テーマ別ブログ - 不妊治療専門漢方鍼灸治療院 馬場聖鍼堂

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排卵痛にお悩みのかたへ

2015年05月26日 [記事URL]

生理周期の真ん中辺り、
理由はわからないけれど、
「お腹が痛い、おりものに血が混じる・・」
「いったい何かしら?」と不安になっていませんか?

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これは、いわゆる「排卵痛」です。

月経が始まって二週間たつと、
成熟した卵が卵胞から飛び出ることで
「排卵」がおこります。

そのときに、卵巣の壁をやぶって飛び出て来るので、
多少なりとも卵巣が傷つくことがあります。
その時の痛みが「排卵痛」であることが多いようです。

同時に、少しだけおりものに血が混じることもあります。

これは、自然に起こりえる事なので、
未妊の原因になったりということはありません。

びっくりしてクリニックに行っても、
「痛み止め飲んでください。」といわれるだけで、
「特に何も問題ない」と言われてがっかり?
いや、安心する事が多いです。

あまりにも毎回痛みがでるようであれば、
ピルで卵巣を休めてあげると
症状が改善されるようです。


ですが、まれに生活に支障をきたすぐらい
痛みがひどくなることもあります。

立てないくらい痛い、歩けないくらい痛い。
自転車に乗るのも辛い・・

ほとんどの、排卵痛は1・2日で止まるのですが、
それが1週間も続く場合はクリニックにいきましょう!

もしかしたら、出血が多量で、腹腔内に血がたまり
腹膜が刺激されているのかもしれません。
そのため、痛みが止まらないということもあるようです。


腹腔内での事は目には見えません。
面倒くさがらずに、クリニックに足を運んでくださいね。


また、妊活中のかたなら、
排卵前や排卵当日にタイミングをとる事になります。

そのときの刺激で、出血がひどくなることもあるようです。

妊活中のみなさまなら、子宮外妊娠の恐れもあるので、
すぐにクリニックにいくほうがいいでしょう!


でも、そんな大げさな排卵痛ではなく、
「ちょっとした違和感がある」
「なんとなく痛い」
「ちょっと出血があるのが気になる」
という方であれば、
東洋医学の鍼灸治療で改善していく事ができます。


東洋医学では、妊娠したりホルモンを出したり、
卵を育てるという働きは、「腎」の臓の働きになります。

ですが、生殖器という形ある物に関係するのは、
「肝」の臓の関与もあるのです。

ですので、痛みがよくでる場所である、
おへその下、そけい部あたり、脇腹、骨盤の内側ラインというのは、
「肝」の経絡や、そのペアである「胆」の経絡が通っています。
また、目の奥が痛くなったり、頭痛を感じる方もいるようですが、
それも経絡のライン上なので、
影響がでるのはそのためでしょう。


また、「腎」の臓もやはり関係あるので、
腰がいたくなることもあります。


「肝・胆・腎」の経絡は、すべて足に流れているので、
歩いたら痛みが走ったり、
立ち上がるという動きに反応して
痛みがでる事もあります。

また、自転車で走っているときの振動が
痛くて耐えれない!ということもあるようです。


これらを考えて、
「肝」の臓の治療をしたり、
「腎」の臓の治療をしていくと、
症状が改善していきます。


ストレスが多い生活が続くと、
「肝」の臓が無理矢理頑張ってしまうこととなり、
排卵痛の原因となる事が多いです。
このタイプのかたでしたら、
排卵時に胸が痛くなる症状を訴えられる事もあります。
これも、「肝」の臓と関係します。

ゆっくり睡眠を取ることで、
「腎」の臓も癒され、
また、「肝」の臓も癒されます。
睡眠をしっかりとって、身体と気持ちを
休ませてあげてくださいね。

とはいっても、なかなかストレスを
うまく発散することが出来ないのもわかります。

そんなときは、ぜひ鍼灸師にお任せください。


ちょっとした、リラックスタイムをお届けします。
治療中に、気持ちよくなって寝てしまうこともしばしば・・
その短時間の睡眠が、驚くほどの回復力を発揮してくれますよ。

お忙しいあなたのために、
鍼灸院はありますからね。
 

快適月経生活・卵のアンチエイジング担当
岡井志帆でした。



不妊ストレスには呼吸法!

2015年05月24日 [記事URL]

妊活中のストレスって、どう解消されていますか?

溜めずに発散できてますか?

ついつい我慢してしまったり、「こんなことで負けない!」と
自分を鼓舞してばかりいると、心が耐えきれなくなって
爆発してしまうかもしれません。

続きを読む

よく不妊治療は出口の見えないトンネルと言われます。

そして、感情の浮き沈みが激しく、ジェットコースターに乗ってる
ような感じだとも言います。

期待から喜び、そこから急降下、ということを何度も繰り返し
希望と落胆と、感情の揺さぶりで精神的に疲れてしまうのは
無理もないことです。

妊活に取り組むためには、悲しみや怒りといった激しい感情を
無視したり、見ないふりをして次の段階へと突き進まなければ
ならないこともあるのです。
特に体外受精などの医療介入を受けている場合は、
さまざまな感情の渦に浸っている時間がありません。

不妊治療が生活の中心となりますが、仕事や家事、
家族や友人との人間関係なども、ずっとこなしていかなければ
ならないのですから。
小さな感情の波も積もり積っていけば、大きなストレスになります。

何気ない言葉に傷付いたり、動揺したり、孤独感を感じたり。
失望や羨望や嫉妬心も芽生えるかもしれません。
職場やご近所など、治療のことを話していない環境であれば
辛い状況でもポーカーフェイスを装って切り抜けないと
いけないこともあるかもしれませんね。


