テーマ別ブログ - 不妊治療専門漢方鍼灸治療院 馬場聖鍼堂

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不育症でも妊娠できるの?

2014年11月27日 [記事URL]

妊娠はできても、流産、死産や新生児死亡などを
繰り返してしまう「不育症」。


「不育症でも妊娠できるのかどうか」


これは、流産を経験された方だったら
すごく心配なことですよね。

続きを読む


今では、40%の女性が生涯に流産を経験します。
なので、「不育症でも妊娠できるの?」
という同じ悩みを抱えている人はたくさんいらっしゃいます。


結論から言いますと、
実は、"不育症の方の85%が無事に出産までたどりつく"ことが
研究によってわかっているんです。


不育症の原因は人によってさまざまですが、
検査と治療によって、そのうちの"85%の方が出産にたどりつけます。"


原因がわかれば、
対処の仕方がわかるので、
もちろん結果が出やすくなります。


では、原因がわからない場合はどうなのか?
という疑問が出てくると思います。


反対に、もし原因がわからなくても、
次に妊娠する確立は決して低くないんです。


昔は、染色体異常があると流産率はとても高くなり、
子どもを授かれないと誤解されていましたが、
そんなことはありません。


"染色体異常があって流産率は高くても、
最終的には多くの方が無事に出産までたどりつける"
ということもわかってきました。


ということは、諦めずに挑戦し続けることによって
チャンスが生まれるということです。
このことは流産を経験された方にとって朗報です。


流産を一度でも経験すると、

「次も流産したらどうしよう」
「流産した私でも妊娠できるのか?」


など、不安な気持ちが大きくなり、
自分に自信が持てなくなってしまうことが多いです。
仕方ありませんよね。


でも、お子さんを望まれるなら、
諦めずに挑戦し続けることが大切です。
挑戦を続ける限り、可能性は生まれます。


もちろん、しんどくなってしまった時は
休憩したらいいんです。


不妊治療は
ずっと"続けなければならない"ものではありません。


なので、しんどくなったら、
治療を休憩するのも一つの方法です。


治療から解放されると、
心の底からリラックスできて、
何もしていないのに妊娠される方もいらっしゃいます。


それほど、不妊治療は、
治療そのものがストレスになってしまいやすいもの。


少しでもストレスなく、妊活を送るためには、
息抜きやリラックスすることも大切ですよ。


できるだけ、ゆったりした気持ちのなかで
望みがある限り、無理なく挑戦を続けていきましょう。


妊活を続けていくなかで、
鍼灸による体質改善も効果的ですよ。
根本的に弱っているところ、
問題になっているところを改善していきながら、
心と身体の両方にアプローチできるからです。


一度もしくはくりかえし流産を経験したことで、
あきらめるのはまだ早いです。


自分が信じることができることは挑戦してみましょう。
やってもみないうちから、できないと思うのは
自分に自信が足りないからです。


まずは自分で自分を信じてあげましょうね。
そこからすべては始まります。
まだ、可能性はありますよ。


そして思い立ったら、すぐ行動!です。

2014年もあと1ヶ月ですが、
まだ1ヶ月あります。
ラストスパートでいい年にしていきましょうね(^-^)


『繰り返す流産』担当、
池田由芽がお届けしました~(^^)



高齢妊活で大事なことは?

2014年11月23日 [記事URL]

何度も繰り返すのは心苦しいのですが・・・
妊活高齢化、つまり以前は極めて少数派だった
40代ベビ待ち人口が激増しています。

高齢妊活。ご本人もご承知の通り、明らかに20代とは違います。
時間が無いからといってがむしゃらに突っ走るより
ちょっと落ち着いて、大事なことを見直してみませんか?

続きを読む

【妊活高齢化】といっても、
晩婚化によって遅いスタートを切られた方もいらっしゃいますし、
ずっと前から長期にわたって治療を継続されてきたという方もいらっしゃるのです。

最近では海外で卵子提供を受ける方も増えてきましたので
40代後半以降へと、ますます高齢化が進んでいます。

妊活とは、もともと"出口の見えないトンネル"と言われています。

期間が長引くほど、トンネルが長く、奥深くなっていきます。
ますます外の明かりが届かなくなり、暗闇のなかで孤独感が増します。

早くトンネルから抜け出したい、抜けられるかどうかも自信がなくなった、
という心理状態で、やみくもに手探りで動き回るよりも
気持ちを落ちつかせて、こっち! という方向を向いて歩きだしたほうが
成功する確率は高まると思います。


忘れたり見ないふりをしてはいけない大事な基本として、
妊娠・出産は最終的には人間の力でコントロールできないものと
認識しておくこと
です。
これは年齢如何にかかわらず、大前提です。

現代医学をもってしても、まだわからないことが山ほどあり、
誰にでも効く百発百中の治療法は、残念ながら無いのです。

だから「絶対!」はあり得ないことを受け入れる必要があります。

ただし、相反することなんですが、諦めないことも大事なんです。

よく高齢で妊娠・出産された方がおっしゃることなんですが、
「あきらめなくてよかった!!」


矛盾してますよね(^_^;)

