二人目不妊の原因と治療 - 不妊治療専門漢方鍼灸治療院 馬場聖鍼堂

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二人目不妊の原因と治療

二人目不妊の方特有の原因とは?(1)

2015年11月14日 [記事URL]

一人目は不妊治療をしていないし、特に妊活も意識しなくても妊娠できたのに
なぜか二人目は妊娠できず、原因も分からない・・・。

こういう方、少なくありません。

けど、ものごとには必ず原因があるように
二人目不妊にも必ず何かしらの原因はあります。

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二人目不妊の原因には色々あり
このブログの中でも紹介させていただいてきました。

・卵子や精子の老化
・母体の高齢化
・セックスレス
・日々の疲れ

などなどです。

こういった原因は二人目不妊に大きく関係しますが
必ずしも二人目不妊の方特有というわけではありません。


では二人目不妊の方特有の原因は何かというと

実は、産後のケア不足が二人目不妊体質をつくってしまっている
ことが多いのです。


今では出産後間もなく職場復帰される方も多いですし
お仕事をされていなかったとしても、
自分のケアはそっちのけで育児や家事に追われる生活
となっていることが本当に多いです。

総務省の国税調査の結果によると
数十年前に比べ、
今では家族間や親戚間の距離が離れていますし
家族ぐるみで育児という感じではなくなってきているようですね。

そういった社会的な背景もあり、
身体には出産のダメージが残ったまま蓄積され
それが二人目不妊の原因になっていることが
少なくないのです。


とはいっても、
普通に生活できているし
月経も再開しているのに
出産のダメージって残っているの?
って思われるかもしれませんね。

たしかにそうだと思います。

でも逆に
こういった自覚症状がないことが
さらに二人目不妊の体質を進めている

ということもあるんですよ。


では、具体的にどういうダメージがあるのか
東洋医学的に説明していきますね。


まず、ほぼ全ての二人目不妊の方にあるのが
腎臓の弱りです。

東洋医学的に腎臓は生命力を担当しているのですが、
その腎臓の元気さは、おへその下の丹田というエリアを診ると一目瞭然です。
(もちろん、脈などその他からも診察できます)

この丹田というエリアは
腎臓の気を受けて元気が出てくるところですので
生命力に溢れている人や、元気な人は力強いものなのですが
二人目不妊の方は
この丹田に感じる元気が非常に弱い
という方が多いです。

もちろん、二人目不妊の方に限らず
不妊に悩まれている方は、東洋医学的に腎臓が弱くなっている
という方が多いので、この丹田が弱いという方は多いのですが、
二人目不妊の方は、顕著だと感じます。


ではなぜ、二人目不妊の方は、
この丹田、腎臓の弱りが顕著なのかというと
それは、出産をされているからです。


今でこそ、お産における母体の安全性は確立されてきていますが
出産はやはり命がけのものです。

3,000グラム前後の赤ちゃんを出産されるわけですから
その際のエネルギー(生命力≒腎の気)の消耗は相当なものです。

そして、出産後は、それまで赤ちゃんがいた場所は、
空っぽになってしまいます。

そこが丹田なのです。


本当は、産後すぐに母体のケアをできれば
この丹田の弱りの回復具合も良いのですが
前述の通り、
きちんと回復する間もなく、身体を酷使しないといけなくなる
ということが多いので、
そのまま弱りが残り、
結果的に、二人目不妊の原因の一つ
となってしまっていることがあるのです。


そして
この弱りは、産後の生活習慣や元々の体質などによって
回復しにくい状態になっていることがある
ので
しっかり、生活習慣や体質などを改善していくことが重要です。

ご自宅で出来ることであれば
腎臓の力を助ける働きのある食材を取入れた食生活への変化
しっかりした睡眠時間の確保などが大切です。

とはいえ、
昨日今日でできた弱りではありませんので
普段の養生だけでなく
鍼灸や漢方薬を組み合わせる方がより効果的でしょう。
(もちろん、人によって弱り具合や体質が異なりますので
一様に誰にでも言えるわけではありません)


ということで、
二人目不妊の方特有の原因の一つ目は
「出産による腎蔵の弱り」
でした。


この他にもあるのですが
ちょっと長くなってきましたので、
続きはまた来週書きますね(^_^;


産後のケアはとても大切です。

そのため当院では、
不妊治療のその後、
妊娠後は出産までの安胎&安産治療、
産後のケアにも力をいれています。

もしお二人目をご希望なのでしたら
産後、早めの妊活開始がオススメですよ(^^)


では、今回はこのへんで。


二人目不妊担当 万木祥太郎



二人目不妊、早く妊娠するために大切な5つのポイント

2015年09月19日 [記事URL]

当院には
二人目不妊にお悩みでご来院くださるご夫婦も少なくありませんが
早く妊娠という結果を手にされるご夫婦には
ある共通点があります。

今回はそれを5つのポイントに分けてご紹介させていただきます。

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☆ポイント1 家事や育児の分担がスゴイ!

