テーマ別ブログ - 不妊治療専門漢方鍼灸治療院 馬場聖鍼堂

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節分の豆で卵のアンチエイジング!

2015年02月03日 [記事URL]

今日は、節分です。
季節が変わる節目の大晦日に当たります。
特に、立春は新しい年の始まりとして大切にされています。
今回は豆まきの豆を上手につかって、
卵のアンチエイジングに役立てましょう。

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豆まきに使用される豆は、大豆を炒ったものです。
「邪気を払った豆から芽が出ないように」という意味が
あるようです。
面白いですね。

地方によっては、落花生を豆まきに使用するそうですね。
落花生の中身はピーナツです。
関西にはない風習です。
豆が汚れないので食べやすい、という点が良いですよね。


季節の変わり目には邪気が生じると考えられていました。
なので、節分を大事にされているのですね。
たしかに、冬から春に変わるこの時期に
体調を崩される方は多いです。

「穀物には生命力と邪を払う力がある」と考えられていたので、
鬼に当てて邪気払いにするとされたようです。
魔目(目に当てるから)、魔滅でマメ。
昔から、日本人は言葉を大事にしていますね。

豆といったら、女性の味方!
どの文献を読んでも、身体によいと書かれています。
みなさんご存知の「大豆」を東洋医学的に見ていきますね。

東洋医学的には、甘温の性質。
中をゆるやかにし、気を下し、大腸を利し、水張を治し、
腫毒を消す。とあります。
食べ過ぎると、気が塞がり、痰を生じ、セキが出て、身体が重くなります。

現代では、豆だけをそんなに大量にたべることは無いと思いますが、
枝豆などですと、美味しくて食べ過ぎてしまうのかもしれませんね。

豆まきに使用する「炒った豆」は熱性が強くなるので、
こちらも食べ過ぎると身体に熱がこもってしまうので
ご注意ください。年齢プラス1個で十分かと思います。

東洋医学の文献で調べているのですが、
大豆の隣に「黒豆もやし」の項目がありました。
「もやし」にもいろいろ種類があって、緑豆とかが身近ですよね。
同じ「もやし」でも、「黒い皮をかぶった豆もやし」がありますよね。
スーパーでよく見るあれです!それを「黒豆もやし」とよびます。

こちらは、「婦人の悪血」に効果があると書かれていました。
気になったので、こちらもご紹介してきます。

五臓の不足を養い、胃の気の詰まったのを解きます。
気を増し、お肌を潤わせます。
また、腎にもよいとされています。
胃の熱をとり、水の病で張満するのを治します。

煮豆も美味しいですね。
文献にも、「甘美なもので」と書かれているくらい、
美味しい物です。
醤油や味噌豆腐などの加工品という形で口にする事も多いです。


今晩は、普段食べない「炒り豆」を食べて
「邪気を払って」くださいね。

窓を開け「鬼は外!」と、全ての部屋を清めていきます。
清めた部屋から窓を閉めていくのが大事です。
全て払い終わったら、今度は玄関から「福は内!」と豆をまいていきます。
食べるときは、「福は内!」の時にまいたものを食べてくださいね。
そして、黙って食べてください。
普段の食事とは違い「静粛な場」という意味もあるそうなので、
沈黙の中で食べるようにしてくださいね。

そして、「黒豆もやし」も身体にはとっても良いです。
生殖器に関係する「腎」の臓によいとされているので、
食べる事で腎を補います。
女性の見方、悪い血を破る働きがあります。

節分の今日に、ぜひ大豆の力を使って、
卵のアンチエイジングに役立ててくださいね。

明日から立春。
妊娠ブームの時期がやってきます!
大地の気を受けながら、
妊活頑張っていきましょう!

卵のアンチエンジング担当
岡井志帆



不妊治療は必要な検査を受けてからスタート!

2015年02月01日 [記事URL]

不妊専門クリニックを受診すると、まず最初は検査から始まります。
女性の場合、必要な時期に必要な検査を順番に受けていきますので
1~2周期くらいは検査で終わるかもしれません。
でも男性はいつからでもOKです!