どういうことかというと、
「絶対!」となると肩に力が入り、前のめりの姿勢なんです。
勢い余って、いいと言われることを次々とり入れ、
それぞれ目指す方向性がバラバラになっていることに
気付けなくなってしまいます。
なかには無駄なこともたくさんあったりして(-_-;)

頭の中は妊活のことでいっぱいいっぱいで、
全然余裕がありません。
それがかえってストレスになっているのです。


でも、ちょっと肩の力を抜いて、「ひょっとしたら」のスタンスで
諦めずにいると、心のゆとりができ、身体にもストレスがかかりません。

ハードルが高いことをしっかり認識しつつ、
難しいことを理解しながらも、完全に希望を捨てるわけではなく、
というスタンスが功を奏するようです。


高齢だから、簡単に考えていてはやっぱりダメ。
でも、高齢だからって、諦めなくてもいいのです。

そのうえで。

妊活を卒業していかれる方々を拝見して感じるのは
後悔しない妊活を!
ということです。

最後の凍結胚も無くなり、
卵がもう育たなくなって、
という時期が来て卒業を決断されるとき、
あるいは、もっと時間が経ってから、
「あのとき、もっとこうしておいたらよかった」
と後悔するのはとても辛いことです。

やめどきと理解しつつも、「あのとき・・・」と
涙される方を見るのは悲しいです。

ずっと後まで引きずってしまうのも辛いですし。

反対に、「やるだけのことはやったので後悔は無いです!」
と明るい笑顔で卒業されていかれる方を見ると
これからはご夫婦お二人で仲良く生きていかれることと、
すがすがしい気分で送り出すことができます。


女性の場合、閉経というタイムリミットがあります。
もちろん、それまでに卵子の数が減って育たなくなり
排卵もしなくなり、という時期が来ます。

その時期を最終リミットとすること。

あるいは、ひとり一人の条件に合わせて
 *何歳の誕生日を迎えるまで、
 *あと1年間(または半年)、
 *あと何回の採卵まで、
といったリミットを設定して、
それまでは集中して、できることをやってみる。
(手当たり次第という意味ではありません)
というのが後悔しない妊活になります。


私も高齢不妊担当として、30代・40代のベビ待ちさんが
納得のいく妊活ができるよう、日々応援しています。
時間を大切に、最大限の効果を引き出していかなくては
なりませんから!

年齢のせいであきらめるのはもったいないです。
あなたの中にまだまだ可能性が眠っていることもあるんですよ!!


より具体的な高齢妊活に効果のある方法については
来月の【不妊治療説明会】にてお話させていただきます。
聞いてみたい方はお申込みください。
定員がありますので、お早めにどうぞ!
 ⇒ http://www.e-harikyuu.com/briefing.php



流産したときに意識したいこと

2014年11月20日 [記事URL]

全妊娠の約15%は流産するといわれています。

偶発的に起こるご自身ではどうしようもない、
染色体の異常によって起こる流産と言われても、
どれだけ初期の流産だったとしても、
すごくつらいことですよね。

続きを読む

そんな流産を経験したとき、
意識していただきたいことがあります。


それは"気持ちを伝えること"です。
つらいこと、
感じていること、
思っていること、
全部言葉にしてパートナーに伝えるようにしましょう。


"誰にも言えない=分かってもらえない"
状況になると、しんどくなってしまいます。
決して一人で抱え込まないでくださいね。


自分の気持ちを吐き出すだけで、
心が楽になることもあります。
なので、心の内で感じていることをパートナーに吐き出して
思いを聴いてもらいましょう。
きっと優しく受け止めてくれるはずです(^^)


妊活は夫婦ふたりの力が必要で、
ふたりで一緒にすすめていかなければなりません。
そのためには、お互いが協力しあって
ちゃんと意思疎通できていることが大切です。
そのために大事なのが、"気持ちを伝えること"です。


いくら夫婦といっても、もともとは他人。
そう考えると、自分の気持ちを言葉にして
相手に伝えることがどれだけ大切かわかると思います。


よく耳にする
「これくらい言わなくてもわかってくれるだろう」
「どうしてこんなこともわからないの?」
という思いは、相手に"求めすぎ"の状態です。


"あうんの呼吸"や、"以心伝心"という言葉があります。、
これで伝わることもあるかもしれませんが、
妊活のこととなると、そうはいきません。


妊活において、これからの不妊治療のことなど、
何か大事な話をするときには
パートナーの目を見てきちんと話し合うようにしましょう。
できている方は大丈夫です。


じゃないと後から、
「もっと考えていればよかった」と後悔したり、
「よく覚えていない」
ということになり、ケンカに発展ということにもなりかねません。


よくありがちなのが、
妻がしている治療を夫が全然把握できていないということです。
当院に初めてご来院されたご夫婦によくみられることです。


せっかくおふたりのお子さんを授かるべく、
励んでいるわけですから、夢が叶う待望の瞬間まで、
おふたりでどんなことでも一緒に分かち合っていきたいですよね。


そう思うならこれから一緒に分かち合っていきましょう(^_^)
自分から歩み寄れば、きっとパートナーも歩み寄ってくれるはずです。


妊活中なら、
まずは"伝えること"を意識していきましょうね!