そういった感情の波に翻弄され、飲み込まれてしまうと
ますます先が見えなくなり、辛いばかりの妊活になってしまいます。

不妊で悩むカップルが増え、現在では27人に1人が体外受精
によって生まれた子ども
ということです。
確かに「職場の先輩が」「姉が」「仲のいい友達が」経験者
ということで理解を示してくれる方が増えてきています。

それでも、全員が不妊治療を経験するわけではありませんので、
社会全体で細かい配慮をしてくれるのは望めないかもしれません。


では、どうすれば少しでも心穏やかに妊活に取り組めるでしょうか。

きっとそのほうが、治療もうまくいきやすいですよね。
【ストレス性不妊】というのも、決して侮れないですよ。

心と身体は深いところでつながっているため、
過度の不安や怒り、イライラ、クヨクヨなどは、間違いなく体調に
影響しますし、その結果、治療の効果も左右してしまいます。

大きな経済的負担や時間とエネルギー投資をしているのに
心の問題で失敗を重ねるわけにはいきません。
さらなるストレスにつながりますし、
後々のことを考えると、できるだけ早くいい結果を出したいのですから。


では、身体を使ってストレスを発散し、感情をコントロールする方法です。


誰にでもできることですし、道具も費用も不要、場所も時間も選びません。

ぜひ妊活に取り入れていただきたい新習慣です!!


それは【呼吸法】です。

ストレスをいっぱい抱えている方、不安や心配で身体が緊張している方は
だいたい無意識で呼吸も浅く、速くなっています。
過呼吸ぎみの方もいらっしゃって、ひどくなるとしんどいですよね。

浅い呼吸でも普通に生活は送れますし、何も不自由は感じないかも
しれませんが、身体の隅々の細胞まで酸素や栄養を届けるためには
意識して深い呼吸をするのが望ましいです。

呼吸は自律神経の働きと関係しますので、
血圧、ホルモン分泌、体温調整などの働きをコントロールしています。

ストレス反応で交感神経が活性化し、呼吸も浅く速くなると
ますます切り替えが難しくなりますので、常に交感神経が優位になります。
これは非常にバランスの悪い状態なんですよ!

でも簡単にストレスを無くすことはできないので、
意識的に呼吸法を変えて、副交感神経を活性化するのです。
無理してでも身体をリラックスモードにして、
内分泌系に悪影響が出ないように働きかけるのです。


このアプローチの方法は鍼灸による治療と似ています。
鍼灸の刺激で身体を動かすことによって、心にも効かせていくのです。
ただ鍼灸は自分ではできないと思いますので、
ご自分でもできる"呼吸法"で自律神経のバランスを取るように
習慣をつけていただいたらと思います。
心と身体の健康のために。


【腹式呼吸法】

姿勢:仰向けに寝るか、座るのをお勧めしますが、立っていても可能です。

1.まずは現在の自分の呼吸をよく観察してみてください。

2.できればお腹に手を当て、ゆっくり息を吐き出します。
  お腹が凹みましたか?

3.これ以上吐き出せないところまできたら、吸い始めます。
  肩を持ち上げるのではなく、お腹を膨らませる感じです。

4.ゆっくりと呼気と吸気を繰り返します。
  吐くほうに倍の時間をかけるのがいいですよ!

5.しばらく繰り返したら、呼吸を普通に戻します。

6.回数や時間で決めるのではなく、心地よく適度に。
  気持ちが落ちついてきたら終了です。


義務でもないですし、ノルマの回数もありませんので、
できるときに、できる範囲でやってみましょう。
朝目覚めたとき、駅のホームで電車を待っているとき、
ランチ後のひととき、午後の休憩時間、就寝前...

少しだけ時間をつくってみてくださいね(^_^)/

ストレスためずに、身体にいい気を流していきましょう♪
毎日の積み重ねこそが体質改善につながりますよ~!!

近藤琉水がお届けしました。



月経周期:低温期は陰陽どちらのパワーも必要です!

2015年05月19日 [記事URL]

東洋医学は、「陰陽」で世界を表現する事が出来ます。
今回は、月経周期を陰陽で考えてみましょう!
特に「低温期」取り上げますね。

続きを読む

東洋医学では、月経周期の低温期は
「陰の時期」といわれます。

高温期の「陽」に対して、低温は「陰」。
でも、「陰」だけでは冷える一方で、
うまく働く事が出来ません。
「陰の中」にも、「陽のパワー」を
少し足してあげる事が大事なんです!

陽の「形は無いけれど温かい」といった、
「エネルギー」や「パワー」といったものが
水に少し加わる事で、水が活動的に働き始めます。


この、「陰の中の陽」の考えはとても大事で、
「陰」だけでは生命活動ができないし、
「陽」だけでは、「身体」といった
形あるものが無い状態です。

まさに、血液がそうですよね。

「血」という水のもの、陰の物に、
体温という温かさが加わることで、
生命を保つ事が出来るようになります。


月経の後は、なんだか身体の血が足りないように
感じる事ってありますよね。

受精卵を受けとめるために厚くした内膜が、
月経とともに剥がれ落ち、
子宮のリセットが始まります。

そのときに、出血をともなうので
検査数値には出ない程度であっても
貧血状態になっている事があります。


月経中〜後期の脈を診ると、
血管の中の血が足りなくて
力が無い脈をあらわしているかたも多いです。


月経血とともに、
温かい体温も一緒に排出されるので、
月経中は身体が冷えたように感じる事があります。
なので、お腹がの表面が冷たかったり、お腹の中が
冷えたような体感があります。