女性のほうが時間がかかるのですから、男性は先に終わらせましょう!!
それが"時間の無駄"をつくらない第一条件です(^^)

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ということで、男性の検査とは精液の検査になります。
「一般精液検査」では以下のような項目があります。

● 精液量
● 精子濃度
● 総精子数
● 精子運動率
● 正常精子形態率
● 白血球

医療機関によって、プラスアルファの項目があることも。

他に、血液検査で男性ホルモンなども確認します。
精液所見に問題があれば、さらに詳しい検査があります。

また、外陰部の診察や問診などもありますよ。

一部の女性の検査のような痛みを伴うものはありませんので、
必ず受けてくださいね。
そして、その結果が"男性らしさ"を損なうものでも
"男の沽券"に関わることでも、
決してありません
ので、ほんの少しの勇気を出して
お二人の未来のために、検査受診してください。


では、女性側の検査一覧です。

1.血液(ホルモン値、感染症)
2.子宮頸がん
3.超音波(子宮、卵巣)
4.卵管造影
5.フーナーテスト/子宮頸管粘液

基礎体温表はあらかじめ2~3ヶ月分を記録していきます。

血液検査では抗ミュラー管ホルモン(AMH)や
甲状腺機能なども一緒に受けておきましょう。
高齢になると特に重要になってくる検査項目です。
また、年齢が若い方でも問題があるケースもありますので
省略せずに受けてくださいね!

女性の場合、生理期間、排卵期、黄体期、とそれぞれに
必要な検査がありますので、お仕事されている方は
日程調整が難しいかもしれません。

毎月生理があるからといって、必ず排卵があるとは限らず、
症状が出ない子宮内膜症や筋腫、ポリープなどもありますから
必ず一通りの検査を受けるようにしましょう。

卵管造影検査も、"時間の無駄"をつくらないために必須の検査です。

少し前になりますが、テレビ番組で
陣内貴美子さんがご自身の体験をお話されていました。
最初に卵管造影を受けていたら・・・と悔やまれます。
 ⇒ http://www.j-cast.com/2015/01/23226092.html
   「壮絶「不妊治療」を告白」

特に問題が見つからないからといって、
ずっとタイミング法に頼っていても
違う病院で詳しい検査を受けたら新たな問題が判明(゚Д゚)
ということもあります。

同じ産婦人科で10年もタイミング法を続けていた方も
実際いらっしゃいました。
ほんとうに、もったいない10年間です(T_T)
もっと前に、検査さえ受けていたら・・・

また、半年、一年と時間が経てば変化していく数値もあります。

ぜひ定期的にご自身のお身体の状態を見直し、
最新の正確な状態を把握するようにしてくださいね。

それが"時間の無駄"を省く一番の方法です。


検査を受けたら、その結果を踏まえて対処法を検討します。

手術が必要になるケースもあるでしょうし、
まずはタイミングから、ということもあるでしょう。


ただ、妊活は妊娠だけがゴールではありませんね

妊娠後は無事出産して、育児をしていかなければなりません!

そのために、今から準備が必要なのです!!

妊娠して力尽きてしまってはダメですからね...。

将来を見据え、体質改善をして備えていきましょう(^_^)/

体質改善は、東洋医学的な体質判断が前提です。
西洋医学の検査と同じような位置づけです。
妊娠しやすい身体づくりをお望みの方は、
まずは体質判断を受けてくださいね!

メールでも簡易な体質判断が可能です。
 ⇒ http://www.e-harikyuu.com/consultation.php
   「無料診断&相談」を受けてみてくださいね!

高齢不妊担当の近藤琉水がお届けしました(^^)



食べ物で血を補って流産予防!

2015年01月29日 [記事URL]

前回までは古典から流産の対処法を学び、
流産予防に役立てよう!というシリーズでお送りしていましたが、
役立つ内容はありましたでしょうか?(^^)

前回をもって、そのシリーズは終了とさせていただきますので、
今回からはまた新たなテーマでお送りしていきますよ!

繰り返す流産。

「自分できることがあれば予防したい。」

続きを読む

そう思いながらも何をしたらいいのかわからない・・・

妊娠、それはすごく嬉しいことです。
出口の見えないトンネルとよく例えられるように、
不妊治療に入ると、無事に妊娠できるかどうか保証もない中、
進んでいくしかありません。

そんな不安との闘いの末、
やっとの思いで願いが叶って妊娠できても
妊娠したらまたさらなる不安がつきまといます。

"流産"

流産の予防はできたら早いうちからスタートできれば
それに越したことはありません。

待ちに待った陽性反応が出たときに
これまで流産の予防をしてきた場合と
してこなかった場合とでは気持ちの面でも全然違うと思いませんか?

