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妊活と不妊の最新情報

男性不妊の認識を刷新!

2015年06月07日 [記事URL]

今でこそ、男性不妊について認知度が上がりました。
それでも、男性自身が"子種"が無い、"種ナシ"といった
誤ったコンプレックスを持ったり、男のプライドを深く傷つけられたり、
といった呪縛から抜け出せないようです。

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長年不妊カウンセリングの講師をされてきた赤城惠子先生が
今年の不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座にて
最終記念講演をされました。

ご自身も不妊体験がおありということもあり、
実体験に基づいて、不妊をめぐる1970年代からの社会の動き、
歴史を振り返ってくださいました。

赤城先生ご自身が初めて不妊と向き合い、
ショックを受けたこととして挙げられたエピソード。
まだ情報が乏しい時代、1977年に入手した不妊治療の本はたったの一冊。
しかも、そのなかで今は死語となった「石女」という言葉も
堂々と書かれていたそうです。
お若い方は見たこともないかな?

江戸時代ならいざ知らず、それほど大昔でもない70年代に
子どもを産むことができない女性のことをそのように表現する
風潮は続いていたのです。

ちなみに、英国で世界初の体外受精児が誕生したのは1978年のことでした。

日本では、その後も不妊は女性の問題としてみなされてきたのです。


男性不妊の領域は、この10年あまりでかなり進化してきました。

micro TESEなど医療技術の発展で、以前だったら妊娠を
諦めなければならなかったカップルにも福音がもたらされました。

私自身も関わらせていただいた方で、micro TESEのおかげで
2人のお子さんを授かることができたご夫婦がありました。
「奇跡の子」と言われていたのが印象的でした。


顕微授精に限らず、男性も治療に積極的に参加していただくのは
今ではとても重要なこととして認識されてきています。

それでも、なぜか男性の場合は「自分は問題無い」と、
根拠の無い自信を持っていることが多く、
男性因子の原因特定が遅れることがよくあります。

無精子症・乏精子症など大きな問題が無くても、
加齢や酸化ストレスによって精子の質は低下することがわかっています。

女性は"卵子の老化"が一般認知されるようになって
晩婚化とともに女性は危機感を持つようになりました。
でも男性は・・・?

不妊治療の世界では、世間の常識は通用しなくなってきています。

今回の石川智基先生(リプロダクションクリニック大阪CEO)
の講演でも、新情報を得ることができましたので
お知らせしたいと思います。


精液検査の所見に問題がある方はもちろん、
今回は問題が無かった方も、より早くいい結果を出すために
とくに気を付けるべき注意点は以下の通りです。

*年齢
*たばこ
*熱
*感染

ヒートショック、なかでもサウナはかなり危ないですよ!
そして下着はブリーフよりもトランクスで!

自宅で採精してクリニックに持参する場合は、
よく人肌で温めて、と言われてきましたが、
精子の適正温度は32~34℃なので
下着の中に入れたり、タオルでグルグル巻いたり
する必要はないそうですよ。

サプリで補うのならビタミンCとE、
コーヒーやアルコールは控えて規則正しい生活を。

精子は酸化ストレスにとても弱いため"抗酸化"がキーワードになります。

上記の注意点は、みな酸化ストレスを減らすことにつながります。

また、できるだけ禁欲期間を短くすることも抗酸化になります。

確かに精液量は減るかもしれませんが、
人工授精は別として、顕微授精ともなると量は影響しません。
週に3~4回がベスト、つまり禁欲期間は1~2日です。
「白血球に悪さをする時間を与えない!」ということだそうですよ。


ぜひとも、認識を新たにしていただきたいと思います。

石川先生は、婚姻年齢と不妊との関連性を調べたところ、
40歳~44歳で結婚した方の不妊率は63.6%だとのことです。

加齢によって卵子・精子の老化が進むことと、
晩婚化によって不妊治療のスタートも遅れるというダブルパンチ。

男のプライドや沽券はかなぐり捨てて、
ぜひとも早めの受診を。お二人揃って、でお願いしますね!