また、月経中に風邪のような症状が
でることがあります。

これも、温かい血を失った事で、
冷えて咳き込んだり、寒気を感じたりするのです。

「風邪かとおもったけど、なんか違う。」

女子なら、一度は体験したことのある症状ですね。


では、低温期の子宮と卵巣の働きをみてみましょう。

卵も内膜も、中に集めて形を作る働きである「陰」の働きであり、
それに「陽」という「生命エネルギー」が加わって
「成長」させ「育てる」ことができるのです。

卵巣の中身を充実させ、
水分たっぷりの卵胞を育て、
卵という形あるものを育くむこの時期は「陰」の時期。

また、内膜を厚くするというのも陰の働きだし、
失った血液を増やすのも、「陰」の働きとなります。

つぎは、失った「陰」である血液を増やすことを
「陰陽」で考えていきましょう。

月経のあとの低温期は、
卵を育てる大事な時期です。

しっかり血を作る物を食べて、
失った血を補う事が大事です。

血をつくる食べ物は、
赤みのお肉・お魚・レバー等があげられます。

鉄分を含んでいて、なおかつ低脂肪、
良質のタンパク質の赤みのお肉類は、
血を補うには最高です。


「血を作る食べ物」としてご紹介した「赤みのお肉類」は、
まさに「陰中の陽」のパワーを持っています。

食べる事で、血液という「陰」のものを増やすことができるし、
また、身体を温めるという「陽」の働きを持っている食材です。

なので、温かい血をしっかり補う事ができるのです。


次に、月経周期にかかわるホルモンを考えていきましょう!

さきほどご紹介した「赤みのお肉類」を上手にとると、
アンドロゲンという男子ホルモンの材料になります。

「なんで月経にアンドロゲン?男性ホルモン?」と思うかもですが、
実は、そのアンドロゲンは、タンパク質の働きで
エストロゲンになるのです!

良質の卵を育てるには、
たっぷりのエストロゲンが必要です。
美しい女性・魅力ある女性をつくるといわれる
エストロゲンが、アンドロゲンから作られるなんて!

これも、陰陽のマジックかも知れません。

女子のホルモンは「陰」、男子のホルモンは「陽」。
「陰」の女性ホルモンを作る為に、
「陽」である男性ホルモンが必要なんて、
生命の神秘ですよね!

そして、その女性ホルモンであるエストロゲンが
体温を低温に保って、卵を育てる最適の温度、
低温期をつくってくれるのです。

このように、月経周期の「低温期」だけを取り上げても、
陰陽どちらの作用も重要である事がわかります。

良い卵を作る為に、
「陰と陽」どちらのパワーもうまく取り入れることを
意識してみてくださいね♪


今回は、東洋医学の「陰陽」のお話でした。


卵のアンチエイジング・ホルモン担当
岡井志帆でした。



卵も細胞!夏はアボカドで酸化予防

2015年05月12日 [記事URL]

ゴールデンウィークも終わり、
初夏となりました。
この季節にご紹介したい食材がアボカドです。

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アボカドは、年中お店で売られているので、
季節感が無いかもしれませんが、
メキシコ産であれば、3〜9月が旬の時期になります。

旬の時期までご紹介を待っていました!

出来るだけ日本の食材を食べる事をおすすめしています。
「じゃぁ、アボカドは輸入品だからダメじゃないの?」と
思われるでしょうが、
アボカドは「鰐梨(わになし)」という立派な日本名があるのです!

名前がついているくらいだから、
取り扱ってもいいんじゃないかと考えました。

カボチャだって南京(なんきん)だし、
ブロッコリーだって芽花野菜(めはなやさい)、
キャベツは玉菜(たまな)といった
和名があるんですよ。

ついでにバナナを調べてみたら、
実芭蕉(みばしょう)とありました。
びっくりです。


話はそれましたが、
和名があるほど昔から親しまれている食材なのです。
とはいえ、輸入品がほとんどですけどね。


言い訳しながらでも、食べて欲しい食材である
アボカド。
栄養価が高い食材である事は、間違いありません。

よくいわれているのが、「森のバター」。
脂肪分が全体の約20%含まれています。
オレイン酸・リノール酸、リノレン酸といった不飽和脂肪酸です。
血液中の悪玉コレステロールを減らしてくれるので、
血液サラサラ効果があります。
この作用から、動脈硬化の予防であったり、
抗酸化作用があるといわれているんです。

他にも、ビタミン類は豊富で、
老化防止に役立つビタミンEの含有量は
フルーツのなかではトップです。
その他のビタミン類であるA、B郡、Cも豊富ですし、
カルシウム、リン、マグネシウムといった
ミネラルも豊富です。


妊娠初期に大事な葉酸も多く含まれていますし、
カリウムが多いので血圧を下げてくれる効果も期待できます。
また、エネルギーが高いので、
食欲が無い時期にも、栄養とカロリーを補うことができます。

妊活女子だけでなく、妊活卒業後女子にも
うれしい食材ですね。

カロリーが気になるかたは、
食べる量を半分にしてもいいかもしれません。

もしくは、食べ方を変えてみてはどうでしょう。

海外では、パンに塗って食べるそうです。
日本では、パンにバターが定番ですが、
妊活女子にはバターは控えてほしいので
バターのかわりに使うのもいいかもしれません。

サラダにするときは、ついアボカド&マヨネーズ
にしてしまいがちですが、
脂質が多いのでやめておきましょう!
さっぱりポン酢かお醤油でいただいても
美味しいですよ。
梅肉とトロロと一緒に食べても美味しそうですね。

もともと暑い国の食材です。
ぜひ、暑い夏に食べて抗酸化作用に役立ててくださいね。

抗酸化作用で細胞がイキイキすれば、
卵だってイキイキしてくれますよ♪

卵のアンチエイジング担当
岡井志帆がお届けしました。



ベビ待ちさんのお悩み"便秘"と便秘薬。

2015年05月10日 [記事URL]

快食快便は健康の証し。
おいしく食べて、毎朝スルッと元気なお通じ。
これが理想ですね!