少しでも安心できる方がいいですよね。
妊娠してからはとくにリラックスが大事です。
なので、今のうちから流産予防をはじめましょうね。

ということで、
今回は誰でもできる食べ物で流産を予防する方法をお伝えします(^^)


妊娠したら子宮に血を送ることが大切です。
月経や妊娠にとって大切なホルモンをはじめ、
卵を育てるための栄養も"血"という運び屋によって
運ばれるからです。

全身を流れる血。
その血はいろんな原因によって少なくなってしまいます。

身近でわかりやすいところでいうと、毎月の月経ですよね。
生理的に起こることなので、これは止めようがありません。
とくに、子宮内膜症があると、大量の血が一度に出ることになるので、
血の消耗が激しくなります。
なので、女性は月経がある分、
毎日の食事から補ってあげることが大切なんです。

またお仕事で目を使うことが多い場合も注意が必要です!
"目は口ほどにものをいう"などといったりしますが、
それぐらい、東洋医学的にも目は大事なところで、
目を酷使すると血を消耗してしまうからです。

PCや事務仕事など、
どうしても目を酷使しないといけない環境にいる方は
目の疲れを癒すことを心がけましょうね(^^)

さらに、激しい運動をしている方は汗だけでなく、
血も一緒に消耗してしまうので、
妊活中はできれば控えた方がいいですよ。
また過去に激しい運動をしていた方も
その時に血をたくさん消耗してしまった可能性があるので、
その分、血を補ってあげることが大切です!

このように、一見全然血と関係なさそうなことでも
血の消耗につながっているのだと思うと、
なおさら血を補うことが大事だと思いませんか?


血が不足することを東洋医学的に「血虛」といいます。
(貧血とは考え方が少し違います)
血虛になると、肌の乾燥、目の疲れ、不眠、めまい、髪のパサつき、
爪がわれやすかったりといった爪の異常、動悸
などの症状が起こりやすくなります。

ダイエットをしたことがある人や、
偏った食事が続いていても起こるので、
現代人で血虛になる人は多いんですよ~!

「自分も当てはまる(+_+)」

と思ったら・・・
毎日の食事から血を補いましょう(^o^)

血を補う食べ物には、
レバー、ほうれん草、にんじん、ひじき、小松菜、魚介類などがあります。
赤身のものが血を補ってくれます。
色が赤いものや、黒いものを食べるといいですよ!

15時のおやつには、プルーン、くるみ、アーモンド、
カシューナッツなどを食べると
血を補う効果があるのでおすすめです♪

アイスクリームや洋菓子を食べるより、
こっちの方がどろどろ血も防げて
身体にやさしく血を補えます。

血を消耗しないためには
夜の時間がポイントです!

というのも血は夜寝ているときに時間につくられるので、
夜更かしが多い方はこれを機に早寝習慣に変切り替えましょうね。

妊娠して流産を防ぎ、無事に出産して授乳をするには
どの過程においても、必ず血が必要です。
今から食べ物や生活習慣で血をたくさん補って備えましょうね(^^)

『繰り返す流産』担当、
池田由芽がお届けしました(^-^)



月経中のストレスを緩和して卵のアンチエイジング

2015年01月27日 [記事URL]

月経中にも卵は育ち始めています!
それなら、月経中の不快感を解消すれば
卵のアンチエイジングに役立つはず!
今回は、月経中にお役立ちのストレス解消アイテムをご紹介します。

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月経中と言えば、子宮に意識してしまいがち。
不要になった内膜を排出する事にばかり気を取られていて
卵巣の事はつい忘れてしまっていますが、
実は、月経時には卵はすでに排卵準備のための最終段階にむかって
急速に成長をしています。

この時期のストレスは、卵の為にも少なくしておきたいですね。

とはいえ、月経中には様々なストレス症状がおこります。
下腹部の痛み、腰痛、お腹回りの冷え、などなど・・・。


これらの症状を、月経中にはかかせないあのアイテムを
工夫をするだけで、もっともっと快適に過ごす事が出来るのです!

