二人目不妊の原因と治療 - 不妊治療専門漢方鍼灸治療院 馬場聖鍼堂

お電話でのお問い合わせ:072-633-3253 ご相談・ご予約はこちらから
お電話でのお問い合わせ:072-633-3253 ご相談・ご予約はこちらから

HOME > テーマ別ブログ > 二人目不妊の原因と治療

二人目不妊の原因と治療

妊活で、こだわりすぎるとよくないこと

2016年11月05日 [記事URL]

妊活・不妊治療には、完全自己タイミングや人工授精、体外受精など色々な方法があります。

どのように妊活していくのかは、ご夫婦の状況や意向に合わせて様々ですが
この中でも多くのご夫婦がまず最初にトライされるのが
タイミング法です。

つまり、排卵日に合わせてセックスをすることで自然妊娠を目指す
というものですが
このタイミング法、あることにこだわりすぎてしまうと、
逆に妊娠が難しくなってしまう
こともあります。

続きを読む



そのあることというのは、
排卵日です。


タイミングを合わせるので排卵日を意識したり
こだわるのは当たり前では?
と思われた方もいらっしゃると思います。

その通りですよね。

排卵日にこだわるのは当たり前です。


よくないのは、
排卵日にこだわりすぎることです。


タイミングを見計らう方法はいくつかあります。

毎周期の基礎体温を元に排卵日を予測する方法や
クリニックでの診察や検査で分かるホルモン値などから予測する方法
排卵チェッカーを使う方法などなど。

ただ、どれも予測の域を出ないもので
厳密な排卵のタイミングは知る術がありません。


つまり、ピンポイントで狙ってしまうと
実際に排卵したタイミングと外れている・・・
ということも、少なくないのがタイミング法なのです。

また、
タイミングをとるのは
排卵前?排卵後?どっちが良いの?

という問題もあります。

最新の生殖医療では、
排卵された卵子を精子が待ち受けている状態が望ましい
そうです。

これは、精子の受精可能な寿命に比べ、
卵子の受精可能な寿命の方が短いためでしょう。

精子の寿命は、凡そ2日前後~
卵子の寿命は、半日~1日半程度で
どちらも、受精可能な時間は寿命よりも短いといわれています。

ということは、
排卵前にタイミングをとっておいた方がよい!ということですね。

となると、
なおさらピンポイントでタイミングを狙うことが難しくなってしまいます。。(汗)


では、
タイミング法で、
より妊娠の確率を高めるためにはどうすれば良い?
ですが

もうお分かりですね?

排卵日にこだわりすぎないこと
です。


つまり
タイミング法で自然妊娠を目指すのであれば
セックスの回数がものをいうのです。


ですので、タイミング法で妊娠を目指されている方には
排卵の可能性のある日の前後数日間は
できるだけ多くの夫婦関係を持って下さいとお伝えしています。

・・・

でも、本当は、普段からこれくらいの夫婦関係がある方が
妊娠には望ましいです。

普段の排卵日以外のセックスの回数が妊娠率に比例する
ということも、最近の統計で明らかになってきています。


また、排卵日にこだわりすぎることの弊害もあります。

いわゆる、タイミングEDセックスレスです。


セックス自体が機械的な作業になってしまうために
妊活中のご夫婦がこういう状況に陥ることは珍しいことではありません。

二人目の妊活という場合は
それでなくとも、ほとんどセックスレス状態・・・
というご夫婦も多いです。
(子どもと一緒に寝ているから自然に減った・・・というご夫婦も多いです)

そこに、排卵日にこだわったタイミング法を取り入れたりすると
余計にセックスレスが進み、二人目不妊の原因になることもあります。
(逆に妊活でセックスレスが改善するケースもありますが)

ですので、
二人目妊活中のご夫婦で
一人目を自然妊娠で授かっていた場合などは、
特にこだわりすぎに要注意ですね。


ということで、
一人目妊活中のご夫婦も二人目妊活中のご夫婦も、
排卵日にこだわりすぎる前に、
まずは、セックスの回数アップを!

また、
二人目妊活中のご夫婦は
うまく、子どもの目を盗む方法もお二人で相談しておくことも大事でしょう。

排卵日にこだわりすぎず、
ご夫婦が自然に夫婦関係を持ち続けることが
実は、タイミング法で自然妊娠するのに近道
だったりすることも
ありますよ。


夫婦関係のお悩みもお気軽にご相談下さい(^^)


ということで、今回はこの辺で。


二人目不妊担当 万木祥太郎(既婚者)



二人目の妊活には"スピード感"が大切

2016年10月15日 [記事URL]

妊活、不妊治療は時間が勝負!
というのは、二人目の妊活に限った話ではありません。

妊活スタートも検査も何でも早ければ早いほうが良いです。


けど、二人目の妊活では
"スピード"ではなく"スピード感"を意識して頂ければと思います。

続きを読む



二人目の妊活を頑張られている多くの方は
家事に育児にと日々の生活に追われている方がとにかく多いです。

そのため、早く弟や妹をと考えながらも
夫婦ともなかなか余裕ができず
妊活もいつの間にかなおざりになり
そのままズルズル年月が経過してしまい・・・
二人目は欲しいけど
心のどこかでは「もういいかな・・・」というように
諦めモードになってしまっている
というご夫婦はとても多いです。