池田由芽がお届けしました~(^^)



「卵の老化」について考えましょう。

2014年11月18日 [記事URL]

今回は、卵の老化について
考えていきましょう。


「卵の老化」
この言葉に、みなさんはどんなイメージを
持たれていますか?

続きを読む

「卵の老化」
この言葉が意味するところは、
「年齢とともに妊娠しにくくなる」
と言うことですよね。

その原因は、大きくわけて2つあります。

一つ目は、卵の数が減少すること。
二つ目は、卵の質が悪くなってしまうこと。

この二つです。

一つ目の「卵の数」については、
みなさんよくご存知だと思います。

卵は、自身がこの世に生を受けた時から、
その数は決まっています。


そして、年齢を重ねるにつれて
その数を減らして行きます。


これは自然の摂理です。


ですので、数に余裕のある間に
『妊娠をすることが望ましい』
と言われる所以です。


今回、特に注目したいのが、
二つ目の「卵の老化」です。


私は、この「老化」というイメージを
今まで勘違いしていたことに気付きました。


今回のお話しは、少し厳しい現実を
みせつけてしまう内容となります。


もし、今現在、妊活に苦しんでいるあなた。
そして、未妊に深く悩んでいて、
心がすっかり沈んでしまっている。
そんなあなた。


ここから先は、読まないで下さい。

それは、ここからの内容が
あなたの気分を害してしまう恐れがあるからです。


でも、「私は、そんな統計的な話は全く気にしない!」
「逆に、現実を知りたい!」

そう思われる方だけ、
この先を読んで下さいね。


お願いします。

・・・・・・・・・・・・・


私は、未妊治療専門の鍼灸院にて、
アラフォ―ゲストを筆頭に
日々、「いかに順調に卵を育てるか!」
「排卵、採卵を成功させるか!」という
ことに意識を持って取り組んでいます。


そして、その卵が無事「受精卵」となり、
「胚盤胞まで育った!」という段階まで来ると、
ほっと一安心。

そして、改めて、「移植成功!」にむけてチャレンジする。
こんな毎日を送っています。


もちろん、卵の質が向上するように
体質改善をしていくことを目的に
鍼灸治療をしながらお手伝いをしていくのですが、


受精卵の移植を受けたゲストの結果について
大きな勘違いをしていました・・・

移植結果が陰性であった時、

「それは、『たまたま妊娠能力の低い卵』だった。」
という認識を持っていましたので、


40歳以上の妊活女性は流産率も高いし
「仕方がない。」と思ってそれを受け入れていました。


ですが、少し見方を変えると
この認識は大きく違ってきます。


急激に流産率が高くなる40歳以上の女性。


この方たちの、自然排卵の場合の「卵の数」と、
出産まで至った「結果の数」を比べた統計をみると、

6回排卵したとして、そのうちの1個だけ。
たった、一個の卵が『妊娠できる能力を持つ』
という結果が出ているのです。


私は、この結果に驚きました。


今までは、「移植卵がたまたま妊娠能力が弱かった」
と思っていたのが、実は、
「たまたま妊娠できる卵であった」というのが
現実だったのです。


自然排卵でタイミングを持たれているペアであれば、
半年に一回程度しか「妊娠応力を持った卵」が
育たない・・・・


この数字に、正直、愕然としました。


40代女性の未妊治療の難しさを
見せつけられました。

もちろん個人差はあります。


そして、この結果は決して「妊娠できない!」
ということではありません。

ですが、厳しい現実であることは
間違いないでしょう。

そして、この厳しい現実があるからこそ、
私たち医療関係者も必死に立ち向かおうと
しています。


クリニックのドクターは、

排卵誘発剤をいかにうまく使って採卵を成功させようと
しているのか。

妊娠できる力を持った卵を採卵する確立を上げるか。

受精卵が、いかにうまく着床できる方法は無いか。

どんな方法を使えば、良い結果が出るのか。


常に、最善を尽くされています。

また、私たち鍼灸師も
こういう現実に目を背けることなく、
鍼灸治療を使って、
いかに身体を整え、
質の良い卵を育てるか。

また、着床を助け、
新しい命をお腹の中で育て、
産み落とすまでの力をつけるのか!