今回はそれをご紹介します。もうお分かりかもしれませんね!
そう!それは、「布ナプキン」です。

布ナプキンを使うと、子宮の入り口である「性器」を
フンワリ優しく包んでくれます。
その肌に当たる感覚が、とっても気持ちが良いんです。
普段つかう下着よりも厚くなるので、クッション性が
格段に良くなります。
そのため、月経の前から始まる、性器の充血により起こる
性器の痛みや不快感が軽減されます。
布ナプキンが柔らかく抑えてくれるので、
性器も優しく圧迫されて、まるで「手当て」をしているように
痛みが緩和されるのです。
また、布ナプキンをつかうと、とっても暖かさを感じます。
冬のこの時期であると、特にその違いが分かります。
体温を保温する効果が高まり、お腹の底からの冷えを防ぎます。

また、布ナプキンは、性器の形にフンワリそってくれるので、
蓋をするような効果も高まり、トイレのときに経血が
排出できるようになります。そのため、月経量が軽減したように
感じるようです。

とはいえ、月経量が多い方は不安になるかもしれませんね。
その時は、普段使っているナプキンの上に布ナプキンを挟んで使い、
直接性器にあたるところは優しく保護してあげるといいですよ。

また、布ナプキンを使わなくても、手ぬぐいを切ってたたみ、
ナプキンの上に挟んで使うだけでも効果があります。
フンワリ感じるぐらいの厚みを準備してくださいね。
(トイレのときに落とさないようにだけ気をつけて下さい。)

今は、給水性や匂いについて改良された布ナプキンも増えています。
ぜひ一度、試してみてください。
ナプキンで起こるお肌のトラブルが解消される方も多いですよ。

また、この布ナプキンの気持ちよさを体感すると、
実際お子さんを授かったあとの「赤ちゃんの気持ち」を体感出来ます。
毎日、市販のオムツを付けている赤ちゃん。
きっとナプキンを付けているお母さんと同じ気持ちだと思います。
私は、布ナプキンを体験し、赤ちゃんに布のおむつを使ってあげられたら
どんなにいいだろう!と思いました。

もちろん、「手で洗う」という手間があるので
オムツの代わりは厳しいでしょう。
でも、将来ママになるあなたには、一手間かかるけれども
布ナプキンを使って月経中も気持ちよく過ごしてほしいです。

ストレス解消は、卵のアンチエイジングには欠かせません。
おすすめアイテムですよ!

卵のアンチエイジング担当
岡井志帆でした。



今が旬の金柑(キンカン)で卵のアンチエイジング

2015年01月20日 [記事URL]

今が旬の金柑(キンカン)を食べて
卵のアンチエイジングにいかがでしょうか?

この時期気になるノドの症状にも
良い果実です。

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金柑(キンカン)は、ミカンに似ていますが
柑橘(カンキツ)類とは異なります。
キンカン属に分類されていて、
果実よりも皮が甘く、独特の香りがあり、
酸味と甘味が特徴です。


果肉は酸っぱく
そのまま食べるには向いていません。
なので、甘く煮たりドライフルーツにして
食べます。

生薬としても使われていて、
中国から伝わリました。

風邪を引いた時の咳止め、
ノドの薬として使われています。


その成分は、ビタミン類とカルシウムが豊富なところが
特徴です。

ビタミン類では、ビタミンβカロチンが
皮膚や粘膜を保護する力を持っています。

ビタミンB1,B2は、細胞の新陳代謝をアップします。

ビタミンCは、抗酸化作用が高く、
ビタミンPはヘスペリジンといって、
血流改善効果があり、抗酸化、抗不安作用もあるので
卵のアンチエイジングを頑張っている妊活女性には
ピッタリの食材ですね。

金柑(キンカン)の独特の香りが、
自律神経を整える働きもあるようです。
この辺りが、抗不安作用に効果がありそうですね。


東洋医学では、酸っぱく、甘味があり、温める作用があり、
気を下し、膈(ムネ)を快にし、
渇きを止め、酲(二日酔い)に良いとされています。
そして、やはり皮が良いと書かれています。


この時期、風邪を引きやすかったり
ノドを傷める事も多いです。
お薬を飲む前に、金柑(キンカン)を
刻んでティーに入れて飲んだり、
ドライフルーツとして食べて
風邪対策につかいましょう。

卵のアンチエイジングと一緒に使える
お役立ちの食材でした。

風邪に負けず、卵活頑張りましょうね!