そんな忙しい日々だからこそ
二人目の妊活には"スピード"ではなく"スピード感"が大切なのです。


というのも、
とにかく忙しい二人目妊活ですから
急いで妊活していこうと思っても
なかなか思うようにことが進みません。

クリニックに行く予定の日に
子どもが熱を出してしまって行けなくなってしまう
なんてことも少なくありません。

早く早くと思えど、なかなか妊活スピードが上がらないのが
二人目妊活なのです。


だからこそ、大事なのが"スピード感"です。


"スピード感"と書くと
どうしても"急ぐ"というイメージが浮かんでくるかと思いますが
必ずしもそういう意味ではありません。

確かに、妊活は時間が勝負!ですから
ご夫婦ともクリニックで今の身体の状態をチェックしてもらったり
当院のような不妊専門治療院などで不妊の体質チェックをしたり
妊娠しやすい身体への体質改善に取り組んだり
ということはできるだけ早くが良いでしょう。


では、そうではない"スピード感"は何かというと
例えば、家族での時間や夫婦の時間というのは
むしろゆったりスローな気持ちで過ごすことも大切です。

それでなくとも、今では産後も共働きのご夫婦が多いので
忙しない日々を送られている方が少なくありません。

そこに二人目の妊活も入ってくるのですから
余計に追われるような生活になってしまうのです。


さらに、自己タイミングやクリニックに通いながらのタイミング療法で妊娠を目指す場合
排卵日にばかり気がいき、夫婦関係が機械的になってしまったり
子どもを気にしてしまうが余り、
せっかくのご夫婦の時間がお互いがどこか焦ってしまったり
ということにもなりがちです。

結果的に、セックスレスになってしまうご夫婦も少なくなく
余計に二人目不妊を深刻な状況にしてしまうことにも
つながってしまいます。


そのためか
実際、二人目をご希望で当院にお越しになられる方を診させていただくと
精神的に疲れ果ててしまっていたり
ストレスでいっぱいいっぱいになってしまっていたり

という方は少なくありません。

心にも身体にも余裕がなくなってしまっているのです。


"心身一如"という言葉は
今までにも何度もお話しさせて頂いてきました。

心と身体はつながっているのです。

こういう場合
妊娠に近づくのに必要なことは
まずは色々な面で"余裕"を作ることです。

それが妊娠しやすい身体への体質改善の第一歩です。


ですので、二人目の妊活で大事なのは
"スピード"ではなく"スピード感"なのです。

つまり、
不妊の検査や体質チェック、体質改善はできるだけ早く!
けど、
家族や夫婦の時間は、逆にスローに、
そして日々の生活をゆっくり楽しむ!

ということも二人目の妊活では大切ということです。


当院で妊娠された二人目妊活をされていたご夫婦を思い返してみると
この"スピード感"が丁度良い感じだったことを思い出します。


もしあなたが二人目や三人目の妊活中なのでしたら
ぜひ、"スピード"ではなく、"スピード感"を意識してみていただければと思います。


では、今回はこのへんで。


二人目不妊担当 万木祥太郎



一人目の不妊治療の体質改善が二人目不妊を防ぐ?

2016年08月06日 [記事URL]

晩婚化、晩産化が進む現代では、
ご夫婦によって程度は違うものの何らかの不妊治療によって
子どもを授かるということは、さほど珍しいことではなくなってきました。

それは二人目を授かりたいという二人目不妊の場合も
同じことがいえるのですが
一人目の不妊治療とその後次第では、
二人目不妊は防ぐことができるかもしれません。

続きを読む



不妊には様々な原因があります。

西洋医学的には
子宮内膜症子宮筋腫卵管狭窄など生殖器に関するトラブルや
ホルモンバランス卵子の老化
などなど。

東洋医学的な診方をしても
生命力や生殖力を担当している腎臓の弱りがある腎虚(じんきょ)
血のめぐりが悪くなっている瘀血(おけつ)
ストレスなどで気のめぐりが悪くなっている肝欝気滞(かんうつきたい)
元気が弱くなってしまっている気虚(ききょ)
などなどなどなど
不妊の原因となり得る体質は人によって千差万別。

現代医学的な不妊の原因と
東洋医学的な不妊の原因は
一見、まったくの別物に見えますが
東洋医学的な不妊の原因となり得る体質を改善していくことで
西洋医学的な不妊の原因の改善にもつながっていきます。