でもそれがうまくいかない方がどれほど多いか・・・(-_-;)
あえて口にはしなくても、とても身近なトラブルですよね。

それにベビ待ちさんにとって、便秘はけっこう危ないんですよ!

続きを読む

子どもの頃からずっと便秘症という方もいらっしゃいます。
いつしか薬に頼るようになって、もう手放せない!
という方も少なくないんですよね。

コマーシャルでも有名な市販薬(=簡単に手に入る)を、
最初は1日1,2粒だったのが、だんだん効かなくなってきて
1粒ずつ増やしていき、なかには1日10粒、それ以上も(怖くて書けません)
飲んでる方が実際いらっしゃいます。

もう、そうなると下剤依存症です。

多くの下剤の成分は腸管を刺激し収縮させて便を排出します。

これは自然に起こる腸の蠕(ぜん)動運動とはちょっと違う動きなんです。
ノーマルだと、腸内の内容物が蠕動運動で直腸まで運ばれ、
その刺激が脳に伝わって"便意"になります。
この信号を受けとったらトイレに行く、というのが通常の排便システム。

ところが、下剤は無理矢理絞り出すので、
正常な"便意"が無く、脳に信号が伝えられません。
そうなると、麻痺してしまい、便がたまっても"便意"がなくなり、
タイミングを逃して、自力で排便できなくなってしまうのですね。
だからまたお薬に頼ってしまうのです。

毎日のように使っていると、腸もその刺激に慣れてしまうため、
だんだん効き目が悪くなってきてしまいます。
お薬の量を増やしては激痛とともに排便(下痢)という
悪のスパイラルにはまってしまうのです。

まったく出ないよりは、下痢でも出たほうがマシ?!
と思われるかもしれませんが、これは便秘薬の副作用なんです。
だんだん腸の粘膜が黒ずみ、いっそう働きが悪くなって
便秘が重症化してしまうのです。
将来大腸がんなどの重篤な病気に発展する可能性もありますよ。


さらに、もっと怖いことも実はあります。
刺激性下剤の「大腸平滑筋の運動を促進させる」という作用は、
同じ平滑筋でできている子宮にも働いてしまい、
子宮が収縮することによって流産の恐れも出てきます。

ですから、妊娠中は刺激性下剤の使用を控えたいのです。

いつ妊娠しても大丈夫!なコンディションを維持したいベビ待ちさん。
あなたは大丈夫でしょうか?!


「漢方」と名の付く便秘薬だったら安全か?
というと、そうでもないのです。

漢方の便秘薬に入っている生薬のセンナや大横は
立派な刺激性下剤の成分です。
同じように腸を収縮させてしまいます。
腹痛も起こりますので、ご注意ください。
(より安全な生薬配合の漢方薬もあります)


妊婦さんも大丈夫な便秘薬として、機械性下剤があります。
どうしてもという場合は、こちらのほうに切り替えてくださいね。
便の水分を増やして柔らかく、カサも増やし、排便を促すものです。
習慣性もありませんので、依存症にはなりません。
市販もされていますし、ひどい便秘症でなくても、
便が硬くてコロコロで出にくい方にも効果抜群です。

これまで便秘薬に頼っていた方だと、怖いからといって
いきなり断薬しても出ないのは当たり前です。
お腹が張って苦しいですよね。不安感も強いはずです。
自力では難しいので、妊活中の方は医師にご相談ください。
消化器内科、胃腸内科、「便秘外来」というのもありますよ。
単発的な便秘ではなく、下剤依存症という病気なのですから。


依存性のないマイルドなものにしても、便秘薬は便秘薬。
対症療法で、根本的な解決にはなっていません。

なぜ便秘になったかというと、やはりそこには
食生活や運動不足などの生活習慣上の問題があったはずです。

そこを解決しなければ、やはり薬に頼る生活からは
抜け出せないのですね。


食物繊維をたっぷり摂る、水分を充分に摂る、
栄養バランスよく、規則正しく、決まった時間に食べる、
もちろん暴飲暴食はダメ!

といった飲食習慣の王道。

納豆を食べると出る!という方、いらっしゃいますよね。
他にはヨーグルト→それはイエローカードです。
コーヒーで、という方、それはお腹壊してますから!


早寝早起きの規則正しい生活、適度な運動、
便意を我慢せず、トイレタイムをしっかり取る(朝食30分後がベスト)

という生活習慣

まずは、これが基本ですね。

そしてそれでも足りなければ、サプリや整腸剤、オリゴ糖
(腸内のビフィズス菌のエサとなり、腸内環境を整える)
などを加えてもよいかもしれません。

お勧めなのは、ぬか漬けなどのお漬け物です。
毎日食べれば、最適な乳酸菌を安定して腸に届けることができます。
乳酸菌といえばヨーグルトや○クルトですが、
私たちがヨーグルトなど乳製品を食べるようになったのは
たかだか数十年前からのこと。
ご先祖様から受け継いだ我々の腸は、ヨーグルトよりも
お漬け物や味噌や醤油など日本古来の発酵食品・調味料のほうが
断然合っているのです。
ブルガリア人やギリシャ人でない限り、ヨーグルトよりもお漬け物!
朝食にはご飯と納豆、具だくさんのお味噌汁、そして漬け物、
この和食ラインナップでしっかり食べる習慣を付けましょう!