卵のアンチエイジング担当
岡井志帆



不妊の悩みは尽きないものですか?

2015年01月18日 [記事URL]

いざ妊娠してからのことって、考えたことはありますか?

高齢不妊で気持ちも焦り、とにかく早く妊娠したい!
という思いが募って、意外とその後については
想像力が及ばないこともあるようです。

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ですので、ベビ待ち段階の今現在、将来のことなんて
ピンと来ないというのは当然のことだと思います。

「妊娠前」「妊娠中」「出産後」と、大きく分けると
この3期間で、それぞれまったく異なった悩みがあります。
これもまた、当然のことですよね。


誰でも切羽詰まると目の前のことでいっぱいいっぱいになり、
自分の抱える悩みだけで他のことに思いをめぐらす余裕は
無くなるものです。
だから「妊娠中」の悩みなんて、今から悩んではいられない、
というのがほんとうのところ。

先日も、妊婦さんが「治療中の頃がもう遠い昔過ぎて
何に悩んでいたのかもわからなくなってしまった」と
おっしゃっていました。

その方はその方で、以前はすごく悩まれていましたし、
現在はマタニティ期特有の心配事で心中穏やかではないわけで、
決して「のど元過ぎれば」ということではないのです。


共通しているのは、妊娠前にお悩みや不安、ストレスが大きすぎて
精神的にダメージを受けてしまうほどの方は、
やはり次の時期、段階に進んでも同様に思い悩んでしまいがち
ということがあります。

思考の癖や性格的なところが大きいようです。
心配性は心配性、ということでしょうか。


というわけで、ベビ待ち中に思い悩む傾向がかなり強い方の場合、
妊娠した途端に人生バラ色~ というわけにはいかないかも
しれません。

将来にわたっても、もちろん子育てという大プロジェクトにおいては
次から次へと難問が押し寄せてくるでしょうし、
それを一つひとつクリヤして、乗り越えていくのが
人生というものなのかな、と思います。


とくに、出発段階で"高齢"ということであれば、
お子さんが生まれて、10年後、20年後、と先々のことを
イメージしておくことは、ある程度必要かと思います。

お子さんが何歳でどのような発達段階になっているか、
そのとき自分は何歳で、どういう状態だろうか、
ということを大まかに把握しておかれることは
損にはならないはずです。

ただ、なってみないとわからない事態も多いはず。

あまり先々のことを心配しすぎたり、恐がり過ぎたりしては
前に進めなくなりますよね。

また、どんなに心配しても、子どもの人生は子どもの人生なので
親でもコントロールできない部分はあります。


心配性の方は、ずっと先々に起こるかもしれないことを心配して
片時も心が休まらず、しんどい思いをされることが多いです。

たぶん、一生何も問題が起きず順風満帆のまま
という人生はあり得ないはずです。
とはいえ、ずっと常に心配しっぱなしの人生も、
辛いですよね...

ある程度は仕方無いと割り切って歩いていくしかないです。

なので、先々のことを考え過ぎないのがいいのかな。
きっと、いつか火の粉は飛んでくるのでしょうが、
来る前にまだ幻の火の粉に身を焼かれる必要はありませんよね。
すでに全身火傷状態だったら、実際に飛んできた火の粉には
もう対応できる余力がなくなってしまってるかもしれないからです。

もし今あれこれ心配や不安で押しつぶされそうになっていたら、
「いったんこれは置いといて」ができるといいですね(^^)
妊婦さんになったとき、「何だったんだろう?」と
忘れてしまうくらいの悩みかもしれないのですから。

ちょっと頭を休めてあげるだけでいいんです。

そのほうが緊張が解け、呼吸が楽になったり、
消化がうまくいくようになったり、
身体は絶対いい方向に動きますから。


一人で悩まず、いつでも相談してくださいね!

月に1度、説明会を開催しています。
そちらでご質問していただいてもけっこうですし、
個別のカウンセリングも受けることもできますよ!
お悩み相談、受付けてます(^o^)
 ⇒ http://www.e-harikyuu.com/briefing.php



1000年以上前から伝わる習慣性流産への東洋医学的な対処法とは!?その④

2015年01月15日 [記事URL]

こんにちは!