つまり、不妊治療では
不妊の原因となる体質改善が鍵!
といっても過言ではないのです。


元気な卵子や精子を育てたり作るのは
あなた自身のカラダです。

そして、妊娠するのもあなた自身のカラダです。

体質は無視できませんよね。


体質改善といっても
治療さえすれば簡単にできるというものではありません。

なぜなら、
体質は、今までの人生の中で積み重ねられてきたものだからです。

あなたが今30歳なら30年分の体質、
40歳なら40年分の体質です。

それだけ長い間かけてできてきた体質ですので
一朝一夕で改善できるものではないのです。


とはいえ、時間の経過は卵子の老化を進め
どんどん妊娠しにくくなってしまいますので
悠長に構えていられません。

体質改善も効率よく進めることが大切です。


東洋医学的な不妊体質の原因は、
多くの場合、普段の生活習慣の中に見つけることができます。

ですので、
治療をするだけでなく
しっかり生活習慣も改善していくことが
効率よく妊娠しやすいカラダへと体質改善を進めるためには
欠かせないこと
なのです。


現代医学では
卵子は排卵される半年前にはその準備を開始していると
いわれています。

ですので、少なくともまずは半年、
しっかり生活習慣や体質の改善を続けていくことが大切ですね。


そして、こういった生活習慣や体質の改善は
二人目を授かりたいと思った時にも効いてきます。


二人目不妊というと
一人目は妊娠できたけど、二人目をなかなか授かることができない
という状況をいいます。

一人目が特に妊活をせずとも授かることができたとしても
誰にでも起こりうることです。


その背景には、
老化セックスレス生活習慣の変化
など様々あるのですが、
一人目で苦労をされなかった分、
二人目不妊と気づき、妊活をスタートするのが遅くなり
より妊娠が難しくなっている

ということも少なくありません。


一方で、
お一人目の妊活で生活習慣や体質改善をがんばり
それを産後もしっかり継続されている場合は
この逆のことが起こることも珍しくない
のです。


たとえば、
一人目は体外受精を繰り返してなんとかだったけど、
二人目は自然妊娠できた!
というパターンです。


タレントの矢沢心さん、元格闘家の魔裟斗さんご夫婦が
まさにこのパターンでしたね。

詳しくは矢沢さんの著書に書かれていますが
矢沢心さんは、元々多膿疱性卵胞症候群(PCOS)といって
排卵しにくい体質で、7回もの体外受精を経てお一人目を授かられたそうです。

そして、お一人目の出産後も
冷えないようにしたり、バランスの良い食事に気を付けるなど
ご自身の体調管理や生活習慣にはできる範囲で気を付けられていたそうです。

その結果、お二人目は自然妊娠!
ということで、お一人目の時の不妊治療や生活習慣の改善が
しっかり活かされているんですね。


このように一人目の不妊治療の時の
生活習慣や体質の改善は、将来につながります。

まずは一人目!という方も
今二人目不妊で悩まれている方も
これから妊活という方も
その場限りの体質改善ではなく
生活習慣からしっかり見直していくことが大切なんですよ。


止めてしまうと体質が改善されることはありませんし
元々不妊体質なら簡単に元に戻ってしまいます。

継続は力なりです。

ぜひ、妊娠しやすいカラダへの体質改善、生活習慣の改善は
続けて下さいね!


では、今回はこの辺で。


二人目不妊担当 万木祥太郎



二人目不妊にならないために、産後すぐからできる二人目妊活

2016年07月09日 [記事URL]

意外と多い二人目不妊でお悩みのご夫婦。

二人目不妊の原因には色々ありますが
二人目不妊にならないために
産後すぐケアしておくことで防げる
こともあるんですよ!

続きを読む


約10ヶ月の妊婦生活の末訪れる出産。

女性にとっては分娩という最後の最後の難関を乗り越えて
やっと手にすることのできる
とても幸せで神秘的な瞬間ですよね。

出産のしんどさが人それぞれなのと同じように
妊娠、出産に至るまでの経緯も人それぞれです。

すんなり自然妊娠できた人もいれば
長い不妊治療の末に念願叶って授かった人もいらっしゃいます。

けど、その数年後、いざ二人目をとなった時に
一人目がすんなり自然妊娠だったからといって
二人目も同じようにすんなり自然妊娠するとは限りませんし
一人目が不妊治療の末の妊娠だったからといって
二人目も同じように不妊治療が必要とも限りません。

実は、二人目不妊で悩む方に
一人目はすんなり自然妊娠だった
という人は意外と少なくありません。


二人目不妊の原因は様々です。

セックスレス老化
ホルモンバランスの変化生活習慣の変化
などなど。

産後はすぐに怒濤の育児がスタートしますし
一人目の時とは状況が全然違うため
いざ二人目がんばろう!となっても
生活習慣を見直したり
妊活していくのはなかなか大変です。

結果的に、お二人目の妊娠を意識しだしてから時間が経過し
焦りばかりが募ってしまう・・・。
二人目不妊で悩まれるご夫婦に多いパターンです。

今では産後すぐに職場復帰される方もいらっしゃいますし
二人目妊活は、妊活するための時間の確保自体が難しい
ということも二人目不妊の要因にはあると思います。

二人目妊活に限った話ではありませんが
手軽に妊活できればそれが良いですよね。


そんな二人目妊活にオススメなのが東洋医学のセルフケアです。

東洋医学には、産後すぐからでもできる二人目妊活があります。
多忙な中でもご自身でできる方法もありますので
今回はそれを紹介させていただきますね!