二人目不妊でお悩みのご夫婦はとにかくお二人ともとても多忙!
ということが多いです。

共働き+家事+育児+妊活という状態で
さらに休日もお子さんがいるとほとんど休めない
というご夫婦は多いです。

そんな中でも
早く妊娠という結果を手にされるご夫婦は
とにかく家事や育児の分担をしっかりされている
ように
感じます。

たとえば、料理や洗濯といった家事は、
どちらかというと女性がメインになりがちだと思いますが
男性も料理をしたり、洗濯、掃除などを積極的に自発的に行っているなどです。

女性の方が慣れているから早かったり、効率的だったりするかもしれませんが
妊娠後に悪阻で動けなくなるかもしれないということを考えても
男性が積極的に家事全般をこなせた方が良いですし、
何よりも母胎となる女性のカラダの負担を減らすというのは
とても大切なことですよね。


☆ポイント2 夫の疲れケアは二の次、三の次

家庭の生計を立てているのは主に夫
というご家庭は少なくないと思います。

家族が健康的に生きていくためにも
不妊治療をしていくためにも
お金は絶対に欠かすことができません。

しっかり働いて、稼いでもらわなくてはなりませんよね。

一家を養うためですから、
ストレスフルな仕事でも、残業まみれの仕事でも
頑張られていることと思います。

その分、帰宅後や休日は、その疲れを癒すためにのんびり・・・

疲れ切っているのですから
仕方ありませんよね。

でも、妊活中なら
夫の疲れはできる限り二の次、三の次でいきましょう!

それでなくても不妊治療は女性の負担が大きいものです。
疲れているのは分かりますが、
積極的に家事や育児に参加して、女性に休む時間を作ってあげることが
大切です。


とはいえ
もちろん、男性のコンディションも大事ではあるので
たとえば、お子さんが寝た後などは、ご夫婦でお灸やマッサージをし合ったりなど
スキンシップをとりながら、お互いのケアをすることも大切ですよ(^^)


☆ポイント3 夫が愚痴らない

さて、ポイント1、2を実践していったり、
慣れないことをやりだすと出てくるのが愚痴です。

愚痴を言いたいのは、とっっっても分かりますが
夫は愚痴を言わないことです。

なぜなら、
それ以上に苦労をしているのは、ほぼ間違いないく女性(=妻)だからです。

オトコなら家事くらいで愚痴らないようにしましょう!

というようなことを、女性から男性に直接伝えてしまうと
男性としては嫌な感じしかしないでしょうから、
このブログをお二人で読んでいただくのが良いと思います^^;


☆ポイント4 夫婦の仲が良い

二人目不妊のご夫婦に限った話ではありませんが
早く妊娠されるご夫婦をみさせていただいていると
本当にご夫婦の仲が良いと感じさせられます。

不妊治療をしているとナーバスになってしまうことが少なくなかったり
ストレスも溜まりやすかったりする中でも
"二人でいると楽しい"
"二人で妊活がんばってる"
という感じで
ご夫婦そろってすごくポジティブに妊活に取り組まれていることが
分かります。

東洋医学には"心身一如"という言葉があります。
心と体はつながっているのです。

つまり、心がポジティブであればあるほど、
体も良くなっていきやすいのです。

ご夫婦そろってポジティブに妊活に向き合うためにも
ご夫婦の仲が良いというのはとっても大切なことなんですよ(^^)

お子さんに愛情を注ぐのは大切ですが
決してパートナーをないがしろにしてしまわないように(^_^;


☆ポイント5 夫婦一緒に治療や養生をしている

コレ、とても大きいです。

当院でもご夫婦一緒に治療を受けていただいている方が
より早く妊娠という結果につながっている
ように感じます。

より妊娠しやすい体質へと改善していくためには
生活習慣の改善が必要不可欠です。

ということは、
どちらかお一人だけではできないのです。

ですので、ご夫婦一緒に治療を受けていただき
ご夫婦の体質に合わせた養生を実践していくことが
大切なのです。

また、不妊治療は男性要因があってもなくても
女性の負担が大きいということには変わりありません。

一緒に治療をすることで、
その負担に共感することができますし
緩和することにもつながります。
メンタル面のサポートになることも大きいです。


ということで、
二人目不妊に悩まれるご夫婦のための
早く授かるために大切な5つのポイントを紹介させていただきました。

読んでみると
男性がすごく頑張らないといけない内容かと思います。
もしかすると、かなりハードル高いかもしれません。

けど、この5つのポイントは、
当院で早く妊娠されたゲストご夫婦で共通していえることです。

既にお子さんがいる分、諸々の家事がハードになりますし
男性の家事や育児への参戦は重要なことなのです。

もちろん、
これを意識しすぎて男性のストレスが爆発してしまっては
元も子もありませんから、
ご夫婦で、お互いケアし合っていくということは大切なことですよ(^^)


また、今回紹介させていただいた5つのポイントは、
二人目不妊のご夫婦に限らず実践できることだと思います。

ぜひ、妊活中の男性のみなさま、トライしてみていただければと思います。


では、今回はこのへんで。


二人目不妊担当 万木祥太郎



二人目不妊、ママ友付き合いのストレスケアも

2015年08月29日 [記事URL]

不妊治療をされていると
様々な悩みやストレスがつきまとうものですが
二人目不妊でお悩みのかたにつきものなのが
ママ友同士の付き合いです。

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育児をしていく上で、
色々な悩みを相談できたり、夫の愚痴もこぼせる
ママ友の存在ってけっこう重要だったりしますよね。

特に同じ校区やご近所にお住まいだったり
子どもの通う保育園や幼稚園のママ友というのは
子どもの成長とともに長い間お付き合いすることになる
ということも多いです。

けど、
二人目不妊で治療をしていると
そんなママ友との関係も辛くなることがあります。

いわゆる"二人目ラッシュ"という時期です。

子どもが2~3歳を過ぎた頃から
二人目妊娠の知らせを耳にすることが多くなってきます。


二人目不妊で悩まれている方には
一人目のお子さんも不妊治療の末、念願叶って授かった
という方もたくさんいらっしゃいます。

以前の不妊治療中に友人たちの妊娠や出産ラッシュで
辛い思いを経験をされている方もいらっしゃいますから
その頃の嫌な気持ちがよみがえってくるということもあると思います。

