 に付けたものを、ご飯のおかずにして少しずつ食べてもいいですね。
パートナーと一緒にカルシウムを摂取できるし、不妊治療の食事として食べてみてはいかがでしょうか?
日本人の昔ながらの食事を思い出して、カルシウムを摂取し、いい卵いい精子を育てる力にしていきましょう♪
今回は、アンチエイジングとは少し違うかもですが、卵・精子の活性化を促す栄養素についてのお話でした。
あなたの妊活を応援します!
卵のアンチエイジング担当
岡井志帆
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