それは『鍼道秘訣集』という鍼灸の古典に書かれている
"火曳きの針"というものです。

『鍼道秘訣集』には次のように書かれています。

六 火曳きの針

この針の術は臍下三寸両腎の真ん中なり。
産後の血暈とて、子産みたての後、目眩の来る時、
臍下三寸に針して上る気を曳き下ろす針なり。
たとえ産後に目眩なくとも三十一日のうちに三度ほど針するものなり。
さて、およそ病症上実して下虚する人は必ず上気する。
かようの人に火曳きの針を用いる。
このほか、病症によりて用いること、医の機転によるべきなり。

三十九 産後針の大事

血暈のときは臍下二三寸、両腎の間に火曳きの針を立て
上気を曳き下ろす時は、目眩止むこと妙なり。
たとえ目眩なくとも、三十一日のうちに二三度火曳きの針を立てるものなり。


分かりにくいところもあるかとは思いますが
一言でいうと、
産後は、お臍の下に両腎の間に火曳きの針をすると良い
と書いてあります。

当院でもゲストの方の産後ケアでは欠かさず行います。


お臍の下の両腎の間というのは、いわゆる臍下丹田、
経穴(ツボ)でいうと、臍下三寸の【関元】というツボになるのですが
ここは、生命力の源となる場所です。

そして、この真下にあるのが子宮です。

妊娠中は赤ちゃんがいるので丹田の元気は充実しているのですが
出産によって赤ちゃんがいなくなると空っぽになってしまい
丹田の元気が弱くなってしまうのです。

先ほども書きましたが
丹田は両腎の気を受けて元気(原気)が集まる生命力の源です。
この丹田の原気の回復具合が産後の妊娠力に影響してきます。

ですので、
二人目、三人目を考えているなら
産後すぐにでもケアしていきたいところなのです。


とはいえ、
産後すぐにご自身のケアのために鍼灸院に行くということは
なかなか難しいことですよね。

そこで今回紹介するのは
鍼灸院に行かずとも
ご自宅で簡易的にこの火曳きの針(に近いこと)をできる方法
です!


●腹式呼吸

一番簡単にできる方法です。
丹田のエリアに元気が集まることをイメージしながら
ゆっくりと腹式呼吸をしてみてください。

うまくできると丹田のエリアがじわ~っとほのかに温かくなってきます。

先ほどの『鍼道秘訣集』にも"上気を曳き下ろす"とありましたが
この腹式呼吸にも同じはたらきがあります。


●金貨や十円玉を使った"疑似"火曳きの針

鍼の代わりに金貨や十円玉をお臍の下三寸(だいたい指4本分)に
あてて、そこに元気を集める方法です。

金や銅には、温める力がありますので
産後の虚してしまった丹田の気を助けるのにはたらいてくれます。

腹式呼吸を組み合わせるとさらに効果的です。

50円玉や500円玉のような銀色のコインではなく
金貨や10円玉を使うのがミソです。


●【関元】にお灸をする

温かく気持ちが良いお灸は、そのツボに元気を集めてくれます。

お灸はドラッグストアでも購入できますし
セルフケアにおすすめです。

ただ、お腹へのお灸はやりにくかったり
お子さんの面倒をみながらだと難しかったりするので
パートナーにお灸してもらうのが良いでしょうね。


今回ご紹介するセルフケアは以上です。
いかがですか?

これなら産後すぐでもできそうではないでしょうか。

もちろん、二人目の方に限らずオススメなセルフケアです。


二人目不妊に悩む前に
産後すぐからできる二人目妊活

ぜひ、やってみてくださいね!


では、今回はこのへんで。


二人目不妊担当 万木祥太郎



二人目不妊、心を解放して、もっと楽に妊活を

2016年05月21日 [記事URL]

巷では子どもは2歳差兄妹で4人家族が理想の形
というのを見かけたり耳にすることことがあります。

が、
この理想が二人目不妊の妊活のネックになっていることもあります。

でも、実際の所、この一人目の子との年齢差というのは
二人目不妊で妊活中の多くの方が気にされていることです。

続きを読む



理想や目標を立てることは
悪いことではありません。

物事のモチベーションにもつながりますし
仕事や人生の中では、とても大切なことですよね。


が、こと妊活においては
良くない方向にはたらいてしまうことも
少なくないのです。

特に最初に書いたような「2歳差兄妹4人家族」というのは
むしろ妊活中は考えない方が良いです。

2歳差で弟妹をと思うと
人や環境にもよりますが、実質妊活期間は1年程度です。

常に期限に迫られている状態です。


仕事復帰されている方もいらっしゃるでしょうし
保活まっただ中という方もいらっしゃると思います。

日々の育児、家事もあるでしょうし
常に追われている状態ですね。


色々と焦る気持ちから
何でも頑張りすぎて
肩に力が入りすぎていませんか?


当院のゲストでもこういう方は少なくありません。


「すぐ妊娠できると思っていたのに、数ヶ月かすりもしない・・・」
「一人目の子と同級生のママ友は、妊娠したのに・・・」
「妊活に良いといわれることは全部やっているのに・・・」


東洋医学的にお身体を診させていただくと
こういった頑張りすぎから
肝気が昂ぶってしまって気のめぐりが悪くなり
妊娠力を下げてしまっていることもあります。


二人目の妊活をスタートしてから
そんなに大したことでもないのに子どもに八つ当たりしてしまったり
夫婦喧嘩が増えてしまったり
すぐに涙があふれてしまったりするようになった

ということはありませんか?


もしこういった変化を自分で感じていたり
人から指摘されるようなことがあったとしたら
少し頑張りすぎかもしれません。


少し肩の力を抜いてみませんか?


上の子との年齢差があっても大丈夫。

上の子が大きくなっていればいるほど
赤ちゃんの面倒を見てくれるので育児が楽になりますよ。

上の子の成長を実感することもできます。


周りのママ友が先に妊娠や出産をしても大丈夫。

周りのママ友よりも長く赤ちゃんを抱けるということです。
チヤホヤしてもらいましょう。


こうやって視点を変えると少し気が楽になりませんか?