ところが、そんな地道な努力を無にしてしまうのがストレス性、
いわゆる痙攣性便秘です。
ストレスのせいで自律神経の働きが乱れ、
腸の蠕動運動が活発になりすぎて起こります。
便秘と下痢を繰り返すパターンです。
このタイプの方は刺激性下剤が禁忌です。

とにかくリラックスすることが一番で、
補助的に水溶性の食物繊維を摂るようにしてください。

食物繊維には水溶性と不溶性があります。
水溶性はオクラ、アボカド、きのこ類、海草類、こんにゃく、やまいも、納豆など。
不溶性は穀類、小麦ふすま、シリアル、野菜類、豆類、果物などです。

通常の便秘の方は両方の食物繊維をバランス良く摂取してほしいのですが、
痙攣性便秘の方は主に水溶性を中心にするほうがお腹に優しいです。


まず、意図的にぼーっとすること
これを優先的に心がけてくださいね!


「便秘=下剤」ではなく、タイプ別に生活改善をしていくことで
根本的な"治療"をしていくのが正しい便秘の治し方です。
生活改善をすることで、便秘だけでなく、さまざまな症状も
改善していけるはずなのです。
妊娠しやすい体質づくりに役立ちますよ!
諦めずに治しましょう。
体質改善には東洋医学的な治療も役に立ちます。
いつでもご相談を(^_^)/

最後に。
便通が2,3日に1度のペースでも、ガスがたまった不快感もなく、
残便感もなく、スッキリしている場合は便秘ではありません。
必ずしも毎日1回無いといけないわけではないので、
その方のペースであれば、それがベストです。
逆に1日1回以上出てもスッキリしない場合、
便秘といえる可能性もあります。
改善すべき生活習慣があるかもしれませんよ。
型にはめないようにしましょうね(^-^)


近藤琉水がお届けしました。



旬の代表「タケノコ」の効果!

2015年05月05日 [記事URL]

今が旬の食べ物のひとつであるタケノコ。
その栄養価を調べると、未妊治療に関係する
あるホルモンの材料が含まれているようです。

続きを読む

タケノコは、日本と中国でのみ
食べられる食材だそうです。
なんだか不思議な感じがしますね。
食文化という言葉がピッタリです。

漢方薬を調べると、
以外なことに、生薬としては使われていません。
竹の葉っぱや、皮、煮汁をお薬として使うようです。

本草綱目という、生薬について書かれている本には、
「筍は、食品としては宜しきものだが、
 薬にもちいるということは聞かない。」
と記述があります。

また、その他にも
「凡そ筍を食すには、譬えば薬を修治するようなもので、
適法であれば人を益すが、これに反するは損することがある。」
と、食べ方に注意が必要である事が書かれています。

また、食べ方には
「煮るには久しく(長時間)煮るがよく、
 生では必ず人を損ずる(害がある)。
 苦筍は久しく(長時間)煮るがよく、
 乾筍は羹(煮物・吸い物)にして茄(食べる)のがよく、
 蒸すのがもっとも美味であり、焼いてもよろし。
 味のえぐみのあるものは人の咽を刺激するが、
 まず灰湯で煮てから再び煮ればよし。
 あるいは、薄荷の片と一緒に煮てもえぐみが去る。」
と書かれていて、灰汁抜きに手をぬかないようにすることが
美味しい食べ方であると書かれています。

なかなか詳しく書かれていますね!
昔の人も、灰汁抜きに手間をかけても
食べたい!という
美味な食材だったようです。

気味としては、「甘く、微寒にして毒なし」とあります。
「諸竹筍は、いずれも冷血、および気を発する。」
とあるので、身体を冷やす作用があるようです。

主治としては、「膈を利し、気を益し、熱を化し、痰を消し、
胃を爽やかにする。」作用があるそうです。

食べ過ぎると身体を冷やしますが、
胸のつかえが取れて、身体の熱を冷ましてくれ、
痰をとって、胃を爽やかにしてくれる、
うれしい作用がありますね。


西洋医学的には、
チロシンというアミノ酸が含まれていて、
鬱状態を改善する効果があるそうです。
ですので、月経前症候群に悩む女性にも
おすすめです。

また、甲状腺のホルモンの原料であるので、
卵をイキイキさせるためにも、
妊活女性にもうれしい食材といえるかもしれません。

美味しく、身体に良いものとして
今の時期、ぜひ食べてみてくださいね。

身体を冷やすので、
「羊のお肉と一緒に食べるといい」とも書かれています。

ゴールデンウィークに、
羊と筍のジンギスカン(バーベキュー)を
楽しむのもいいかもしれません♪

妊活ライフを楽しく過ごす為にも、
ぜひ試して見てくださいね。


卵のアンチエイジング・ホルモン担当
岡井志帆がお届けしました。



月経量が多い悩みの原因はやせ体質?

2015年04月28日 [記事URL]

毎月の生理の量が多くて困っている。
子宮内膜症や筋腫といったトラブルはないのに、
やたら出血量が多くて・・
こんなお悩みを持たれるかたに、
やせ型の女性が多いと思いませんか?

続きを読む

一度に大量の出血が起こり、
ナプキンからの泄れが心配。
クリニックにいっても、
特に子宮内膜症でもないし筋腫もない。
「なにも原因が無いなら、体質としか言いようがないのかな?」

女子トークあるあるの一つ、
「月経量のお悩み」。

そんなことをぼやいているお友達って、
やせ形体型の人が多くないですか?