少しでも早く良い結果がやってくるように、
取り組んでいるのです。

アラフォー女性のみなさん。

現実は厳しいかもしれません。


でも、「あきらめることなく」
「チャレンジ」をしていきましょう。

方法はたくさんあります。

頭から、「排卵誘発剤はイヤだ」と
思うお気持ちもあるかもしれません。

ですが、排卵誘発剤を使うことで、
「妊娠・出産まで行く力を持った卵」が
育つ可能性は少し早まります。


その可能性にかけてみることも、
選択肢の『一つ』です。


「いや、私はそれでも排卵誘発剤を使う方法は納得できません!」という
お気持ちであるなら、
徹底的に体質改善していきましょう。

できることに最善をつくして取り組む。

その過程が、あなたとその後の未来に
大きな影響をもたらすでしょう。

ご自身が『本当に望む治療法』これを
ご自身で選ぶことが一番大事です。


そうすれば、悔いなく妊活に取り組めます。

すべてが終わった時、
「やりきった」と思えることをしていきましょう。

結果は、神さまにしかわかりません。


でも、「自分は、やり遂げたか」
もしくは「やらなかったのか?」この違いは大きいです。

そして、自分でしか判断できないのです。
いつか「やりきった・・」と思える日が来るまで。
チャレンジは続きます。
長い長いチャレンジかもしれません。


私たちは、いつでもあなたのお手伝いをしていきます。

「卵の老化」と「流産率」。
今回は、すこし厳しいお話しでした。



排卵障害の原因となる「男性ホルモン」について

2014年11月11日 [記事URL]

今回は、「不妊の原因」と「男性ホルモン」です。


女子には関係ないと思われがちな
男性ホルモン。

これも、実は卵には大事なホルモンの一つです!

続きを読む

女子なのに男性ホルモン!?と、
不思議に思われるかも知れませんが、
女子にも男性ホルモンは分泌されています。


女性に大事なエストロゲンの材料となるのが、
実は男性ホルモンだったりするんですよね。

面白いところです。

ですが、これもすべてバランスが大事。

多すぎる男性ホルモンは、
妊活の邪魔をすることがあるのです!

排卵がスムーズに行えない症状の一つに
多のう胞性卵巣症候群があります。

これは、男性ホルモンが過剰になることが特徴です。


・・・・・・・・・・・・・・

ここで、卵巣の働きを見てみましょう。


卵巣は、毎月一つの熟成卵を育てます。

最初は複数の卵が活発に成長しますが、
ある時期が来ると
一つの卵だけが「卵を育てなさい!」という
ホルモンの指令に敏感に反応できるようになります。
そのおかげで熟成することができ、
一つだけ排卵に至るというメカニズムを持っています。


男性ホルモンが過剰に分泌されると、
たくさんの卵が育とうとしてしまいます。
そして、それが原因で
どれもが成熟できなくなり、
一つだけの卵を育て熟成させるという
メカニズムが乱れてしまうのです。

また、たくさんの卵が増えるとともに、
卵胞の周りが硬くなってしまって、
排卵自体が出来にくくなるということが起こります。
これは、排卵ための大きな障害になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

では、男性ホルモンが過剰になっいる人とは、
どんなヒトなのでしょうか?


男性ホルモンが多いと、

・ニキビが多い
・性格が攻撃的になる
・体毛が濃くなる

といったことが
目に見える形で現われます。

ホルモンバランスが崩れるてイライラするのも
このためかもしれません。

「大人ニキビ」といわれる
「あごのニキビ」が多くなるのは、
男性ホルモンが皮脂腺に影響するからです。


生理前に「あごにニキビ」が多くできるのは、
黄体ホルモンが少ない為に
男性ホルモンが増ることで起こります。


黄体は高温期に大切なホルモンで、
内膜を充実させたり、
妊娠を維持したりする働きがあります。

また、男性ホルモンを押さえる作用もあるのですが、
高温期に黄体ホルモンが少ないと
男性ホルモンを押さえきれずに増えてしまい、
そのためにニキビが出来てしまうことがあるのです。

黄体ホルモンを増やすのが一番ですが、
そのためには、低温期が重要になります。


良い卵が充分に熟成し
スムーズに排卵されると、
その抜け殻が黄体ホルモンに変化します。


黄体ホルモンを増やそうとおもったら、
低温期に上手に卵を熟成させることが必要なのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

また、女性ホルモンが少なくなったことで、
相対的に男性ホルモンが多くなった!
と身体が感じてしまうタイプもあります。

髪に影響があるのは女性ホルモンですので、
薄毛が気になる方は、もしかしたら
女性ホルモンが減少してきた
ことによって起こっているのかも?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このように、一つのホルモンを見てみても、
結局、あらゆるホルモンバランスが関係していることが
よくわかります。


では、ホルモンバランスを良くするためには
どうすればいいのでしょうか?

一番簡単なのが、「よい睡眠です!」

卵を育てて成熟するには、
ゴールデンタイムに睡眠を取ることが
よいと言われています。


また、男性ホルモンは起きている間に
たくさん分泌されるので、
眠っている間の分泌は抑えられます。
よく睡眠を取る、それだけで
過剰な分泌が抑えられるのです!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


東洋医学でも、
卵を育てる低温期は
"陰の気が旺盛になる時期"と捉えます。

そのため、腎の"陰の気"を蔵する力を
アップさせるために、
やはり睡眠をオススメすます。


また、腎は"生殖器の働き"にかかわる臓ですし、
ホルモン調整をする脳も"腎"に関わるところですので、
睡眠はとても効果的なのです。


もし、あなたが
「最近、生理前や生理中のニキビが気になる・・」と
感じていらっしゃるなら、
男性ホルモンが多くなっているのかもしれません!