妊活にストレスは禁物です。

頑張りすぎて肩に力が入りすぎるのも
同じです。



ちょっと視点を変えて

ものの考え方を変えて

そして、

あなたの心を解放して

もっと楽~に妊活してみませんか?



いつも頑張っているあなたを応援してます。


二人目不妊担当 万木祥太郎



二人目不妊、ローテーションやバトンタッチで心も身体も健やかな妊活を!

2016年03月19日 [記事URL]

二人目不妊、子育てをしながらの妊活。
大変な多忙な中でも育児は待ったなし。
そんな中、ご自身の楽しみが置き去りになっていませんか?
今回は、そんなご夫婦がより楽しく妊活していくためのご提案です!(^^)

続きを読む



二人目不妊の治療中や妊活中の方は、とにかく忙しくされていることが多いです。
働きながら二人目妊活中という方も少なくないので、なおさらそう感じます。

そういったご夫婦で多いのが
お子さんの楽しみのためには時間や労力を存分に割いて全力投球しているけど
自分たちの楽しみはご無沙汰でさらに疲労困憊・・・

ということです。

それはそうですよね。

子どもが一番大事というのは、どの親もそうだと思います。

子どもの笑顔が一番の癒やしになる。
だから、仕事も家事も何でも、がんばれる。

これもとてもよく分かります。


けど、育児をされながら妊活も仕事もがんばっている方の
お身体を診させていただくと
ご本人が自覚されている以上に身体には疲労が溜まっている
ということが少なくありません。

自覚症状としては何も感じていなくても
東洋医学の四診という診方をすると顕著に診られます。

四診というのは
望診、聞診、問診、切診の四つですが
問診だけでなく、顔色や声色、体臭、脈やお腹といったものから診察する
という方法です。

たとえば
目の下にクマができているであったり
声のトーンがいつもよりも低くなっている
というのは、分かりやすいお疲れサインですよね。


少し話がそれましたが
つまり、身体としては自覚症状のない"未病"という状態で
気力でがんばれている
という方が少なくないのです。

そのため、ちょっと気が抜けてしまったり
精神的にしんどくなる出来事があったりすると
一気に体調も崩してしまいかねないギリギリの状態です。

ギリギリ耐えれているのは
お子さんの存在があるからかもしれませんが
妊活という面では、やはり良い状態ではありません。


とはいえ、
自分の体調ケアに使える時間なんてない!
という方は多いです。


そこでおすすめしたいのが
ローテーションやバトンタッチをうまく使った
リフレッシュ時間の確保
です。


休日を家事やお子さんのためだけに使うのではなく
たまには
あなたが心から楽しいと思えること、好きなことに没頭する時間を
作ってみませんか?


たとえば
1週目は、あなたが楽しむための休日
2週目は、パートナーが楽しむための休日
3週目は、お子さんが楽しむための休日
4週目は、家族みんなで楽しむ休日

のような感じで楽しみローテーションを作ってみるとか

ローテーションが難しかったら
午前は、あなたが楽しむための時間
午後は、パートナーが楽しむための時間
その間は、バトンタッチでお子さんと遊ぶ

というような感じのバトンタッチ制も良いと思います。

要は
あなたが心底リフレッシュでき、身心をいたわる時間を作る
ということが大事
なのです。


東洋医学では心身一如という考え方があります。

心と身体はつながっているので
健康な身体をつくるためには
健康な心が必要

ということです。

"健康な身体"は
そのまま"妊娠しやすい身体"と読み替えてOKです。


より妊娠しやすいカラダづくりのためにも
健康な身心というのはとても大切
です。


二人目をご希望で働きながら妊活という
ハードな生活の中でも
念願叶って妊娠された方は
みなさん、こういったローテーションやバトンタッチをうまく使って
適度に息抜きできていたように思います。

ハードな生活になってしまうのは仕方ないかもしれません。

それでも時には息抜きして
体調を崩すギリギリではなく
心身とも楽〜に妊活していきましょうね!

あなたを応援してます!


では、今回はこのへんで。


二人目不妊担当 万木祥太郎



二人目の妊娠、考えてるなら早めの妊活スタートを

2016年02月06日 [記事URL]

妊娠するって
なかなか思い通りにいかないものです。

妊娠判定で陽性が出ることも簡単ではないというのに
陽性反応さえ出ればOKというものではありませんし。

妊活や不妊治療を経験したことのある方なら
よくおわかりだと思います。

だからこそ、
将来お子さんを希望されるご夫婦は
できるだけ早い妊活のスタートを
おすすめします。

続きを読む


特に気をつけていただきたいのが
すでにお子さんがいらっしゃるご夫婦です。

一人目を妊娠するまでに苦労がなかったからといって
二人目の妊娠もスムーズにいくとは限りません。


時間は絶えず進んでいます。

ということは、
ご夫婦とも年齢を重ねているということです。

つまり、男女とも身体の老化が進んでいて、
それに伴い、妊娠力も低下しているということです。

女性であれば卵子、
男性であれば精子、
どちらも確実に老化していくものです。


特に産後知らず知らずのうちに体質が変化して、
二人目不妊の原因になっていることもあります。

たとえば、
東洋医学的にお身体を見させていただくと
産後しばらくたっていたとしても
出産によるダメージが身体に蓄積していることはよくあることですし
何よりも、子育てによる生活習慣の変化
不妊体質につながっていることが少なくありません。