近藤琉水がお届けしました。



新しい出生前検査の対象拡大に向けて

2015年04月26日 [記事URL]

現在、新型出生前検査の対象になる染色体の病気は以下の3つです。
*ダウン症(21トリソミー)
*18トリソミー
*13トリソミー

2013年4月から実施され、これまで18000人~が検査を受けました。

今後、上記の3種類以外の病気も対象になってくる可能性が出てきました。

続きを読む

この検査の病気の対象を拡大するよう
共同研究組織「NIPTコンソーシアム」有志から
要望書が提出されました。

拡大を求められている病気は以下の3種類
*デュシェンヌ型筋ジストロフィー(男児だけに発症する)
*性染色体の数異常によるターナー症候群
*染色体のわずかな欠損で起こる病気

既存の検査で病気の可能性が高い、または、こうした病気の
子どもの出産経験がある妊婦に限って行うとのことです。

確定診断ではありませんが、検査の結果が「陰性」の場合は
羊水検査(流産の危険が伴う)を受けずに済むメリットがあります。

新型出生前検査が実施されてきた1年半のデータでは、
12,783人が検査を受け、219人(1.7%)が「陽性」と判定され、
人工妊娠中絶をしたのは167人、妊娠を継続したのは4人
とのことでした。
(26人が流産・死産)

この結果を、どのように受けとられるでしょうか。

極めて難しい、奥の深いテーマです。

みなさんも、今からでもご夫婦でお話してみてくださいね。
いざ、そのときになっていきなり突きつけられると
冷静に時間をかけて検討することが難しいです。
今から自分のこととして考えていただければと思います。

とはいえ、よくわからないうちは考えも浮かばないし、
判断もしにくいかもしれません。
ネットや、書籍でも情報収集はできますので、
まずは関心を向けるところからですね。


染色体異常は高齢でなくても起こり得るので、
34歳以下でも検査を受けることができたほうがよいのでは、
という意見もあります。
 ⇒ http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=117372&from=tb
  「受けたくても受けられない?ハードル高い新型出生前検査」


対象拡大に関しても、検討のための委員会を立ち上げる
日本産婦人科学会は、「時間をかけて慎重に議論したい」とのことです。

不妊全般担当 近藤琉水でした。



無精子症で男性不妊でも精子を作れるようになる!?

2015年04月24日 [記事URL]

無精子症で男性不妊でも精子を作れるようになる!?

先日、無精子症で男性不妊に悩む方に希望の光となりそうなニュースがありました。

独協医大越谷病院で、精子がない男性不妊の方から精巣の一部を採取して、体外で培養して精子を育てる臨床研究を開始した
というのです。

続きを読む



無精子症とは、精液の中の精子が存在しないという症状で、
閉塞性無精子症と非閉塞性無精子症とがあります。

閉塞性無精子症というのは、
精子自体は産生されているにもかかわらず
なんらかの理由で精子が精液に入ることができないというもので

非閉塞性無精子症というのは
精子の産生が著しく低いか、産生されていないというものです。

芸能人のダイヤモンドユカイさんもご自身の本の中で
無精子症だったということをおっしゃってますね。


閉塞性の無精子症であれば、精子の運搬を阻害している部分を
手術等で治療すれば精子が射精されるようになりますが
非閉塞性無精子症だと、精子の産生能力自体に問題がありますので
そういうワケにはいかず、
一昔前までは子どもを授かることを諦めるしかありませんでした。


でも今では、非閉塞性の無精子症でも妊娠するための手立てはあります。

TESE(精巣内精子回収術)という技術です。

つまり、実際に陰嚢にメスを入れ、精巣内の組織を採取して
その中から精子を探すという技術です。

そして、採取した精子を使って顕微授精を行い
妊娠を目指すことができます。

最近ではTESEを行うことができるクリニックも増えてきています。


しかし、TESEを行っても、精子がみつからないということもあります。

過去に行った放射線治療などが原因で
精子を産生することができなくなってしまっている場合などです。

現状、現代医療では、こういった時の手立てはなく
直接血のつながったお子さんを授かることは諦めざるを得ない
という状況です。

もちろん、
放射線治療を行う際などに、予め精子を採取して凍結保存をしておけば
後で顕微授精で授かることは可能です。


これが、無精子症による男性不妊の西洋医学的な治療の現状です。


ところが今回承認された臨床研究というのは
精巣の一部を採取し、培養し、精子まで育てるというものです。

つまり、
精子の元となる細胞さえあれば、
精子をつくり出すことができるようになるかもしれない!