ですので
今まさに二人目妊活中というときの
ママ友のおめでた話は
祝福してあげたい気持ちがある一方で
なかなか授かれない自分自身に劣等感や敗北感を抱いてしまい
素直に喜んであげられない
ということもあると思います。

けれども
そういう気持ちとは裏腹に
ママ友同士ではマタニティトークが多くなっていったり
また別のママ友の二人目妊娠ラッシュが続いたりと
精神的にしんどくなってしまうことは少なくありません。


「子どものこともあるしママ友とはいい関係でいたい」
「ママ友の妊娠や出産を祝ってあげたい」
「けど、誰よりも妊活をがんばっているのに先に妊娠されたことが辛い」
「本当は、他人の妊娠の話は聞きたくないし、祝えるほど心に余裕もない」
「できることなら、妊娠中の人からは避けたい」


こういった気持ちで押し殺されそうになってしまうことも
あると思います。

もしかしたら
「友達の妊娠を祝えない自分はなんて酷い人間なんだ・・・」
というように
ご自身を卑下してしまうこともあるかもしれませんね。


大丈夫ですよ。

それだけの努力や苦労をされているのですから
こういった感情を抱いてしまったとしても
仕方のないことです。

無理矢理、気持ちにウソをつくことはありません。


とはいえ、
こういった気持ちの葛藤は
そのままストレスとなり、
結果的には不妊の状態をより良くない方向に進めてしまうことに
つながりかねません。

東洋医学では、"心身一如"という言葉があり
心が病むと、身体も病んでしまうのです。


では、
こういう時どうすればよいのでしょうか?

方法はいくつかあります。

・しんどいのを我慢して今まで通りのママ友付き合いを続ける
・妊娠中のママ友を避ける
・妊活中ということをママ友に話して、精神的にしんどいということを理解してもらう

などなど、
インターネットの質問サイトなどでも
色々な方の経験談や対策などが紹介されてます。

どれが良いかは
ママ友との関係性や、お互いの性格などに依存するので
一概にこれが一番良い!というのは難しいのですが
どの方法でも共通していえる
大切なことは、「意識の変化」です。


例えば、
妊娠したママ友の嬉しそうな振る舞いや、大きくなってきたお腹などに
嫌悪感を抱いたり、遠ざけたい気持ちがあることは仕方がないと思います。

けど、そういったママ友の姿は
近い将来、自分自身がなりたい姿であるはずです。

その姿を否定するというのは、
自分自身の将来像を否定するということにもつながってしまい
そのイメージが深層心理に残り
無意識のうちに、ご自身の妊娠を遠ざけることになりかねないのです。

ですので
ママ友の妊娠や出産というのは
ご自身の将来像として
むしろ、どんどん受け入れ、接していった方が
妊娠という結果を引き寄せやすくなる
ということですね。


とはいえ、
こうした方が良いとはいっても
心は簡単に付いてきてくれるものではありません。

ですので、最初はやはり時間が必要かもしれません。

心に無理をかけすぎず、自分のペースで向き合っていけば良いと思います。


また、"心身一如"は、カラダからココロにもつながります。

つまり、カラダを治療して良くなってくると
ココロも良くなっていく
ということです。

メンタル面へのアプローチは、
ある意味、東洋医学的な鍼灸治療の真髄でもあります。

実際、当院で治療を続けているうちに
外で見かける妊婦さんが気にならなくなってきたり
自分のことのように思えるようになってきたという方は
たくさんいらっしゃいます。


そうして
以前のように普通に接することができるようになってきたときには
心も身体も良くなってきているということですので
あなたの妊娠にも、ぐぐっと近づいているということです!


"心身一如"です。

ココロもカラダもととのえて
ママ友とも良い関係で妊活していきましょうね(^^)


では、今回はこのへんで。

二人目不妊担当 万木祥太郎



二人目不妊、まずはセックスレスの解消から!

2015年08月22日 [記事URL]

不妊の原因には、
男女どちらかの生殖能力に何らかの問題があったり、年齢だったり、原因不明だったり、
カップルによって本当に多種多様なのですが、
意外と多いのが、セックスレスです。

セックスレスについては
このブログの中でも何度かお話させていただいてきましたが
日本人夫婦の3割がセックスレスとも言われており
二人目不妊で妊活中のご夫婦も、実はセックスレス夫婦は多いのです。

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自然妊娠するためには、セックスなしでは100%できません。

にも関わらず、セックスレスのご夫婦は多いのが現状です。


その原因としては、
生活のすれ違い
夫婦の友達化
タイミングを狙う義務感からのタイミング時以外のセックス離れ
人工授精や体外受精へのステップアップに伴うセックス離れ
などがありますが、
二人目不妊の場合は、独特な原因もあります。


その中の一つには、
以前のブログでも書きましたが"男性の草食化"があります。

育児によって男性ホルモンが低下して性欲が落ちてしまうというものです。


さらに、女性は授乳中はホルモンの関係で性欲が落ちますから、
相乗効果で、よりセックスレスになりやすいんですよね。


よく
結婚前や新婚のころは、男と女
子どもができると、男と母親
というようなこと言いますよね。

「育児をしだすと旦那にかまっている暇なんてない」
「子どもばかりで外見や美容を気にしなくなった妻に女としての魅力を感じなくなった」
などなど男女それぞれ色々な言い分はあるでしょう。

もしかすると
これらも、ホルモンバランスの変化の影響を受けているのかもしれません。


とはいえ、
ホルモンバランスの変化は無意識的なことです。
知らず知らずのうちに変わっていることが多いものです。

ですので
二人目を授かりたいと思われているご夫婦は
なおさら夫婦とも意識的にセックスをしていかないと、
ずるずるとセックスレスが進んでしまう!