意識して、しっかり睡眠を取るようにして、
低温期の卵の成長を助けてあげましょう!
それが、高温期の黄体ホルモンを充実させてくれますので、
過剰な男性ホルモン分泌はブロックです!


スタートは、
質の良い卵を育てることからですよ♪
よりよいホルモンバランスを目指して、
妊活に取り組みましょうね♪


卵のアンチエイジング担当
岡井志帆がお送りしました。



お腹の中で赤ちゃんを育てる力を今からつけよう!

2014年11月06日 [記事URL]

お腹の中で赤ちゃんを育てていくためには
まず、土台が大事です。
このことは、流産を予防するためにもすごく大事なことです。


そして、その土台をしっかり安定させるために必要なことは
"体質改善"です。

続きを読む

今日はその体質改善の中でもとくに大切なポイントを
お話していきます(*^_^*)


まず、赤ちゃんを育てるためには栄養がいります。

毎日の食事で口から入った食べ物は胃腸の働きによって消化され、
私たちの身体の栄養のもとを作ってくれています。
この消化の働きは私たちが生きていくために
欠かせない大切な働きです。


待望の陽性反応が出た後、
これからお腹の中で赤ちゃんを養っていこう!
という時にすごく大事な働きです。


だから、普段から栄養バランスのとれた食事をし、
暴飲暴食を控えることが大事なのですね。


でも、その消化の力だけでは、
赤ちゃんを養っていくことはできません。
食べ物から得た栄養を全身に送る力が必要なんです。


それが"気"の働きです。
それは消化とはまた別の働きになります。
運動をしたり、ストレスがたまらないように工夫したり、
リラックスしたりすることで、気のめぐりはよくなります。


心地良いと感じる時に気のめぐりはよくなるので、
自分の好きなことをしたりするのもおすすめですよ♪


そして、お腹の中の赤ちゃんが成長するために
大事なことがまだあります。


それは東洋医学的な"腎臓"の働きです。
腎臓は"成長"と関係するので、
腎臓にやさしい生活を続けていくことで、
赤ちゃんを育てる力につながっていきます。


なかなかすぐには体質は変わりにくいものです。
陽性反応が出てからは、もちろん気をつけることはありますが、
あとは、結果を見守るのみ!になります。


でもその時に「もっとこうしておけばよかった・・・」
と後悔するのではなく、
「あれだけやったんだから大丈夫」と思えるような妊活を
今から送っていただきたいと思います。


なかなか、陽性が出た時のことを想像することは難しいかもしれませんが、
この"後悔しないこと"は妊活中において、すごく大事なことです。


過ぎてしまったことを後悔せず、
今できることに力を注ぎましょう。


そして、将来のことを考えて後悔しない選択を
どんな時でもこころがけましょうね。


それができたら、どんな未来が待っていても、
きちんの自分のこととして受け止められるはずです。


赤ちゃんをお腹で育てるためには、
それだけ体力がいります。
もちろん出産、産後の育児を乗り越えるためには
それ以上の体力がいります。


そのためにも、
もともと弱い部分があるのであれば、
強くしてから万全の状態でお迎えしたいですよね。


体質改善はそのための準備期間です。


体質改善をするためには
ちゃんと自分の体質をまずは把握することが大切です。
赤ちゃんをお腹の中で育てられるだけの、
土台作りに励みましょう。


その土台がしっかりしていれば、
赤ちゃんも元気にお腹の中ですくすくと育ってくれます。


その土台作りのために必要なことは人それぞれ違います。
消化の力が弱い人、
腎臓の力が弱い人、
気のめぐりがよくない人、
他にもいろんな体質の人がいます。


体質が全員違うので
妊活にいいといわれているもので
ある人には効いても、
ある人には効かないということがあるのも当然です。


あなたの体質改善にとって一番必要なことは何なのか?
それを見つけることが私たち鍼灸師の仕事でもあります。


アドバイスが欲しい!という方はいつでも頼ってくださいね(^^)


後悔しない妊活を送るために、
赤ちゃんをお迎えし、
お腹の中でしっかり育てていくための土台作り、
そして、そのための体質改善を今からしていきましょうね!


『繰り返す流産』担当、
池田由芽がお届けしました(^^)



酵素の力をかりて卵のアンチエイジング!

2014年11月04日 [記事URL]

最近はやりの「酵素」。
ダイエットで今話題といえばスムージーですよね!