お友達は、決まって
目の下にクマあって顔色もよくないことを
同時に悩んでいることも多いはず。

では、なぜやせ体質の女子は、
月経量が多くなるのでしょうか?


痩せ体質の中でも、とくに身体に丸みの無い、
胸も小さいという悩みをもつ、
上半身ペラペラ女子に当てはまります。

やせペラ女子は、
思春期の二次成長の時期に
しっかり女性ホルモンのエストロゲンを
浴びれなかった可能性があるのです。

生まれつきの生殖機能の弱さと、
エストロゲンの材料になる脂肪が少ない
体質であった事が考えられます。

この体質のせいで、大人になっても
相変わらずエストロゲンが少ない状態が
続いているのです。
なので、丸みが無いペラ子さん体質のまま
大人になります。

エストロゲンが少ないと、
卵の成長にも時間がかかりますので
排卵までに長く時間がかかる人もいます。
なので、相対的に月経周期が長くなり、
内膜を厚くする時間が長くなって
月経量が増えてしまうことも。


また、「月経周期は問題なさそうなんだけど・・」
と思っていても、
実は、もともとエストロゲンが少なく、
また、それが原因で
さらにプロゲステロンが少ない!という状態で、
なんとか頑張っている人もいます。

そうなると、相対的に内膜を厚くする働きを持つ
エストロゲンが優勢になるので、
月経量が多くなってしまいます。


エストロゲンとプロゲステロンの
相対量の話しです。

やせ型で胸の大きい女子と比べると、
エストロゲンが少ないのです。
そして、エストロゲンが少ないと、
プロゲステロンの材料がさらに少なくなることを
思い出してくださいね。

「結局、エストロゲンが多いの?少ないの?」と
パニックになってしまうかもですが、
プロゲステロンと比べて
エストロゲンが優勢になることがポイントです。


やせペラ女子は、食べても食べても太らないので、
エストロゲンの材料を
いっこうに増やす事が出来ません。

胃腸の働きが弱いことが原因です。

身体のエネルギーのほとんどを、
食べたものを消化する力に使っているタイプです。
消化するのに力を使い果たして、
エネルギーを吸収して身体に蓄えることが出来ない。
そして、運動は苦手な子が多いですね。
体力もないし疲れやすい。
出来ればじっとしていたい(消化のために)。
動けないので、筋肉量も少なく
血流が悪いです。

その分、心臓が頑張っているので
心拍数が高いことも多いです。
睡眠不足や、少し活動が増えると、
一気に心拍数があがり、
これもまた、しんどい、動きたくない
原因になっています。

消化の為に、胃腸にばかり血流がいき、
その他は、滞りがち。
副交感神経優位でぼんやりしたい。
それでも無理しないといけないときは、
心臓の力を振り絞って血流をあげ
交感神経を高めて頑張る。

そんな調子なので、
ますますエストロゲンが出にくくなって、
プロゲステロンが少なくなる・・

悪循環ですね。
エストロゲンを増やすため、
その材料を増やす為にも、
少し身体に脂肪を付けたい所。


その為には、胃腸を元気にして、
エネルギーを吸収できる体質にしていきましょう。
そして、心拍だけで無理して身体を動かす事を止め、
筋肉を使って身体を動かす事をしてください。


ずっと、身体が楽になりますよ。
滞りがちな血流も改善され、
卵巣の働きもよくなると、
プロゲステロンも増えてきます。


すると、エストロゲン優位が抑えられので、
内膜を育てる量も適度になり
月経血の排出も楽になってきます。


ぜひ、やせぺら女子は
鍼灸治療で胃腸の消化力をアップして、
消化の負担から身体を助けてあげてください!


また、月経血が多くてお悩みのあなた。
やせペラ女子に当てはまらないあなたでも、
「今回出血量が多かった!」と
思う事があれば、もしかしたら
一時的にエストロゲンが優位になっているのかも
知れません。


ストレス過多になっていないか?
食事の量が多すぎなかったか?
一度,自分に問いかけてみてくださいね。

月経でわかる、
ホルモンバランスの乱れについての
お話でした。

卵のアンチエイジング・ホルモン担当
岡井志帆がお届けしました。



不調の原因はホルモンバランス!プロゲステロンは悪者ではありませんよ

2015年04月21日 [記事URL]

生理前になると、偏頭痛に悩まされたり、
気分が鬱々してしまう・・。
そんな不快な症状にお悩みのあなた。
実は、女性ホルモンのバランスがくずれている事が原因です。

続きを読む

女性ホルモンといえば、
エストロゲンとプロゲステロンがあげられます。

エストロゲンは、美肌ホルモンと呼ばれて
排卵までの低温期に活発に分泌されます。

プロゲステロンは、排卵後の高温期に分泌されるホルモンです。
この時期に、ニキビなどの肌トラブルが起こったり、
強い眠気が出たりするのはこのホルモンが原因とされます。

そのため、プロゲステロンは「不美人ホルモン」と言われて
毛嫌いされることが度々あります。


じゃぁ、プロゲステロンは控えめのほうがいのか?
というと、そうではありません!

実は、辛いPMSやひどい生理痛の不調の原因が
プロゲステロンが少ない事によって
起こっていることもあるのを
ご存知でしょうか?