ということですね。


また
その他にも、以前の僕のブログでも書きましたが
東洋医学的に考えると
タイミング時にありがちな機械的なセックスではなく
"感心"の伴うセックスであることが大切です。

これは、東洋医学の古典に次のようにしっかり書かれていることです。

「赤ちゃんの精(≒命)は父母の感心から生まれるのです」

"感心"というのは、
形ある肉体的なものから得られる「快楽」(陰)
形では現すことができない「愛」(陽)という
陰陽が交わることで生じます。

つまり単にセックスをしていれば良いわけではなく
夫婦の関係性もとても大切だということです。


と、長くなってきましたが、
ここまでは、今までの僕のセックスレスについて書かせていただいた
ブログのまとめです。

そうはいっても
なかなかどうしてうまくいかないのが男女だったりします。

では、どうすれば良いのでしょうか?

ネット上には、
「癒しの空間を作る」、「セクシーな装いにする」などなど
夫をその気にさせるというような内容が多いように感じますし
書店にも、「夫が妻に恋し直すメソッド」的な本がたくさんあります。

どれも、どちらかというと
"女性ががんばる"
というような内容ですよね。

もちろん、夫を喜ばせたい!という気持ちは
すばらしいですし、夫も喜んでくれるでしょう。
きっかけとしては良いかもしれません。


けど、
「妊活は夫婦一緒に!」というのと同じで
セックスレスも夫婦一緒に取り組まれた方が良いでしょう。

特に、
タイミングの時だけ義務感でしかセックスをしない
というような状況が長く続いていたり、
慢性的なセックスレス状態だと
ひとりだけでは改善は難しいものです。

お互いがセックスについてフランクに話せるような関係であれば
さほど問題ないのですが、
不妊治療をしていると、こういったことを話すことが
気まずくなっている場合も少なくありません。

これでは、いざという時も"感心"は生まれませんよね。


こういう時は
夫婦そろってカウンセリングを受けてみることをオススメします。

不妊治療専門のクリニックでは、
カウンセラーが在中しているところもありますし
当院でも、カウンセリングには力を入れています。

実際、当院でもカウンセリング後に夫婦関係が改善して
ステップアップ目前で自然妊娠された
というご夫婦もいらっしゃいます。

セックスレスは夫婦関係の問題ですので、
お互いの思いなどをしっかり理解し合うということが
スタートライン
だと思います。

その上で、回数を増やしていって
タイミング時の義務感を無くしていくというように
セックスレス解消に向けて、
段階を踏んでいければ良いですよね。


二人目不妊で妊活中は、妊活だけでなく、
家事に育児に仕事にと追われているということが少なくなく
夫婦関係はなおざりになってしまいがちです。

もし、お二人目を希望され妊活中だったり
これから妊活をお考えでしたら
諸々の検査をスタートするのと同時に
こういった夫婦関係の部分も
一度、ご夫婦一緒に考えてみてはいかがでしょうか(^^)


では、今回はこのへんで。

二人目不妊担当 万木祥太郎



二人目不妊の方だからできる睡眠のリズムのととのえ方

2015年08月01日 [記事URL]

不妊治療をしていく上で大切なことの一つに
"規則正しい生活"
ということがあります。

でも、"規則正しい生活"って正解が分かりにくいですよね。
何しろ人によってワークスタイルやライフスタイルが違いますから
何を最優先にするのかというのもありますが、
まずは、その生活にあった"規則正しい生活"というのが大切になってきます。

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この"規則正しい生活"、
一人目のお子さんを希望する不妊治療では、
ご夫婦二人でうまく協力し合い
仕事もうまくコントロールすることができれば
比較的作っていきやすいのですが
二人目の不妊治療中は、とても難しいものですよね。


というのも
一人目の時は、ご自身のペースで比較的何でもやることができたのに対し
二人目になると、お子さんのペースが往々にしてメインになってしまうためです。

お子さんが小学校高学年など、ある程度まで成長した後は、
ご自身のペースを取り戻していくこともできるようになってくるかもしれませんが
幼少期はそうもいかないですよね。

これは、専業主婦の方でも職場復帰されている方でも共通の悩みどころだと思います。


また、
ひとえに"規則正しい生活"といっても
その中でも不妊治療でとっても大事なのが"睡眠"です。


東洋医学的にも
生殖力を担当する"腎"が一番養われるのが睡眠中ということもあり
睡眠は当院の養生アドバイスでもとても大切にしていることです。


睡眠で大切なことの1つに
寝る時間帯があります。

東洋医学的に、より"腎"に効かせるためにも
22時~2時という、いわゆるゴールデンタイムに良質な睡眠を
規則正しくとっていただくことが大切です。


とはいえ、お子さんがいらっしゃる方にとっては
この睡眠すらとても難しい養生の一つだったりします。


夜はお子さんを寝かしつけたり、家事があったりしますし
ご家庭によっては、ご主人の帰宅が遅く
お子さんの寝かしつけで一緒に寝た後にもう一度起きて
ご主人の食事の用意をして、深夜にまた寝たりと・・・。