ですので
もし、二人目、三人目を考えておられるなら、
産後できるだけ早い時期から妊活をスタートしていくことが理想です。

一人目で不妊治療を経験されていたり
時間がかかったりしていたご夫婦でしたら
なおのことです。


では、どういうことからしていくのが良いかですが
女性であれば基礎体温を測ったりして、
今のお身体のバイオリズムをチェックするのも大事です。

もし、出産前と比べてリズムが狂っていたり
月経不順になっていたりすると
まずは、こういった部分から整えていくということが必要です。

また、
ご夫婦ともクリニックでの各種検査で
今のホルモンバランスや精液の状態を確認しておくことも大切ですね。


あとは、生活のリズムを整えるということも大切です。

運動不足やストレス、
育児で乱れがちな睡眠や食事のリズムは
東洋医学的には妊娠力に大きく影響するんですよ。


授かりたい思ったときにすぐ妊娠できるとはかぎりません。


お子さんの成長をみながら、
「そろそろ弟妹いてもいいかも・・・」
というのもOKですが
それでは遅いということもあります。


「あの時すぐ妊活していれば妊娠できたかも・・・」
「あの時妊活をやめなければよかったかも・・・」

後悔先に立たずといいます。


もし、将来お子さんに弟妹をと考えておられるのでしたら
月経周期や生活習慣を整えておくなど
妊娠しやすい身体への体質改善を
早めにスタートすることがとても大切ですよ(^^)


では、今回はこのへんで。


二人目不妊担当 万木祥太郎



不妊治療をはじめても夫婦仲良く

2015年12月26日 [記事URL]

不妊治療をしていると
タイミングをとる日であったり
人工授精や体外受精などにステップアップされている人は
採卵や採精、移植といった時期に気がいってしまいがちです。

また、年末年始など連休前後などはクリニックもお休みなる所も多く
余計に気になってしまうかと思います。

これは仕方ないことなのですが、
時には、こういった状況が夫婦関係にも影響し、
余計に妊娠しにくくなっているということもあります。

続きを読む



典型的な例が『セックスレス』です。

このブログの中でも、二人目不妊の原因として紹介したことがありますが
二人目不妊の方に限らず、
不妊治療をはじめたことでセックスレスになってしまうご夫婦は
決して少なくありません。

気持ちは分かります。

妊娠できるタイミングでない時にやっても意味がない、体力を使いたくない・・・とか、
人工授精や体外受精にステップアップしてからは、必要性が無くなったから・・・とか、
なんとなくお互いにそういう空気でなくなってきたから・・・とか。

理由はいろいろありますよね。


ただ、
最近の研究では
普段の性交回数が多いほど妊娠する確率は高くなる
ということが証明されてきていますが
ご存知でしたか?


不妊治療のステップは関係なく
そして、排卵期などのタイミングも関係ありません。

少し前にアメリカの医学雑誌に次のように掲載されていたそうです。

活発に性行為を行っていた女性には
そうでない女性に比べ、
妊娠をサポートするような免疫反応があった

つまり、
性交回数が多い女性ほど妊娠しやすい身体になっている
ということですね。


どういうことか簡単に説明します。

精液や精子、また、受精卵や胎児も、
女性の身体にとってはもともと異物です。

そのため、免疫の働きで
異物を排除しようと身体としては動くのだそうです。

でも、これでは妊娠することができないので
妊娠するためにはこの免疫が精子や胎児を排除しないように
働く必要があるのですが
セックスの回数が多ければ多いほど
この女性の免疫システムは妊娠をサポートするようになる
のだそうです。

だから、不妊治療の状況や排卵の時期などによらず
普段から積極的にセックスをした方が良い
ということなんですね。


ちなみにこの積極的なセックスは男性にも重要で
精子が常にフレッシュな状態になるというメリットもあります。

つまり女性だけでなく
男性もより妊娠しやすい精子の状態になるということです。
(乏精子症など、精子数に何かしら問題がある場合はある程度の制限は必要かもしれません)


特に日本は諸外国に比べ
セックスレス夫婦が多いと言われています。

そして、草食系男子も増えてます。
また、ゲストからもよくお話をお伺いするのですが
結婚後は草食化が顕著なようです。

もしかしたら、日本人という民族性もあるのかもしれませんね。
(この辺りは私の勝手な想像ではありますが)

もちろん、これらが不妊に悩むご夫婦が増えている原因の全てではありません。
けど、不妊を早く卒業するためにも、こういった部分は
意識を変えていってもよいかもしれませんね。


とはいえ、
東洋医学的には房事過多は腎を傷ると考えますので
疲労困憊状態など体調面がすぐれない時は
積極的にはオススメできない面もあるのはあります。

房事過多は、セックスのしすぎという意味で
腎は、東洋医学では生殖力や生命力を担当している考える臓器です。

ですので、無理し過ぎない方が良いのは良いです。

この辺のバランスが難しいですが
それでもやはり回数はできるだけ多くとれるよう
何かしらの工夫や努力が必要だと思います。


ということで
早く妊娠するためには、
どういった妊活の状況であっても積極的なセックスが大切

ということがお分かりいただけたかと思います。

今妊活中の方も
これから妊活という方も
また、これからご結婚という方も
この正月休みをきっかけに、
いつもにも増してご夫婦仲良くされてみる
というのはいかがでしょうか?