古典を学び、現代の妊活に活かそう!
ということで、今回のシリーズでは
「習慣性流産」をテーマにお送りしています。

繰り返す流産でお悩みのあなたの
お力になれれば嬉しく思います。

続きを読む

今回は「張氏類経図翼」をご紹介します!
この本は全11巻で張介賓さんが1624年に書かれた本です。
今からおよそ400年近くも昔の本です!

この本に、習慣性流産に関することが書かれていました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

胎屢堕
命門 腎兪 中極 交信

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


説明させていただきますと

胎屢(しばしば)堕は習慣性流産のことを指しています。
命門 腎兪 中極 交信の4つはツボの名前です。
つまり、このツボたちが
習慣性流産に効果的だということが書かれているんです!


ということで、
今回は特に大事な最初の2つのツボ、"命門""腎兪"をご紹介しますね!

まずは"命門"。
先ほどの「張氏類経図翼」の
命門の主治のところに「腎虚腰痛」と書いてありました。


また、医学博士の西山英雄先生が書かれた「漢方医語辞典」という本に、
次のような命門の説明が書かれています。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

命門
命はイノチ。門はデイリグチなり。
故に命門は「生命の出入口」であって
生命に重大なる関係があると称せられている。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


また、命門について「針灸大成」(1601年、楊継洲著)
という本には、このように書かれています。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

命門
主老人腎虚腰疼、及諸痔脱肛、腸風下血

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


つまり、命門というツボは年齢を重ね、
腎が弱くなって腰が疼くときや、
痔や脱肛、それから血便などに効くと書いてあります。


ここまでで、命門が生命力にとって大切であること、
また腎を補う働きがあることがわかりますね(^^)


さらに、習慣性流産に効果的で大事なツボの一つに"腎兪"があります!
その名の通り、腎と関係しています。


腎は東洋医学では生殖と関係するところ。
(ここでいう腎とは西洋医学でいう腎臓とは異なります)

東洋医学では腎は左右両方にあると考えます。
そして、右と左でそれぞれ働きが違うんです。

右は身体を温める方向に働き、
左は主に水の代謝などに関係しています。

なので、極端にいうと、
身体が冷えるときは右の腎が弱っていることが多く、
むくみなど、水の代謝がうまくいっていないときは
左の腎が弱っていることが多いんです。


そのうえ、「針灸大成」には腎兪は虚(弱り)にいいと書かれています。
つまり、生命力=妊娠力を底上げするのに
ぴったりのツボなんです(^-^)


続けて、腎兪の漢字に注目です!
"腎+兪"
この"兪"という漢字には
「顔かたちがやわらぐ。癒える。なおす。」
という意味があります。(By.「新字源」)


ということはこの腎兪というツボには
腎を癒し、治す力があるのです。
腎が元気になると生命力、妊娠力が上がります。
つまり、卵の老化を防いで成長を助け、
子宮内膜もいい状態になるよう働いてくれるのです。
もちろん精子にも同じ効果が期待できますよ!


腎兪は一人でもマッサージができるツボです♪
ツボの取り方を説明させていただきますね!
起立して両手で左右の骨盤の上に手を置きます。
骨盤の上で少しくぼんでいて、自然と手がいくところです。
親指が背中側で、あとの4本の指がお腹側にくるようにおきます。

その時に腰で親指が当るところを押して
気持ちがいいところが腎兪です。
イタ気持ちいい人が多いです。
左右両方にありますよ。
ここを親指でぐーっと押すだけで大丈夫です。
押してみて圧痛がある人は腎が弱っています(*_*)
もしここが痛かったら腎兪のマッサージだけでなく、
たくさん質のよい睡眠をとりましょうね(-_-)゚zzz...

腎兪にお灸をしてあげても効果的ですよ(・∀・)
この腎兪を助けてあげることで、命門と同じ効果が得られます。
簡単で、しかも効果が高い腎兪のマッサージ、
ぜひやってみてくださいね♪

「正しいツボの位置が知りたい!」
という場合はいつでも聞いてくださいね(^^)

『繰り返す流産』担当、
池田由芽がお届けしました(^-^)



成長ホルモンの分泌を食べ物で補いましょう!