とてもハードですし、
睡眠のリズムもぐちゃぐちゃになりがちですよね。

これでは、"腎"が養われるどころか、どんどん疲れていってしまいます。

実際、二人目不妊で通院下さっているゲストには
普段の生活で疲れきっているという方は少なくありません。


こんな状態で"規則正しい生活"なんてなかなかできることではありません。


ですので、
二人目不妊で悩まれているご夫婦は、
まずは、睡眠のリズムを作っていくことからスタートしてみることを
オススメします。


実は、良質な睡眠にはリズムがとても重要です。

睡眠中は、深い睡眠状態のノンレム睡眠と、脳は覚醒しているレム睡眠とが
周期的に繰り返しているということは
比較的知られていることだと思います。

このうち、ノンレム睡眠の時に成長ホルモンが分泌されるので
良質な睡眠には、ノンレム睡眠の時間がしっかりあることが大切です。

成長ホルモンは、代謝の促進やアンチエイジングなどに働きますので
不妊治療にもとても大切なホルモンです。

このノンレム睡眠の時間をしっかり作っていくためにも
毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるというリズムがとても大切です。


では、どのようにすれば
二人目妊活中のご家庭でも睡眠のリズムをつくっていくことが
できるのでしょうか。


寝る子は育つと言いますが
実は、睡眠中の成長ホルモンはお子さんの成長にもかかせません。


つまり、
お子さんの成長にも妊活にも欠かせないのが
この睡眠のリズムなのです。


ということは、
お子さんの就寝と起床に合わせるというのが
妊活にはとても効果的だということです。


お子さんと一緒に朝まで寝てしまって良いんです!


でも、そのためには、
ご夫婦での協力が欠かせませんよね。


お子さんと一緒に寝るということは
ご夫婦二人だけの時間が減ってしまいますし
家事の分担も必要でしょう。

それにご自身だけの時間も少なくなってしまうかもしれません。


妊活でご夫婦にフラストレーションが溜まっては元も子もありませんから
この辺りのバランスはとても重要です。

できることと、できないことは当然あります。


とはいっても、
不妊治療には、"規則正しい生活"が大切ですし
"規則正しい生活"には、睡眠のリズムが大切です。


二人目不妊で悩まれている方は大忙しです。

お子さんと一緒に寝る睡眠のリズムで妊娠力をアップしてみませんか?


では、今回はこのへんで。


二人目不妊担当 万木祥太郎



二人目不妊に悩む働くママさんには鍼灸でセルフケアがオススメ!

2015年07月11日 [記事URL]

今日では妊娠&出産後に社会復帰されるママさんは珍しいことではありません。
まだまだ十分ではないとはいえ、
女性が働きやすい社会になってきているのは良いことですよね(^^)

でも、その分
二人目不妊に悩まれる働くママさんが増えてきているようにも感じます。

続きを読む



二人目不妊の不妊治療といっても
一人目の時の不妊治療とは勝手が結構違います。

不妊治療をしだすと
クリニックに通うための時間を作らないといけなかったり
月経周期などを意識することで妊活ストレスがでてきたり
自分自身の体調管理がとても大切になってきます。

このあたりは、一人目の時とそう変わらないのですが
二人目不妊の治療では、それに加えて
生活のリズムが子ども中心になってしまっていたり
家族が増えている分、生活費や保育料などがかさむために経済的に厳しくなっていたり
社会復帰されている方は、時間的な制約が一人目の時よりも大きくなっていることがあるなど
不妊治療に臨む際の条件が大きくかわってことが少なくありません。

ここが、一人目の時と二人目の時の不妊治療で大きく異なる点で、
二人目不妊の治療では、
ここをうまくケアすることがとても大切です。


二人目をそろそろ授かりたい!
二人目の妊活を始めたい!

けど、、、

クリニックに行く時間はないし
自分の身体を調える余裕もない・・・


こういう方、少なくないと思います。


こういう時にオススメなのが
はりきゅうによるセルフケアです。

二人目不妊の妊活にはセルフケアでお灸がオススメ

よく芸能人の方のブログなどでも、
お灸でセルフケアをされている方を見かけます。


でも、
鍼やお灸って誰でもできるものじゃないと思ってませんか?


実はそんなことないんですよ!
確かに、はり師ときゅう師という国家資格の免許は必要です。

けど、はりきゅうはずっと昔からセルフケアとして
身近にあったことなんです。

小さい頃にご自宅で家族同士で鍼をし合ったり、
お灸を据え合ったり
ということをされていたというご家庭の話は
今でもたまにお聞きします。

さすがに現代では
ここまでのことは難しい部分はあります。


でも現代では、
ご自宅で手軽にできる一般向けのお灸
鍼先がなく安全にツボ刺激だけをすることができるシールなどを
ドラッグストアなどで簡単に購入することができます。

また、漢方薬もとてもたくさんの種類が販売されています。


そういったアイテムを使えば
多忙を極める働くママさんも、
ちょっとした合間でセルフケア妊活をしていただくことができるんです!


とはいえ!

どこにお灸をしたり、ツボ刺激をすれば良いのか
これはとても重要なポイントです。


ドラッグストアで購入できるアイテムには
取扱説明書と一緒に
症状とそのツボの対応表のようなものも入っていることがあります。

また書店の健康コーナーには
分かりやすいツボの本なども置かれていたりします。


そういったものを参考に、お灸などをするツボを決めるのも
一つの手ではあります。

一定の効果はあると思います。


がっ!