何となく恥ずかしい・・・というご夫婦は
時にはお酒の力を借りるというのも良いかもしれませんね。


では、今回はこのへんで。


高齢不妊、二人目不妊、男性不妊担当 万木祥太郎



働きながらの妊活、ストレスチェックは大丈夫?

2015年12月19日 [記事URL]

今月から50人以上が働く事業所を対象にストレスチェックが義務づけられましたね。
やってみましたか?

これによりストレスが解消されるということはありませんが
働き方や職場環境の改善につながることを期待しての制度です。
ただ、このストレスチェックは実施こそ義務づけられましたが、
その後については各企業任せなので、どうなんでしょうね。

とはいえ、妊活にも無関係ではありません。

続きを読む



というのも、今では結婚後も共働きというご夫婦がとても多いですし
妊活ストレス以上の仕事のストレスに悩まれている方も
少なくないからです。

実際、高齢不妊で悩まれている方は働かれている方が多いですし
当院での治療中も、妊活の相談だけでなく
仕事の相談をしていただくことも少なくありません。
(僕が元SEの脱サラ鍼灸師というのもあるかもしれませんが)

またゲストによっては
不妊体質の原因が
仕事のストレスだったり、働き方だったり
という方も
いらっしゃるので、
仕事と不妊治療は決して切り離して考えられるものでもないのです。


とはいえ、ストレスゼロというのはなかなかありませんよね。

また、適度なストレスは
やりがいのある仕事には必要な要素だと言われることもあり
これは一理あると思います。

ですが、過度なストレスは
東洋医学的には気のめぐりを低下させ滞らせ、不妊の原因になります。


気のめぐりが低下すると、全身を栄養する力が低下するので
疲れが取れなかったり、やる気が出なかったり、やたらと眠かったり
といった症状が出てきますし
東洋医学的には、卵子の成長や精子の産生能力の低下も招きます。

また、気の滞りや偏在は、カラダ全体のバランスを崩してしまいます。
肩こりや頭痛などは典型的な症状ですし
のぼせるような熱さだけど足下は寒いという冷えのぼせも
気の偏在によって起こります。


また、過度なストレスがあると
甘味を欲しくなってしまうことが多々あり、
これも東洋医学的には不妊の原因になってきます。

これは、東洋医学の五行(木火土金水)という考え方で説明できます。

過度なストレスは
木の気を旺盛にし
土の気を強く抑えつけ、土の気を弱めてしまいます。
(木が土から養分をたくさん吸い取ってしまうイメージです)

すると、土の気はその弱りを補おうと
土の気を養う働きのある甘味を欲するのです。

仕事中などにチョコをつまみたくなるのはこのためなのですが
この続きが妊娠力に影響を及ぼしてしまいます。

甘味、特に砂糖には、反復性があるので
必要以上にとってしまうことが多いのです。

その結果、どうなるかというと
土の気が旺盛になりすぎて
水の気を抑えつけ、水の気を弱めてしまうのです。
(土が水の流れをせき止めたり、汚して濁らせるイメージです)

五行で水というと、腎臓です。

そして、腎臓は東洋医学では生命力や生殖力を担当しています。

つまり、
卵子の質であったり、精子の状態に影響するということです。


インターネット上などで
よく「ストレスが不妊の原因になる」というフレーズを
目にすることがありますが
東洋医学的にはこういう理由があるからなんですね。

ですから、僕たちの東洋医学的な不妊の鍼灸治療では
ストレスケアも欠かせません。

不妊の悩みに限らず
時間がゆるす限り、じっくりカウンセリングさせていただきますし
東洋医学的な鍼灸治療で気のめぐりが改善し、滞りがほぐれてくると
自然とストレスによる不調もとれていくものです。
これが東洋医学的な不妊の鍼灸治療の真骨頂でもあります。


少し話がそれましたが
まずは、あなたのストレス度合いがどうなのか?
ということに気づくことも大切です。

自覚がなくとも、カラダや思考、言動、行動などには現れていることも
ありますからね。

そして、
知らず知らずのうちに、
ストレスが不妊体質に影響しているということもあります。


現代社会では男性も女性もストレスフルなことが多いです。

これからの妊活、不妊治療のためにも
一度、このストレスチェックを機会に
あなたのストレス度合いを確認してみてはいかがでしょうか?