あとは、テレビでお馴染みの「まん○酵素」とか(笑)

今回は、人気の「酵素」と「卵のアンチエイジング」について
考えていきましょう。

続きを読む

私たちの身体には、数え切れないほどの種類の酵素が
常に働いてくれています。

その働きによって大きく分けて、3つ。
一つは、消化を助ける酵素。
一つは、消化した栄養を使って生きていくための
エネルギーとして働く酵素。

これらは、私たちの身体の中で作られる酵素です。
酵素の材料はタンパク質です。

もう一つは、食物酵素といって、
外からとり入れることができる酵素があります。

お肉、魚、お野菜といった生の食品や、
発酵食品に多く含まれています。


私たちが生きていくためには、
食べたものを消化して、栄養を取りだし、
それを代謝させてエネルギーとして利用して、
要らなくなったものを排出することが必要です。
また、身体を守る免疫の働きなどもあります。


これらの仕事を助けてくれるのが、
酵素の働きです。


酵素をとり入れるためにも、
良質のタンパク質を取ること、
生のものを取ることが大事です。


生と言えばお野菜が取りやすいですが、
お野菜の取り方にもポイントがあるようです。
すり下ろしたり、
ミキサーで粉々にした状態にすると、
野菜の細胞膜まで細かく砕けて、
より酵素が摂取しやすくなるようです。

なので、最近では「スムージー」が流行っているのですね!

ですが、あれだけの量をゴクゴクと大量に飲むのは、
胃に負担がかかりそうです。
少しずつモグモグしながら
噛むように味わって欲しいと思っています。
「飲む」というより、「食べる」感じです。


また、これからの季節は寒くなるので、
冷たい状態で飲み過ぎると
身体を冷やしてしまうので
注意が必要ですよ。


スムージーを朝に飲むことを
オススメしている本を
良くみかけますが、
東洋医学的には、お昼頃、
体温がちゃんと上がった頃に
常温のものを飲んだ方が
良いように思います。

冬なら、常温でも冷たいので、
30℃ぐらいの酵素を壊さない程度の
やや温かなスムージーを
飲むようにしてください。


とはいえ、やはり日本の伝統的な和食である
「焼き魚に大根おろし」といった
"タンパク質"と"すり下ろした生のお野菜(酵素たっぷり)"の
取り合わせが良いように感じます。
それらを、しっかり噛んで食べることで、
消化酵素も出てくれて
なお良くなりますよね。


スムージーが全くダメなのではなく、
それオンリーに頼るのは、
よほど必要に迫られているヒトだけ。

妊活女子は、なんでも適度に、色んな種類を、
色んな方法で取り入れていくことを
考えていきましょう。

東洋医学でもは、氣血水といったものは
全て滞りなく流れていくことを"よし"とします。


食べることで取り入れる酵素(食物酵素)、
消化するための酵素(消化酵素)、
排出するお手伝いをする酵素(代謝酵素)。

そして、免疫力をアップして
外部からの攻撃から身体を守り、
細胞を修復し、新しく細胞を作るのを助けてくれる。


この一連の流れを滞りなくできる身体が、
健康な状態であり、細胞の老化を抑えてくれるのです。


健やかな身体には、次の世代へ新しい命を
産みだす力も高まります。
 
目にはなかなか見えませんが、
見えないところで頑張ってくれている酵素を
上手にとり入れて、
体中の細胞が喜ぶ身体にしていきましょう!


ピチピチの生きの良い身体ができれば、
質の良い卵ちゃんも育ちやすくなりますよ♪


卵のアンチエイジング担当
岡井志帆でした。



高齢でも2人目に挑戦したい。

2014年11月02日 [記事URL]

体外受精でお子さんを授かった方で、
凍結卵がまだ残っている方はいらっしゃいますよね。

なんとか一人を! とがんばった努力が実り、
一児を授かることができましたが、育児するうちに、
この子にきょうだいをつくってあげたいと願う気持ちが
日に日に強くなってくる方もいらっしゃいます。

高齢でも一人できたのだから、もう一人いけるかも?

続きを読む

受精卵を永遠に凍結保存し続けるわけにもいきませんし、
今すくすく育っているお子さんを見ると
一緒に採卵をしたときの残りの凍結卵を廃棄するのは
忍びないですよね...

冷たいところに置き去りにしてるのは可愛そう、
と罪悪感さえ感じる方もいらっしゃいます。


お一人目を授かるまでは相当苦労されても、
意外と妊娠期間や出産が順調で、むしろ育児もとてもエンジョイ
されている方は、これなら2人目もいけるはず!
と前向きに考えなおしてみることもあるようです。

以前、体外受精で双子ちゃんを授かって出産され、
育てていく過程で子育てに開眼して、
3人目! に挑戦された方もいらっしゃいました。
すごいバイタリティですよね!!