鍼灸で不妊治療をする際にとても大切なことは
あなた自身の体質に合った治療であること
そして、
月経周期など、身体のバイオリズムに合った治療であること
とても重要です。


残念ながら、ここまで丁寧に解説してくれる説明書や本は
たぶん、ありません。。


ですので、
最初だけは、当院のような不妊治療専門の鍼灸院や
漢方薬局などでお身体を診てもらうことをオススメします。


他の院でも同じようにしているとは限りませんが
当院では、不妊の原因となっている体質のチェックをとても重要視してます。

そして、体質に対してしっかりアプローチできる治療や
セルフケアのアドバイスをさせていただきます。

ですので、
治療内容だけでなく、セルフケアのアドバイスの内容も
お一人お一人違います。

同じ不妊といっても
人が違えば、原因となっている体質も違います。

セルフケアなど養生のアドバイスの内容が人によって違うのは当たり前です。


ちなみに、
当院の場合は、最初は無料の体験治療からなので
もし、お近くにお住まいでしたら、お気軽にご連絡いただければと
思います(^^)

体験治療のお申し込みやお問い合わせはこちらです。

http://www.e-harikyuu.com/briefing.php#briefing_form


遠方の方には
手軽な無料のメール診断サービスもありますので
こちらもお気軽にご利用ください(^^)

http://www.e-harikyuu.com/consultation.php

忙しいママにも休息を。

ちょっとした合間に、はりきゅうで妊活&セルフケア。

オススメです(^^)

できることから、やっていきましょうね(^^)

では、今回はこのへんで。


二人目不妊担当 万木祥太郎



二人目不妊、自分で自分を追い込んでいませんか?

2015年06月05日 [記事URL]

当院には、二人目不妊で来院くださっている方も多いです。

「お子さんを早く授かりたい!」

というお気持ちは、
一人目不妊の方も、二人目不妊の方も同じなのですが、
二人目不妊でお悩みの方には、
一人目の時とは違う悩みで自分自身を追い込んでしまいがちです。

続きを読む



ちなみに
二人目不妊というのは、
二人目のお子さんを望まれているにもかかわらず、なかなか授かれない状態のことをいいます。

今年の8月から、不妊症の定義は、
避妊せずに1年間夫婦生活をおくっていても授かれない状態
となる方向性(現在は2年間の夫婦生活)となっていますので
二人目不妊は、
お一人目の母乳終了後、二人目を希望されてから1年間で授かれなければ二人目不妊
ということになるでしょう。


「早く子どもを授かりたい!」

というのは、共通した悩みですが
二人目不妊になると、一人目の時とは色々な面で状況が違うので
悩まれる内容も変わってきます。


その中でも
自分自身を追い込んでしまうことになりがちなのが

「早く弟か妹を作ってあげないとかわいそう」

という親心です。


このあたりは、人やご家庭によって価値観が全然違う部分なのですが
たとえば、
「年子は絶対だめだ!必ず兄妹で2歳は年が離れてなくてはならない!」
という家庭もあるそうですし
「兄妹は2歳差でないといけない!」
という厳しいご家庭もあるようです。

こういった考え方や価値観は
その人自身の家族構成や育った家庭環境、
思い込みなどが大いに影響される部分だと思います。

ですので、
その価値観に対してどうこうということはないのですが
その価値観がご自身を追い込んでしまっている
ということは少なくないのです。


もし、二人目不妊でお悩みで
こういった価値観や考え方が自分自身を追い込んでいるかも・・・
そう思われるのであれば
一度、目線を変えてみてはいかがでしょうか?


本当に兄妹がいないとかわいそう?

あなたの友達の中で一人っ子の方はかわいそうだと思いますか?


かわいそうかどうかは、
その子自身がこれからどのような人生を歩むのかであったり
親としてどれだけ愛情を注ぎ、育てていけるのか
など、これからで決まってくるのであって
兄妹がいないことが"かわいそう"に直結するワケではない

とも、考えることができるとは思いませんか?

もちろん、
家で遊び相手が両親以外におらず、家事などで手が離せない時に寂しくさせてしまっていたり
「弟妹が欲しい」とお子さんが思う時がくる
ということはあると思います。

そうならないように弟か妹を早くつくってあげたい
という親心も痛いほどよく分かります。


けど、その親心でご自身をさらに追い込まないでください。


それでなくても、二人目妊活はハードです。

家事に追われ、育児に追われ、
仕事復帰されている方は仕事にも追われ、
さらに、なんとか時間を作ってクリニックに通院
というように
常に追われる生活となってしまっている方は少なくありません。

無意識のうちに
精神的にいっぱいいっぱいとなっていませんか?


お子さんの成長や
ママ友の妊娠の知らせなどで
二人目を焦る気持ちは分かります。

けれども、
東洋医学的に診察させていただくと
その焦る気持ちが二人目不妊の体質をつくってしまっている
ということもよくあることなのです。

ですので
少しご自身のココロにゆとりをもって妊活していくのも
大切なことだと思いますよ(^^)


お一人で抱え込まず
まずは、何でもご相談くださいね(^^)

がんばるママさんの妊活も応援してます!!


では、今回はこのへんで。


二人目不妊担当 万木祥太郎



やっぱり愛なんだな。

2015年02月13日 [記事URL]

20150213_本.jpg

二人目不妊の原因に多いセックスレス。
二人目不妊でなくても、
セックスがタイミングの時だけになったり
体外受精などの高度生殖医療にステップアップすると
まったくなくなってしまったり・・・

不妊治療をしていると
こんな風に淡泊な夫婦関係になってしまうこと、意外と少なくないんですよね。

でも実は、東洋医学の古典によると、妊娠するための大切な部分が欠乏している状態と言えるんです!