のです。


既にマウスを使った実験では、
出産まで成功した例があるようです。

今回は、あくまでも臨床研究ということで
実際に顕微授精に使うことはしないということですし
仮に成功したとしても倫理的な問題も出てくると考えられます。

でも、これから将来、数年後には、もしかしたら
諦めざるを得なかった無精子症による男性不妊の方も
ご自身の子を授かることができるようになるかもしれませんね!


生殖医療は、ほんとに日進月歩で進んでいます。
今後の研究に期待したいですね!

ということで、今回はこのへんで。


男性不妊担当 万木祥太郎

<参考>
『独協医大病院、不妊患者の治療法開発へ』(日経新聞HP)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20H13_Q5A420C1000000/



子宮の受精卵受容期間を調べる検査

2015年04月12日 [記事URL]

年齢が高くなってからの妊活がうまくいかなければ、
「高齢だから」「卵子の老化だから」と結論づけてしまいがち。

仕方がないと諦めないといけないのでしょうか?

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30代後半、40代で妊活をスタートして、時間がもったいないから
すぐに体外受精にステップアップされる方は多いですよね。

一通りの検査を終えて、ご夫婦とも大きな問題はなく、
何度か体外受精に挑戦するものの、よい結果が出ないとき、
「やっぱり年齢的に難しいのかな」とご本人も考えてしまいがちです。
「原因は卵子の老化かな」とドクターから言われることもあるみたいです。

確かに、20代の女性と比べたら、その事実はあるでしょうね。
男性にも「精子の老化」はありますし。


でも、20代の方でも妊娠が成立しないのは、こういう理由
かもしれないのです。
 ⇒ http://www.ninsin-news.com/news_abaUS0FIKy_178.html?right
   「受精卵移植のタイミングが予測可能に」


受精卵が子宮内膜に着床する時期には個人差があり、
人によって数日間の誤差もある
そうです。

ですので、そうした方は移植のタイミングがずれてしまうと
若くてもうまくいかないのは当然のようなのです。

これは年齢にかかわらず起きるのは当然ですよね。


子宮内膜が着床可能かどうかを調べ、
最適のタイミングや場所がわかれば、もっと胚移植の成功率が
高まりそうですね!

子宮内膜着床能(ERA)検査というそうです。

現在臨床実験の段階ですので、期待して待ちましょう(^_^)/


高齢だから、というだけで諦めきれない方は少なくないはずですし、
何度も良好胚を移植しても着床しないという方は
「着床の窓」のズレが原因かもわかりませんね。

「ぜんぶ高齢の私のせい!」にしないようにしてくださいね(^-^)


近藤琉水でした。



未受精卵の凍結保存は少子化対策に効果?

2015年02月15日 [記事URL]

未婚の若い女性や、既婚でもキャリア構築中などの事情で
妊娠出産をもう少し遅らせたい方々のあいだで、
少しでも若い卵子を保存して将来に備えようとする
動きが始まっています。
この方法で、妊孕性を温存して卵子老化に対抗できるでしょうか。

ひいては少子化にも貢献できる?!

続きを読む

最近よくみかけるようになったニュースです。
未受精卵を凍結保存して、後に融解後体外受精を行う
という方法を使えば、将来自分の子どもを授かる可能性が高まる、
ということなんですが、いろいろと検討の余地はあります。

確かに卵子は女性の年齢分、歳を取っていきます。
それを食い止めるのは至難の業ですが、
若いうちに取り出して保存しておけば老化を止められる!
という画期的な方法が生まれたのだと、安堵された方も
多かったのではないでしょうか。

問題点としては、凍結卵子によって将来出産まで到達できる
確立は1割程度
といわれる確立の低さです。

また、未授精卵を使った体外受精に関しては、
まだ歴史が浅くて出生児に関する予後について明らかなデータは
存在しない
そうです。
まさに、これからデータを集積していく段階なのですね。

そして採卵に伴う身体への負担もあります。
ホルモン剤の副作用や、麻酔の影響、痛みや出血の不安も
あるのですね。


これだけの不安要素がありつつ、さらに大きな問題も。

・・・費用ですね(^_^;)