当院でお二人目を希望されている方は、だいたいアラフォーの方です。
最初からお二人目不妊で初来院される方のなかには
30代前半の方もいらっしゃいますが、一人目が自然に授かったのに、
二人目がなかなか、という方だと、もうお子さんが小学生
だったりしますが、それでもやっぱり欲しい気持ちは捨てきれず、
ということがありますよね。


だいたい高齢出産は体力的にタイヘンだと認識されています。
もちろん、その認識は正しいのですが。
でも、男性で「妊娠出産」についてほとんど知識の無い方は
いらっしゃるものですが、女性でもお若い方ですと
何歳になっても産めると思われている方はいらっしゃいますね。

ぜひ体力のことだけでなく、リスクも高まることは
知っておいていただきたいと思います。
ご近所の、フランス料理が出る人気の産院ではなく、
地域の総合病院、周産期医療センターにするなど
冷静に病院選びをしていただきたいところです。
もちろん、妊娠中も気にしていただくことはたくさんありますし。

そうした高齢出産の心得は忘れてはならないと思います。

ましてや、すでにお子さんがいらっしゃるのですから、
お一人目の時のようにマイペースをキープできるわけでは
ありませんし、よりハードになりますね。

妊娠中から、パートナーの方の積極的な参加は欠かせない
と考えてください。

それが期待できない方は、実家やきょうだい、知人友人
総動員で支えてもらう覚悟のほうがいいかもしれません。

家の目の前の保育園に子どもさんを預けるとか、
いろいろ工夫されている方は多いですよね。


お一人目が卒乳して生理も再開したところという方でしたら
お身体の状態としてはまだ動きやすい段階です。
お産や育児で弱ったぶんを取り戻すのも、
比較的早い段階からがいいのです。
とくに妊娠前にしっかり身体づくりをされていた方は
身体が覚えているはずですし、1年2年のギャップなら
わりとスムーズに乗り越えることができるはずです。

お子さんが生まれてから既にもう年数が経っている方
二人目不妊と考えずに、高齢妊活として一から身体づくりを
されることをおすすめします。

「1人できたから当然できるはず」という意識は
ちょっと横に置いておきましょう。
長期間遠ざかっていたため、身体もすっかり忘れてしまっていると
思ってくださいね(^_^;)
1人目は簡単にできた方でも、身体はすっかり変わっているので
かなり難しいこともあるのです。

はじめての高齢妊活という意識で準備を始めていきましょう。

高齢から始める2人目不妊の妊活のコツは、
お一人目のときから次を想定しておくこと
です。

無事妊娠されて最後の治療の際、
「2人目のときもよろしくお願いします」と
卒業していかれる方がいらっしゃいます。

「まずは1人」ですが、もっと先のことを見据えていると
いろいろと意識が変わってくる
ようです。
「そのうちに」「落ち着いたら」と考えていると、
いつの間にか何年も年月が経過してしまうことが多く、
1人目が遅かったぶん、気付いたらもう既に時は遅し!
となっているかもしれません。

次の妊娠出産を目指していくのなら、
逆算方式で身体のつくり方や養生法も変わってくると思うのです。
産後の体調回復にも気を使いますしね!

私たちも、次を見越してサポートさせていただけますし!!

高齢妊活の二人目は、計画的にヘ(^o^)/

近藤琉水がお届けしました(^^)



運動と活性酸素の関係は?

2014年10月28日 [記事URL]

卵のアンチエンジングには、
やはり身体を動かすことが大事です!

でも、運動すると活性酸素が増えると聞いたけど?

今回は、こんな疑問にお答えします。

続きを読む

まずは、活性酸素のおさらいです。
老化を起こすといわれる活性酸素。

活性酸素は、呼吸をすることでも発生します。
なので、ふだんの生活でも活性酸素は常に発生しています。
ですが、それぐらいでは身体に備わった「抗酸化力」で押さえられるので
問題ありません。


また、活性酸素のパワーは強力で、体内に入ってきたウイルスや
菌を攻撃する役割を持っています。なので、活性酸素がすべて
悪いわけではありません。


ですが、必要以上にふえることで、私達自身の細胞に酸化を起こし
老化させる原因となるのです。


活性酸素が細胞を傷つけ、細胞膜にダメージを与えます。
それが原因となり、細胞膜の重要な働きである
細胞の栄養をとり入れたり老廃物を出したりする作用が侵されます。
また、細胞のDNAを傷つけてしまうと、細胞自体が壊れてしまうことが起ります。


常に活性酸素の影響は体中で受けるのですが、
それを防ぐために「抗酸化」が重要です。


ですので、抗酸化作用のあるものを食べたり、
活性酸素を増やすものの刺激から、身体を守る必要が
あります。

とくに、年齢と共に「抗酸化力」も衰えてくるので、
身体の回復が遅くなり、
「最近、何だか疲れが取れにくくなってきた・・・」
ということが起るんですね。


また、呼吸の回数でいうと、
夏の暑い時期に、「はー、はー」と呼吸数が増えていることに
お気づきですか?
暑いし、しんどいし、自然と呼吸が増えていますよね。
実は、呼吸数が増えることで
身体には活性酸素がいつも以上に発生しているので、
酸化の影響を多く受けてしまっているのです。


ビタミン類を多く取ると「抗酸化力」がアップします。
だからでしょうか?夏には柑橘系の果物などが美味しくて、
さっぱり口当たりが良くてつい食べたくなりますよね。
自然に身体に取り入れているのかもしれません。

スイカや、トマト等の赤い色も「抗酸化力」の強い食品の一つです。

旬の物って素晴らしいですね!