続きを読む



馬場聖鍼堂では、古典に基づいた東洋医学的な鍼灸治療を行っています。
ですので、
何100年や何1000年も前に書かれたような書物を読んで
勉強をすることが多いのですが(もちろん最新の近代的な生殖医療についても勉強してます)
ある古典に妊娠するために大切な事が書かれていましたので
今回はそれを紹介させて頂きますね。


それは、『臓腑経絡詳解』という江戸時代に書かれた本で
五臓六腑の東洋医学的な働きや、経絡、関係する病症などについて記されています。

その本の中にこういった文章があります。


人の生ずる男女交合にして、一滴の精。
母の子宮に納に生ず。
その精泄るや。
父母の感情、心に動し。
其の気、下焦腎陰に及ぶ。
及ぶ時は即ち、下も動じて精泄。
然る時は即ち、この精泄感心に生ず。
心の感は神の感なり。
神感して其の気下に及びて精泄れる時は即ち、其の精中自ずから感ずる所の神気集まれり。


端折りながら現代風に分かりやすくざっくり意訳すると次のような感じです。


男女がセックスをすることで一滴の精が子宮に入ります。
父母の感情により精の心(神)が動き、その気が腎臓におよび妊娠します。
赤ちゃんの精は父母の感心から生まれるのです。


ざっくり意訳でも分かりにくいですが
つまり、
妊娠するためには父母の感情や感心が必要
ということが書かれているのです。


ここでいう"感情"や"感心"とはなんでしょう?


"感情"の意味を国語辞典で引いてみたら次のようにありました。

物事に感じて起こる気持ち。
外界の刺激の感覚や観念によって引き起こされる、ある対象に対する態度や価値づけ。
快・不快、好き・嫌い、恐怖、怒りなど。


なるほど。
先ほどの文章の"感情"に当てはめると、これでもなんとなく意味は通りますが
それでもいまいちはっきりしませんね。


では、東洋医学的に陰陽で考えてみるとどうなるか
というと
ここの文章の"感情"は
「快感」と「愛」
というように解釈することが出来ます。

形ある肉体的なものから得られる「快感」(陰)
決して形では現すことが出来ない「愛」(陽)です。


つまり、
単にセックスで気持ちが良いだけでは授かることが出来ないし
もちろん愛だけあっても授かることが出来ない

ということです。


不妊治療で、タイミングを合せようとすると
どうしても、機械的で形だけのセックスになってしまいがちです。

また、人工授精や体外受精では、妊娠するために
そもそもセックスを必要としません。

セックスレスのご夫婦でしたら
尚更かもしれませんね。


けど、
普段目に見えない"気"などを意識し、感じながら
治療している僕たちからすると、ここに書かれているような
"感情"はやっぱり必要なことだと思います。

もちろん、科学的な根拠はありません。


けど、
女性(陰)だけや男性(陽)だけでは妊娠出来ません。
かならず陰陽の交流は必要なのです。

不妊治療をされているご夫婦には
二人目不妊でも、お一人目でも、セックスレスでも
人工授精や体外受精にステップアップされていても
こういった"感情"を感じ、陰陽を交流させながら
不妊治療に向き合っていくということも
大切なことだと思います。

なんだかんだいっても、やっぱり「愛」は重要ということですね!(^^)


ということで、今回はこの辺で。


なお、東洋医学的な古典の解釈の仕方は色々あります。
この解釈が全てではありませんので、あしからず。。m(__)m


二人目不妊担当 鍼灸師 万木祥太郎




続・二人目不妊だから欠かせないケアとは?

2015年01月30日 [記事URL]

二人目不妊に欠かせないケア

二人目不妊のご夫婦に欠かせないケアの続編です。

以前の記事で、
母と子はつながっているから
二人目不妊のご夫婦は、ご自身のケアだけでなく、
お子さんのケアも大切
です。
ということをお伝えさせていただきました。

今回は続編として、具体的なお子さんケアの方法をお伝えさせていただきますね!

続きを読む


僕にも娘がいますので分かるのですが
小さい子って、色々なところから病気をもらってきます。
何でも触りますし、月齢によっては何でも口に入れます。
保育園や幼稚園も風邪やインフルエンザなどの感染症が流行しやすく
学級閉鎖も今では珍しいことではありませんよね。

ということで、
今回は、
そんな現代でも病気に打ち勝つ免疫力をお子さんに養ってもらうために
誰でも簡単にご家庭でできるケア
3つ紹介させて頂きますね!

1.全身を軽くさする(軽擦する)

朝に服を着替えるときや
お風呂上がりでもOKです。

全身を手のひらで優しくなでるように擦ってあげて下さい。
決して力を入れて手のひらを押しつける必要はありません。
皮膚に触るか触らないか程度の擦り方でOKです。

擦る方向としては、手足は体幹から末端に向けて、胴体であれば上から下に向けてです。
顔も腕も足も背中もお腹も全身くまなくやってもらった方が良いです。
(顔面は嫌がるかもしれないので無理にする必要はありません)

こうすることで、全身の経絡の気の流れがスムーズになるだけでなく
体表をめぐる衛気(外からの邪気の進入を防ぐ気)も養われ
免疫力が向上します。

特にベビーパウダーなどを用いる必要はありません。
痒みやアトピーなどがある場合は、その部位はよけてもらった方が
無難でしょう。


ちなみに今話題のドライブラッシングも東洋医学的には
同じ理由で免疫力向上に働くと考えることができます。

昔で言えば乾布摩擦も同様ですね。
(僕は幼稚園で真冬の園庭でさせられてましたが、今でもあるんでしょうか・・・?)