わかりやすくいうと、
無排卵時などがそれに当たります。

エストロゲンばかり分泌されて
プロゲステロンが十分に足りていない状態です。


プロゲステロンは排卵後の黄体や、
未熟なまま排卵されなかった卵胞から形成され
分泌されます。
という事は、排卵しなければプロゲステロンは
作られない!という事になります。
まさに、無排卵時の状態ですよね。

また、年齢が高くなり未熟卵胞が
たくさん育たなくなった方も、
材料が少ない為にプロゲステロンの分泌量が
減ってしまいます。


すると、エストロゲンばかりが身体にある状態になり、
バランスがくずれてしまいます。
なので、エストロゲンの作用が強くなり、
さまざまな不快な症状が出てきます。

胸がはったり、内膜が厚くなりすぎたりしてしまいます。
そのため、月経量がふえてしまいます。
不正出血も症状の一つです。

他にも、エストロゲンが過剰になると
体重がアップしたり、鬱の症状がでたり、
疲労感が強く出たり、無性に甘いものが食べたくなったり
といったことも起こります。
また、エストロゲンは血管にも作用するので、
生理前の急激な減少から血管拡張をおこし
偏頭痛の原因となる事があります。


プロゲステロンは、決して悪者でありません。
普段は、エストロゲンの働きが暴走しないように
プロゲステロンが抑制してくれているのです。

また、プロゲステロンは幸福感を与えてくれたり、
お肌や髪に潤いを与えてくれたりといった、
良い働きもしてくれています。
そう思うと、プロゲステロン様々ですよね。

無排卵を例に出しましたが、
黄体機能低下症のような、プロゲステロンの分泌が
少なくなっている人も同じです。
エストロゲンに対してプロゲステロンの分泌量が少ないので、
暴走を抑えられなくなっているのです。


もともと身体が細くて丸みのない体型の方は、
プロゲステロンが出にくい体質になりやすいです。
成長期にプロゲステロンの分泌が少なく、
胸など身体が丸く発達しなかった方です。
(ドキッ!書いていて胸が痛みます。)

上半身がやせているのに、
お尻や太ももだけぽっちゃりしている方も、
エストロゲン過剰になっている傾向があります。
(ますます、ドキッ!!)


それならば、プロゲステロンがしっかり分泌されるように
身体をととのえていきたいですよね。


プロゲステロンの分泌を活性化させるには、
ビタミンEがよいそうです。

おなじみのアーモンド、ナッツ、カボチャ、アボカド、
イワシなどです。
これらの食品を上手に取り入れて、
ホルモンのバランスをとっていきましょう。


また、ストレスは大敵です。
ストレスが多くなると、身体を守る為に
副腎皮質からコルチゾールが作られます。

どんどん産生されると、材料も消費されていきます。
その材料というのが、プロゲステロンと同じ
コレステロールなのです。

ストレスに対応する為にコルチゾールがたくさん産生されると、
コレステロールが大量に消費され、
プロゲステロンの材料が激減。
そのため質も悪くなり、分泌量も減少してしまいます。
これも、遠回りですが原因のひとつにあげられます。


また、この逆もあります。
身体がプロゲステロンの産生を優先すると、
ストレスに対応するためのコルチゾールが、
材料不足のため減少してしまい、
イライラが止まらなくなってしまいます。

生理前にイライラするのも、
わかる気がしますね。

東洋医学でも副腎は「腎の臓」で「水」のグループです。
イライラするときは、「肝の臓」である「木」のグループがたかぶります。
そのため、「水」からエネルギーを奪います。
すると、「腎の臓」「水グループ」の元気が取られてしまうのです。
「水」は生殖機能に関係します。
生殖活動、生命力を取られては困ります。

鍼灸治療としては、「水」グループを助けて、
「木」のグループがイキイキ活動できるように
お手伝いしてあげるようにしていきます。

其の為にも、いいもの食べて身体に血を作り、
身体を動かして気と血をスムーズに流すようにする
生活を、心がけてもらうようにお願いします。


様々なホルモンが
絶妙のタイミングで切り替わり
バランスを保っています。


月経量が多くてこまっている。
頭痛に悩んでいる。
気分が落ちこんで辛い。


そんなあなたも、
生活を見直していけば
楽に過ごせるようになりますよ。
鍼灸治療でもお手伝いしていきます。

快適な月経生活をすごしましょう♪

卵のアンチエイジング・ホルモン担当
岡井志帆でした。



子宮に血流をアップ!ドロドロ経血にさようなら♪

2015年04月14日 [記事URL]

毎月の月経は、女性の身体のバロメーター。
きれいな経血が、サラッと出てくれて、
生活に何も支障がないのがよい状態です。

続きを読む

でも、多くの女性が
月経のトラブルに悩まされています。

月経の度に痛みに悩まされる。
月経量が多過ぎて、外出にも困ってしまう。
ドロドロの経血が一度に大量に出る事があり、
ナプキンからの泄れが気になってしまう。

そんなあなたは、東洋医学でいう
「瘀血(オケツ)」という状態なのかも
しれません。

足先や身体の冷えを常に感じていたり、
目の下のクマが気になる。
足が浮腫みやすくて、ふくらはぎの痛みやだるさに
悩んでいる。


そんなお悩みを改善する為に、
「ウォーキングをしてください」
「ストレッチしてください」と
口を酸っぱくお願いしています。


「いつも寝る前にストレッチはしています!」
そんな方でも、
「あまり改善されているとは感じない・・・」
そう思っているあなた。
実は、効果が最大にいかせてないストレッチを
しているのかもしれません。


では、効果のあるストレッチとは
どんな状態なのでしょうか?

わかりやすく言えば、
そのストレッチをした後、
身体の爽快感を感じるかどうかです。

「スッキリした〜」
「身体の疲れが取れたのがわかる!」
という、「体感」があれば
リフレッシュできていると言えます。


しかし、お家でするセルフストレッチで
どこまで爽快感を感じれているでしょうか?