さて、運動に話を戻しますが、
呼吸をすると活性酸素が増えるので、激しい運動をすると
呼吸数が増えて活性酸素の影響が多くなります。

だからと言って、身体を動かさずじっとしていればいいのかというと
そうではありません。

運動をしていない人の方が、
「健康的に見える」と思う人はいないはず。


やはり、適度な運動は身体を元気にしてくれますし、
かえって活性酸素の影響を減らす
「抗酸化」の助けをしてくれるのです!


私達の身体には、活性酸素で傷ついた細胞の
DNAを修復する作用が備わっていますが、
適度な運動をすることでその機能を高めてくれる
作用があるらしいのです。


その他にも、活性酸素の原因にもなるストレスの解消、
心肺機能が高まり呼吸数が減る、血管の機能が高まる、
などのいい作用が沢山あります。


なので、適度な運動!
やはり「ウォーキング」や「お散歩」を定期的に
楽しむことが大事になります。


それでも、少し"スポーツ"を楽しみたい方は、
お食事で抗酸化作用のあるものを
取り入れていきましょうね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
東洋医学でも、腹式呼吸のような
「深くてゆったりとした呼吸」をすすめています。
下腹に空気をタップリ入れるような大きな呼吸は、
丹田にしっかりエネルギーを取り込みます。


普段から、浅い呼吸をしていないかチェックして、
ゆったり大きな呼吸を意識してみましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・

卵のアンチエイジング担当
岡井志帆がお届けしました。



繰り返す流産の治療で大事なこと

2014年10月23日 [記事URL]

すべての妊娠の12~15%、7~8人に1人の割合で
起こると言われている流産。
その頻度は決して少なくはありません。


そのうえ、高齢になるほど流産率は高くなり、
40歳以上では30%以上、3~4人に1人という高い確率で、
流産は起こってしまいます。

続きを読む


流産とはどういうことをいうのでしょう?
流産は、妊娠22週までにお腹の中で赤ちゃんが育たなくなって
妊娠を継続することができなくなることをいいます。


この流産が連続で3回以上繰り返して起こることを
習慣性流産と呼びます。


また、同じような意味で使われている言葉に"不育症"がありますが、
不育症には妊娠22週以降の死産も含まれるので、
より広い意味で使われています。


何回流産を繰り返すと不育症という定義はまだ定まっていませんが、
一般的には2回連続して流産・死産があれば不育症と診断されます。


今日はそんな流産の種類と繰り返す流産の治療で大事なことを
お伝えしていきますね。


流産はそのほとんどが実は12週までに起こります。


そして、流産には種類があって、
胎児が子宮の中で亡くなってから、
身体の外に出てくるまでの段階によって、
稽留流産、進行流産、不全流産、完全流産の4種類に分けられます。


◆稽留(けいりゅう)流産
子宮内で胎児(胎芽)が死亡し、停滞している状態。
自覚症状はありません。
6~8週頃の健診時に心拍が確認できないことでわかります。
子宮内容物を取り除くことが必要です。


◆進行流産
子宮口が開いて、子宮の収縮により、
胎児が出始めている状態。
下腹部痛とかなりの出血が見られます。
これも、子宮内容物を取り除くことが必要です。


◆不全流産
子宮内に胎盤の一部が残っている状態。
これも、出血や下腹部痛が続きます。
残留物を取り除く処置が必要になることが多いです。


◆完全流産
子宮内の胎児や胎盤がすべて出てしまった状態。
出血や下腹部痛はだんだんとおさまっていきます。
多くは内容物の除去は必要ありません。


残念ながら流産と診断された場合、
完全流産以外は子宮の中の胎児や胎盤などを
取り除く手術が必要になることが多いです。


妊娠後、出血と下腹部痛があったらすぐに
病院で相談するようにしましょうね。

段階によってさまざまな種類がある流産ですが、
いろんな原因はあっても、
12週までの初期に起こる流産の7~8割が、
胎児の染色体異常によるものと考えられています。
その流産はお母さんが何かをすることで防げるものではありません。


とはいっても流産を経験することは
つらくて苦しいですよね。


「何か流産につながることをしてしまったのかな?」
と自分の中で原因を探すのではなく
偶発的に起こった自然現象だととらえましょうね。


そして、流産の種類に関わらず、
流産が続いたときにするべきことがあります。
とても大切なこと。
それは"検査"です。


不育症専門の検査を行い、
原因をつきとめることでできる治療法もみえてきます。


より早く結果を出すためにも
とても大事なことですので、
流産を繰り返しているけど、
まだちゃんと不育症の検査をしていないという方は
まず検査を受けてみましょう。


原因がわかれば、不安な気持ちも楽になることが多いです。


また、原因不明の場合でも無治療で、
次回の妊娠はうまくいくことが多いんですよ。


ゴールが見えないといわれる不妊治療ですが、
焦らず、できることから一歩ずつ進んでいきましょうね(^_^)


池田由芽がお届けしました(^^)




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