卵子を採取して凍結する際の一時的な費用のほか
凍結保存のための維持費が毎年かかります。
これは卵子の個数や保存年数によって変わってきます。
そして、いざ解凍して体外受精に臨むときは
体外受精の費用が発生します。

計算すると、かなり莫大になります。

【卵活】とは、大きな資金を注ぎ込みながらも、
失敗に終わる可能性が、確立としてはかなり高い

ということなのですね。


最近では、この【卵活】を企業が援助するという動きも
出てきています。
米アップル社やフェイスブック社が、自社の女性従業員の
【卵活】(卵子凍結)費用に補助金を出すという
ニュースが出ましたよね。

そして先日、日本の自治体が補助金を出すという方針を
発表しました。
 ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150206-00000053-jnn-soci
  「浦安市、卵子凍結保存に補助金」

こうした制度が普及して、国全体の少子化に歯止めがかかる
ことを期待したいですが、
補助金制度は、資金面から卵子凍結を断念してしまう
女性たちには歓迎される流れとはいえ、
その他のリスクが減るわけではありませんので、
逆に「これでもう安心」と思われてしまうと
それは何か違う、という気がします。
これだけでバラ色の将来、というわけにはいかないのでは?


もっと大事なことがあるとも思うのです。

それは、1年でも早くご夫婦で子どもを迎えられる環境を
整えること
ではないでしょうか。

もちろん、女性一人の責任では決してないですよね。
男性も同じくですし、社会全体(一企業だけの福利厚生ではなく)で
そういう方向に社会変革していくことが
一番の解決法ではないでしょうか。

とはいえ、そうした社会変革が、これまでちっとも前に進まなかった
ために、このような対策が取られるようになってきたわけですから、
どちらも大事ということなのでしょうね(^^ゞ


それから、外部環境だけでなく、内部環境を守る、
つまり、お身体のケア、アンチエイジングを日頃から
心がけていくことも大切になってきますよ。
老化するのは卵だけでなく、子宮や血管など
身体全体なのですから。


真剣に未受精卵子凍結保存を検討される方は、
リスクをしっかり把握していただく必要があります。
また、卵子の採取は40歳未満、凍結未受精卵子による
体外受精は45歳未満
であることなど、
推奨年齢もありますので、いつまででも可能という
わけでもありません。
検討される場合は、この点にもご注意くださいね。

高齢不妊担当の近藤琉水がお届けしました(^^)



子宮移植実施に向けての指針

2014年08月24日 [記事URL]

去年、提供された子宮を移植した女性が妊娠したという
海外のニュースに驚くとともに、その後の動きに注目していました。

経過を簡単に説明しますと、去年のことでしたが、
トルコで、機能する子宮や膣が生まれつき無い女性が、
脳死となった別の女性からの子宮移植を受け、
その後体外受精によって妊娠、着床した後、
残念ながら流産となったとのことでした。

続きを読む

ロキタンスキー症候群の女性は先天的に膣が欠損し、
機能する子宮がありません。
染色体は正常の女性型で、卵巣は正常に機能しています。
排卵はあるけれども、月経はありません。
約5千人に1人の割合で発症するそうです。

移植手術後、件のセルトさんは臓器移植による拒絶反応がなく、
月経も起こるようになり、もともと卵巣は機能していたことから
自分の卵子による体外受精によって胚移植2回目での妊娠成立でした。

日本では代理出産が禁止されていますので、
体外受精が可能になれば、こうした方々の妊娠への道が開かれます。
先天的な低形成や、ガンなどの病気によって子宮摘出された方には
明るいニュースです。


今回、日本子宮移植研究会国内での実施に向けての指針をつくることを
決めたとのことです。
 ⇒ 子宮移植実施へ指針づくり 産婦人科医らの研究会
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140817-00000030-asahi-soci


ロキタンスキー症候群の場合、正常な第二次性徴もあって外見上から
異常がみつからず、初潮がないことから見つかるケースが多いとのこと。
非常にショックが大きいかと思います。

そして、病気によって子宮を失う女性も大きな喪失感を持ちます。

現状では「子どもを産むことができない」という現実を
つきつけられるものでしたが、これからは変わるかもしれません。
希望が持てるような動きですよね!

少しずつでも可能性が拡がっていくことで
多くの方が幸せになれるといいなと思います。

近藤琉水




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