たとえば、ふくらはぎの疲れをいつも感じているあなたなら、
ストレッチをした後に
その不快な症状は取れているでしょうか?

一度、自分のふくらはぎを触ってみてください。

「そっと筋肉を掴むと、とんでもなく痛みを感じる!」
「さするだけでも飛び上がるくらい痛い!」

ストレッチをしても、それが改善されていないのであれば、
効果的な動きが出来ていない、
もしくは動きが足りないと考えられます。


とはいえ、体力がない方が多いのが
妊活女子です。

最初は、ゆったりリラックスしたヨガから
始めてみてください。

それで、身体のダルサが取れてスッキリした!
元気になった!と感じれればOKです。

でも、だんだん体力がついてくると
今までの動きでは物足りなくなってきます。


その時は、すこし激しいヴィンヤサヨガのようなものに
チャレンジしてみてください。

運動量も多く、流れるようにポーズを取っていきます。
そして、かなり筋肉を動かす事ができます。
また、呼吸を意識して動くので、
体中に血液が巡っていくのがわかります。

筋肉がほぐれてくると血流改善され、
リラックス効果がより大きくなります。


呼吸と血流、両方を意識出来るので、
妊活女子にはとってもいい運動です。


同じストレッチをするなら、
何となくでは無く、
効果的にしていきましょう!


大事なのは、「体感」です。

「スッキリした!」
「満足した!」
「気持ちいい〜♪」

このような、自分の「体感」に意識を集中させ
感じていく事をしてください。
それが、一番自分をかわいがってあげる方法です。

結果、子宮・卵巣の働きにも良い影響が
あらわれますよ。

ドロドロ経血ともサヨウナラ。
イキイキ妊活ライフをおくりましょうね♪


以上、月経の改善、子宮・卵巣の活力アップの
コツでした!


卵のアンチエイジング担当
岡井志帆



高温期におすすめの「葛(くず)」

2015年04月07日 [記事URL]

生理前の頭痛、便秘、熱くて胸苦しい、
肩こり等に悩んでいる。
高温期を快適に過ごしたい!
そんな方におすすめの食べ物です。

続きを読む

生理前の高温期は、何かとトラブルが多い時期です。
生理前の頭痛、便秘、熱くて胸苦しい、肩こり、等など
様々な症状に悩まされます。


また、ベビ待ちさんであれば、
着床、妊娠維持のために
身体を上手に温めたい時期です。

そんな繊細な時期であると、
不快な症状を取り除きたくても
強い刺激はさけたいんですよね。


普段なら、自分で肩をゴリゴリ揉んだりしてたのに。
それも、今はちょっと控えたいところ。
でも、自分で軽く肩を回すくらいでは
なんだかスッキリしない・・
「どうしたらいいの〜?」と、お悩みではないですか?

そんな、お姫様な時期である
高温期にピッタリなものを紹介します。


それは、「葛(くず)」です。
葛湯(くずゆ)や葛餅(くずもち)なら
聞いた事ありますよね。

「葛(くず)」は、マメ科クズ属で
毛におおわれたツルをのばします。

私の記憶には、子供の頃に
堤防にわんさか生えていたように思います。


根っこが大きく育ち、
それを粉にしてデンプンにしたものが
葛粉(くずこ)といって食用にされています。


お湯に溶かしてトロミのある葛湯(くずゆ)、
固めて葛餅(くずもち)、葛きりとして
楽しめます。


漢方では、葛根(かっこん)という生薬として
粉ではなく角型に刻み乾燥させたものを
使用します。

気味は、甘辛平。
肌を解き、表を発し、汗を出します。
頭痛、煩熱、酒毒、瀉痢、発狂、嘔逆を治し、
渇きをとめ、二便を利し、鬱火を散じます。


葛根(かっこん)は、陽明胃経と、太陰脾経にはいります。
この二つの経は、お肌と肌肉に関係します。
甘みと辛みが、肌にある邪をとり、
肌を開いて汗を出させます。
なので、食べたときに、フワァーと背中が暖かくなり
汗ばむのがわかります。
そのため、気がめぐり血行がよくなるので、
肩の疲れも取れやすくなります。

食べ過ぎて苦しむ胃腸をたすけるので、
胃の熱をとり、おしっこや便通を改善します。

額(ひたい)やこめかみ辺りが痛む頭痛によく効きます。

鬱々した気分を発散させて沈めてくれます。


気味が「平」とありますが、実は「微温」で
温める効果もちゃんとあります。
でも、汗を出したり、火を涼しくさせる効果も併せてもつので
「平」とされています。


これらをみると、高温期の不快な症状である、
「身体が熱い!」
「便秘、下痢で苦しい!」
「気分が鬱々する!」
「肩が凝る!」
「頭痛がする!」
「なんだかイライラする・・!」
といった諸症状にバッチリ効果があるのがわかります。


食欲が上がる時期でもあるので、
葛(くず)を食事に取り入れて胃腸を休ませてあげましょう。
身体もポカポカ温まり、変な身体の熱さは涼しくしてくれますよ。


普段手に入いるのは、お店で販売されている
粉状のデンプンである葛粉(くずこ)ですが、
自分で土から掘り出して来る事も可能です。

その時は、くれぐれも生のままで食べないで下さいね!
ベビ待ちさんには要らない食べ物です。
生でたべることはないとは思いますが、
注意事項でした。


月経周期の高温期。
快適にすごせますように♪

快適月経生活、
卵のアンチエイジング担当
岡井志帆でした。




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