2015年01月13日 [記事URL]

卵のアンチエイジングには、
多くのホルモンが関与しています。
ホルモンがきちんと分泌されれば、
良い卵が成長してくれ、質もよくなります。
今回注目するのは、「成長ホルモン」です。

続きを読む

「成長ホルモン」といえば、睡眠時間。
ゴールデンタイムを思い出す人が多いでしょう。

もちろん、質のよい睡眠は重要です。
成長ホルモンを出させる為にも、
早寝・早起きを意識してしっかり寝てほしいですね。

「成長ホルモン」の働きは、身体の傷を修復したり、
細胞を新しく作り出したりすることが知られています。
そのため、「身長が伸びる為に必要!」と言われますね。
これは、成長期に「成長ホルモン」が活発に
分泌されることをあらわしています。

もちろん、卵の成長も促します。卵も細胞の一つです。
「成長ホルモン」の刺激は、卵の成長に影響を
与えます。「成長ホルモン」の刺激を受けて
卵巣から成長因子と言われるホルモンが作られます。
細胞が増殖する刺激を与えてくれるので、卵を育てる
為に必要な細胞を増殖し成長を助けます。
そのため、卵がスムーズに成長し必要なホルモンを
受ける取る準備が出来るのです。
ホルモンが十分受け取れると排卵がスムーズに行われ、
妊娠へとつながります。

この一連の流れに重要な働きをする「成長ホルモン」ですが、
成長ホルモンは、残念ながら年齢とともに
分泌量が減っていきます。

30〜40代では分泌は激減します!
それでも、卵の為に少しでも「成長ホルモン」を
出し易くする必要があります。
その為には、食べ物で分泌を補っていくことを
していきましょう。

アルギニンというアミノ酸を取ると
「成長ホルモン」が分泌し易くなります。

アルギニンが含まれている食べ物は、
大豆食品、アーモンド、クルミ、アボガド、エビ、マグロ、
鶏肉等です。

あれ?これらの食品・・・
いつも目にする「女性に優しい食品」と言われる
常連さんですよね!

やはり、これらの食品をバランスよく食べる事が大事です。

卵の成長を促し、女性ホルモンをスムーズに分泌させる為に、
食事に取り入れていきましょう。
そして、良い睡眠もお忘れなく!
睡眠最初の三時間を大事にしましょうね。


卵のアンチエイジング担当
岡井志帆でした。



1000年以上前から伝わる習慣性流産への東洋医学的な対処法とは!?その③

2015年01月08日 [記事URL]

1回の流産でも、
たとえ初期だったとしても悲しいことには変わりありません。

流産が何度も起こったら、
そのとき受ける心の傷は言葉になりません。

もうこれ以上流産をくり返さないために、、、
今回お話させていただく内容が
少しでもお役立てれば嬉しく思います。

続きを読む

昔から考えられていた"習慣性流産への対処法"。
古典の中には先人の教えがたくさんつまっています。
"妊娠数堕胎"や"滑胎"など呼び方は違いましたが、
昔から治療はされてきました。


今回ご紹介する古典は「鍼道秘訣集」です。
1685年に書かれた本で
打ち鍼という日本独特の鍼術が伝えられています。

でも、ここに書かれているのは
それだけではありません。

"心"のことについても大事なことが書いてあるんです!

『弓矢を引くときに、
意識的にするのではなくて、
無意識に我のない状態でやりましょう。
そしたら、その矢は必ず的に当たります。』

何を言いたいのか?
「無我無心」ですることが大事だということを述べています。

例えば、歩く時に意識して
右足をまず上げてから左足を上げて~
と、わざわざ動かさなくても
自然と身体が動くような感じです。

そんな自然に身をまかすような感覚でいることが大事なのです。


その後にこんなことも書いてありました。

『欲の心、怒る心、愚痴がなければ、
きれいな心でいられます。』

ここでは、欲の心、怒る心、愚痴の3つは雲に、
心は月に例えられています。

つまり、3つの雲がなければ、
月が雲に隠されず、スッキリきれいに見える
ということなんです。

このキレイな月がいい心の状態です。

こういった私たちの心身に関係することでも
何でも自然のものに置き換えて考えるのが
昔の人は得意だったんです。
なかなか情緒的ですよね(^^)


ここに出てくる一つ目の雲である"欲"。
お子さんを授かりたい一心で
ずっと妊活のことが頭から離れない方がいます。

それでは心も疲れてしまいます。
妊活とは全く関係ない時間を作りましょう!
お友達とランチに出かけてもいいですし、
散歩して外の空気を吸うのもいいです(^^)

お忙しい日々だと思いますが、
1日1回はそんな時間を作って
何でもいいので、妊活や不妊治療を忘れられる時間を
確保しましょうね!