では、今週はこのへんで。

高齢不妊、二人目不妊、男性不妊担当 万木祥太郎


★ストレスチェックには厚生労働省の特別サイトがおすすめです
http://kokoro.mhlw.go.jp/check/



二人目不妊の方特有の原因とは?(2)

2015年11月21日 [記事URL]

前回は、
二人目不妊の方特有の原因として
「出産による腎蔵の弱り」
を紹介させていただきました。

今回も、前回に引き続き、
二人目不妊の方特有の原因についてお伝えしていきます。

続きを読む



といっても、
やはり出産によるダメージという点では
前回と同じです。


そして出産につきものなのが
出血です。

分娩状況などによっても異なりますが
時には母体の命にもかかわるほどの大量出血となることもあります。

そして、出産の際は
血液だけでなく、汗などの諸々の体液もたくさん出ます。
(東洋医学では体液を津液といいます)

こういった血液や津液の消耗は、
東洋医学的には陰の気を消耗することになります。

陰の気というは、身体を養うのにとても大切な気です。

東洋医学では、この状態を
血液が少なくなってしまっている血虚とか
津液の損傷も含め体の陰気が弱くなってしまっている陰虚といい
陰陽のバランスが崩れている状態です。

こうなると、全身を栄養する力が弱くなってしまい
貧血状態になったり、活力がでなかったりという症状があらわれてきます。


にもかかわらず、
出産後は、体力などの回復を待っている間もなく
怒濤の育児がスタートします。

つまり、この陰虚の状態が慢性化してしまうことが
あるんですね。

もちろん、普段の食事などで徐々に回復はしていくのですが
産前と産後で体質が全然変わったかも・・・
と感じられるのは、
東洋医学的には、こういった陰陽のバランスの崩れや変化から
きているということも考えられるのです。


そして、もう1つ二人目不妊の原因になり得ることとして
帝王切開
があります。

帝王切開の際は、お腹にメスを入れて、
赤ちゃんを取り出すわけですが、
その傷が、
東洋医学的に妊娠に大切な経絡に影響を与えている場合があります。

具体的には
任脈や衝脈、腎臓や脾胃の経絡などです。

これらの経絡は下腹部を上下に走行しているので
帝王切開の際の手術跡の影響を受けやすいのです。


傷のある経絡は、気のめぐりが悪くなったり、
その経絡と関係する臓腑の東洋医学的な働きが弱くなったりすることがあります。

結果的には、二人目不妊の原因となることも。

とはいえ、帝王切開の傷跡はどうすることもできませんから
やはり、産後のケアで、その経絡の弱りをしっかり助けていくことが
妊娠力を落とさないようにするためにも大切なことなんです。


と、先週から引き続き、
二人目不妊の方特有の原因は「出産」にあるということを
お伝えさせていただきましたが、
出産自体はとても喜ばしいことですし
ネガティブなことではありません。

また、出産はとても大きなデトックスとも言えますので
出産によって子宮内膜症が解消され、二人目を妊娠しやすくなる
ということもあります。

産後のケア次第では、二人目不妊の原因になることもありますが
決して、「出産」にネガティブなイメージを持たないで下さいね(^_^;


ということで、
あらためて2週にわたってお届けしてきた
二人目不妊の方特有の原因ですが
ひとことでいうと
出産による弱りと産後のケア不足
になります。

これらを補うためにも
早めの産後のケアが大切ですし
普段の生活の中であれば食養生が重要です。

もちろん、
産後はなかなか思うように自分自身の体調管理も
できなかったりしますから
家族の中での協力体制もとても大事です。

鍼灸や漢方も効果的です。
今でこそ西洋医学が中心ではありますが
古くから産前産後のケアには鍼灸や漢方は活用されていました。

当院でも、出産で治療を終了されたゲストを対象に
可能な限り産後のケアもお手伝いさせていただいています。


じゃあ、一人目の産後のケアをしっかりできないままだったら
どうしようもないの?

ということはありません。

今からでも遅くはありません。

人によって不妊の原因は違いますから
二人目不妊の原因も人によって違います。

当然、原因が出産の後の弱りでないこともあります。

しっかり、不妊の原因を知った上で
原因に対処しつつ、妊娠しやすい体へと体質改善を図っていくことが、
一人目でも二人目でも、妊活、不妊治療では大切です。


ということで、今回はこのへんで。


二人目不妊担当 万木祥太郎




《 前 1  2  3  4 


お問い合わせ
お問い合わせ
お電話でのお問い合わせ:072-633-3253

PageTop

btn_shindan01.gif
btn_shindan02.gif
btn_merumaga.png
メディアで紹介されました
赤ちゃんが欲しいクリニック 妊活スタートBOOK 2017
赤ちゃんが欲しいクリニック
妊活スタートBOOK 2017

不妊専門のおすすめ鍼灸院として紹介されました。

赤ちゃんが欲しい2016年秋号
赤ちゃんが欲しい
2016年 秋号

不妊専門のおすすめ鍼灸院として紹介されました。

医道の日本2015年10月号
医道の日本 2015年10月号
はりきゅう師向けの業界誌で当院の不妊鍼灸治療の内容などが紹介されました。

CREA2014年11月号
CREA 2014年11月号
不妊専門のおすすめ鍼灸院として紹介されました。

赤ちゃんが欲しいカップルのためのガイドBOOK
赤ちゃんが欲しいカップルのためのガイドBOOK
不妊専門のおすすめ鍼灸院として紹介されました。
出版書籍
「子宝地図」で赤ちゃんを授かる!
馬場乾竹著「子宝地図」で赤ちゃんを授かる!
新着記事
カテゴリー
メニュー
休診日カレンダー


:休診日

連絡先
〒567-0897
大阪府茨木市主原町6-32
馬場聖鍼堂

Tel/Fax 072-633-3253
受付時間 9:00〜20:00
馬場聖鍼堂ブログ
お問い合わせ