2.お腹のマッサージ

小さい子は消化機能が弱かったりすることも多いので
便秘しがちなお子さんにお勧めです。

お臍から平仮名の"の"を書くように
手のひらか指の腹で軽く押さえながらマッサージしてあげて下さい。

"の"の字が、ちょうど消化器(腸)の流れに沿ってマッサージできるので
効果的なんですね。

消化の弱りや便秘による気の滞りや熱化は
やはり免疫力の低下につながるので、お子さんの便通は要チェックですよ!


"の"の字マッサージは結構メジャーなケアなので
ご存知の方もいらっしゃったかもしれませんね。

もちろん大人でも効果はありますのでオススメです。

入浴の時などでしたら、お腹が冷えることもないので
良いと思いますよ(^^)


3.休日に思いっきり家族で遊ぶ

子どもは大人が思っている以上に多感です。
両親が思い悩んでいたりすると、やはりそれを感じ取り、バランスを崩してしまう
そういうことも少なくありません。

ですので、休日はできるだけご家族そろって思いっきり遊ぶ
ということを心がけて頂くことが大切です。

これはお子さんのケアとしても大切ですし
ご夫婦にとっても
妊活を離れ心身ともにリフレッシュするためにも大切なことです。

可能であれば、外出して公園などに行くことをオススメします。
木々のマイナスイオンによるリフレッシュ効果を期待できますし
東洋医学的には気のめぐりにもとても良いんですよ(^^)


ということで、
今回は、二人目不妊のご夫婦には絶対に欠かすことの出来ない
お子さんのケアの方法をご紹介させて頂きました。

日々のスキンシップにもオススメですし
ご自身がしんどいときほど、お子さんのケアを一生懸命してみてください。
きっとお子さんから元気をもらうこともできると思いますよ(*^_^*)


それでは、今回はこのへんで。

二人目不妊担当 万木祥太郎

ちなみに1回目の記事はコチラです。
よければ合せて読んでみて頂ければと。

http://www.e-harikyuu.com/page/blog/hutarime/153.php



二人目を授かるために知っておきたいこと

2015年01月09日 [記事URL]

一人目は自然妊娠だったし
二人目も避妊しなかったら授かれるはず。

もし、これから二人目を計画されていて
このように考えておられるなら、、、少し甘いかもです!

一人目に苦労しなかったご夫婦でも
二人目不妊になってしまう可能性は十分にある
んですよ!

続きを読む



たとえば、"卵子の老化"という言葉
耳にされたことがあると思います。

卵子は生まれたときからお腹の中にあり、
以降は増えることなく、排卵などにより減るだけです。
女性が年齢を重ねるのと同じように卵子も加齢が進みます。

当然、20代の卵子と30代の卵子、40代の卵子では
卵子の質が変わってきますので
妊娠できるかどうかというのも大きく変わってきます。

つまり、
一人目を妊娠したときよりも
二人目を授かりたいと考え出したときの卵子の方が
妊娠しにくい状態になっている可能性がある

ということです。


また、実は精子も老化します。

世の中では"卵子の老化"ばかりがクローズアップされがちですが
精子も老化するのです。

精子は卵子と違い、どんどん新しく作られるから問題ない
ということはないのです。
男性自身の加齢、体調、生活習慣などが精子の質には大いに反映されるので
やっぱり、
年齢を重ねると妊娠しにくい状態になっていることは
少なくないんです。


あとは
昔からの生活習慣が二人目不妊の原因になることも
少なくありません。

例えば、睡眠時間。

同じ睡眠時間でも20代の頃と30代、40代の頃では
疲れの取れ具合は全然違うと感じませんか?

東洋医学では、生命力や生殖力を養うために
睡眠時間をとても重要視しています。

生殖と大きく関係している腎臓を養うことの1つが睡眠だからです。
(ここでいう腎臓は東洋医学的な考え方で、現代医学的な腎臓の働きとは異なりますので、あしからず)


その他にも、食生活。

若い頃はいくら脂っこいものを食べでも平気だった胃腸も
「カルビはちょっと・・・」とか
「ジャンクフードが重たい・・・」
ということは少なくありませんよね。


つまり、
昔からの生活習慣では身体がもたなくなってきているのです。

ということは、
一人目を妊娠したときのままの生活習慣では、
それが二人目不妊の原因にもなり得る
ということなのです。


いかがでしょうか?


一人目の不妊、一般的な不妊症は
性生活をおくっているにも関わらず2年間妊娠しない場合が
不妊症の定義とされています。

と考えると、二人目不妊の場合
一人目出産後、生理が再開してから2年間
というようにも考えることはできますが
時計の針は進んでいますので
自己タイミングなどで半年くらいトライして授かれなかった場合は
早めにクリニックを受診して
夫婦とも諸々の検査を受けられることをオススメします。

また、
一人目を不妊治療の末に授かられていた場合も
同様に身体の状態は変わっていると考えられますので
夫婦そろって検査をもう一度受けられることが
望ましいですね。


それに加え、
生活習慣の改善に取り組んだり
鍼灸治療などで、より妊娠しやすい身体へ体質改善をはかっていく
ということが、
二人目の妊活にはとても大切だと思いますよ。

これから二人目をお考えの方は、是非参考にして頂ければと思います。


ということで、今週はこの辺で。


二人目不妊担当の万木祥太郎でした。




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