そして、二つ目の雲が怒る心で、三つ目の雲が愚痴です。
妊活中だったらタイミングのときに
パートナーが飲み会で帰ってこなくて
タイミングがとれなくて、怒ってしまったり、
治療に協力的でないパートナーに愚痴をこぼしてしまったり、
いつもだったら何でもないことでも
むきになってしまったりするものです。


小さなことで夫婦げんかに発展したり、
治療と家事と仕事も合わされば
心も身体も限界というところまで追い込まれ、
心のゆとりもなくなってしまって当然です。

妊活中の方はがんばり屋さんな方ばかりです。
本当によくがんばっておられると思います!
たまには肩の力を抜いて休憩しましょうね。
じゃないとしんどくなってしまいますよね。

最終的に授かることができるかどうかは
誰にもわかりません。
確実な治療法はまだないのです。

だったら自然に身をまかせて
心を少し休ませてあげませんか?

「やれることはやったから、
あとは結果を待つことにしよう!」
そう思ってみませんか?

気が張りつめていると
身体も同じように
余分な力が入って血のめぐりにもよくありません。

血のめぐりが悪かったら。
赤ちゃんに栄養を送ってあげることができなくなります(+_+)


のびのびと気血をめぐらせるためには
心身ともにのびのびするのが一番です!

考え過ぎてしまうときは
バンザイしてぐーっと伸びをしてみましょう!
スッキリして気持ちがいいですよ(^^)


『繰り返す流産』担当、
池田由芽がお届けしました(^-^)



おせちの定番「黒豆」を食べて卵のアンチエイジング!

2015年01月06日 [記事URL]

お正月には欠かせない、
おせちの定番料理のひとつである黒豆。

今回は、こちらに注目してみましょう!
おせちの黒豆を食べて、卵のアンチエイジングです!

続きを読む

黒豆は、日に焼けて黒くなるほどマメに働けるように。
また、関東ではしわを寄せて煮ることで、
長寿を意味する縁起のよい物としておせちに入っています。
関西では、しわの無いように煮るが主流なので
地域の違いは面白いですね。

黒豆は栄養素がとても豊富で、
卵のアンチエイジングには欠かせない食品です。

タンパク質はもちろんですが、ポリフェノールが良い働きをしてくれます。
活性酸素を抑え、免疫力をアップしてくれるのです。
この働きも、東洋医学でいう腎の働きと同じですね。
ビタミンも豊富で、ビタミンEは抗酸化作用が強いですし、
ビタミンB群は糖や脂肪の代謝をあげてくれるので細胞の活性化に役立ちます。
鉄分・ミネラルも入っているので、血液の働きを活発にしてくれます。

もちろん、大豆ですのでイソフラボンも入っていますし、
食物繊維もあるので便秘がちな女性にはとてもうれしいですね。

東洋医学では、黒豆は、甘微寒。おしっこを出しやくする、
血をよく働かせる。熱を冷ます。毒を出す。といった作用があります。

お正月に、水分を取り過ぎて浮腫みがあり、
上はのぼせているようなヒトには効果的です。
おしっこを出しやすくして余分な水を取り、
身体の火照りも抑えてくれます。
また、身体に入ってく毒素の排出を助けてくれるので、
細胞が生き生きしてくれます。

また、黒という色にも意味があり、
黒は腎に効果があると言われています。
冬のこの時期に黒い物を食べる事は、
腎を助けやがて来る春に向けてパワーを蓄える事ができます。

腎は生殖器にも関係が深いところですので、
しっかり腎にパワーを蓄えることが大事です。
春には新しく芽吹く命のパワーが旺盛になりますので、
生殖活動にも大変適しています。

妊活に大事な冬の養生に、黒豆をどうぞ!
でも、火照りを冷ます効果を考えると、
冷やす作用があることは間違いないのと、
お砂糖で甘く煮ているので、
食べ過ぎには注意してくださいね。

お正月の縁起物、
黒豆を食べて卵のアンチエイジングに役立ててください。

今年も卵のアンチエイジングに役立つ情報を発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

卵のアンチエイジング担当
岡井志帆




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